私たちの取り組む課題
・産業の振興に関する課題(農地の保全、鳥獣害対策含む)
・交流人口づくりに関する課題
・住民福祉に関する課題
なぜこの課題に取り組むか
奥川地区は、西会津町の北部に位置する山間地域です。合併して西会津町となった当時から人口 減少が進み、高齢化の進行や若年層の減少、子どもの減少により、地域活力の低下が懸念されて います。これまで地域活性化のために奥川地域づくり会議による加工所の設立・運営や、奥川健康マラソン 等の地域イベントを開催するなど、地域おこし活動が活発に行われてきましたが、近年ではコロナ禍 や人口減少の影響により活動は停滞しつつあり、鳥獣害の増加や農地の荒廃等、地域を維持して いくのが困難な状況になりつつあります。
そうした地域の課題について考えるため、令和3年度より福島県会津地方振興局や西会津町役場 の協力のもと、「西会津町奥川地区小さな拠点づくり事業」により、全住民を対象としたアンケート調 査や、住民ワークショップを行い、地域の実態や課題の把握、今後の取り組み内容等について検討 を行ってまいりました。住民アンケートでは、奥川地区住民の方の多くは地域に愛着を持っており、地域づくりのアイデアを お持ちの方も多いが、鳥獣害など地域の課題が多く、将来に不安を持っている等の貴重な意見を得 ることができ、ワークショップでは今後の取り組みの検討の中で、時代の変化に対応し、地域を持続 可能なものとするため、新たな組織づくりの提案が行われました。そのような中で、これまでの素晴らしい取り組みを活かしながら、奥川地区の自慢と誇りを再確認 し、地域の課題を解決するために考え、実践することを通して、地域住民の福祉の増進、産業の振 興、生活文化の振興等に寄与すると共に、協働による地域づくりを推進していくため、新たな組織を 作り、今後3年間で、地域コミュニティの活性化のための様々な事業を行い、持続可能な地域と組織 づくりに取り組みたいと考えています。
寄付金の使い道
・集落等再生計画策定
・過疎・中山間地域集落等活性化