私たちの取り組む課題
ほっと岡山は、東日本大震災の被災者に関わる社会問題に取り組んでいます。
災害により余儀なくされた暮らし。
被災や避難により孤立が引き起こされることも。
孤立の背景には深い喪失があります。
故郷は今もあるけれど震災前とは違う、 自宅はあるけれどそこに住めない、家族や友人は今も存在するけれど関係が変わってしまった。「今もある。しかし以前とは違う、失っている」。そうした感覚から生まれる苦しみや葛藤を抱えている避難者の方もいます。
人は安心して話せる他者がいると、将来や生きる意味を言語化し、回復することにつながります。社会の中で語りにくさが強いほど、「実はね」と本音が話せる場と関係性が、その人にも、そして巡りめぐって社会にも大切だと実感しています。
なぜこの課題に取り組むか
避難者の方々にとってほっと岡山は、
過去をなかったことにせず、これからもあり続ける人との関わりの場所です。
人との関わり = 将来や生きる意味を取り戻す力
を、届けています。
安心して話せる他者がいることで、将来や生きる意味を言語化し回復することができます。
その後、自らやりたいことを見いだして、企画運営される方のスタートアップも応援しています。
寄付金の使い道
さまざまなタイプの相談やカウンセリング、交流の場を提供するだけでなく、一番大切にしているのは、一人ひとりにじっくり時間をかけて寄り添うこと。
正解がない中でも、いつか困難を乗り越えていけるよう、一緒になって考え、経過を支えています。
そして、それを続けていくため、より多くの人に届けていくためには多くの時間とお金が必要です。
皆さまからいいただいたご寄付は、活動のベースにある避難者支援活動はもちろん、
そこから派生する当事者活動やプロジェクト、政策提言、情報発信のための媒体物の作成などの様々な事業費や、事務局運営費などに大切に活用させていただきます。