私たちの取り組む課題



日本の小中学校における不登校の児童生徒を含む「長期欠席者」は過去最多の41万人に上りました。(文部科学省調べ)この学校に行ってない子どもたちを「不登校児」「問題児」というラベルでくくるのは、果たして正しいのでしょうか?
「問題は子どもの不登校ではなく‘大人の無理解‘かもしれない」という視点から教育を捉え、学校に行かないと決めた子どもたちの声にこそ耳を傾け、「時代に合った本質的な教育とは何か」を見つめ直すことが重要と考えます。そして、改めて大人は社会の理解や認知、教育に関わる知識を学び、子どもたちが安心して自信を取り戻し自主的な学びの意欲を発揮できる居場所を作ることが必要であり、私たちはフリースクールの運営・体験学習を行なっていこうと考えました。
なぜこの課題に取り組むか


近年増え続ける不登校児童の背景に様々な理由がありますが、学校に通わないことにより孤立感を深め、自信を失ってしまうケースが多い。子どもたちに対して均等化せず個々の主体性を大切にできる環境を作り、肯定的に関わってくれる大人たちとの関係の中で自由に過ごすうちに「ここにいていいんだ」と思える所属感や、自由な発想を育むことができる想像力、自分自身を信じて生きる自己肯定感を育てることが必要だと体感しています。
また、子どもの成長を支援するためにこども食堂・地域食堂とSDGsヘの取り組みを行います。こども食堂・地域食堂では、多様な世代との地域交流と、孤食・孤独を防ぎ、誰もが安心できる居場所を作りを目指します。SDGsの取り組みでは、身近な「服」を通し大量生産・大量廃棄などが招く環境問題や生産国のことなどを知り、ラオスへの洋服や物資の支援を通して私たちの生活と世界が繋がっていることを学び、服の再利用を通して物を大切にする気持ちや社会に貢献しているという自己有用感を醸成します。
寄付金の使い道



こども達が安心して過ごせる居場所を提供し、社会的な孤立を防ぐとともに、自尊心や社会性を育む支援を行う。この居場所が学校以外のコミュニティとして、こども達が自身のペースで成長できる場になることを目指します。主に、こども達同士の交流や地域の方との交流・イベントの企画。カウンセリングやメンタルサポート。アートや音楽、運動など表現活動を通じた自己表現の場を作ります。