事業の目的
「学校に行きたくない…」「いじめられている」「友達とうまくいかない」「進路が決まらない」
「親と仲が悪い」「家出したい」「消えてしまいたい」「夜眠れない」など、様々な悩みを若者は抱えています。このような悩みに女性スタッフが昼夜問わず、24時間LINEで応じています。私達スタッフは学校に行くのが辛かったり、親子関係が良くなかったりなど実際に過去に辛いことを経験した当事者です。当事者だからこそ、若者の気持ちを理解し、心から寄り添えることが多いです。
24時間LINE相談を受け付けることによって、若者の"その時"の気持ちや声を受け止め、一緒に気持ちを整理し、解決のための次のステップを考えます。また、日頃から他愛ない話をするなどしてコミュニケーションを取り、「いつでもすぐに相談できる身近な存在」になれることを目指しています。
話を聞くだけではなく、必要に応じて、専門機関・公的相談窓口の紹介や学校との連携、通信制高校やフリースクールなどの情報提供なども行います。
これまでの活動
・LINE相談
開設から約5ヶ月で、計3万7千件(5月4日時点)
・LINE オープンチャット運営
公式LINEとは別にLINEオープンチャットを開設し、相談者さん同士が匿名で自由にやり取りできる場所を設けています。スタッフも参加し、やり取りを把握することでオープンチャットの安全が確保されています。辛いことや悩みを相談者さん同士で話し合って、アドバイスし合ったり、ちょっとした雑談などをして、「独りではない」ことを感じてもらえたらいいなと思っています。出入り自由なため、人数の変動はありますが、今現在47名が参加しています。
・SNSパトロール
Twitterで「家出中」や「死にたい」など特定のキーワードで検索をし、気になったアカウントに声掛けをしたりするなどしています。
・ブログ更新
フロールのホームページでスタッフがブログを更新しています。
・Instagram更新
Instagramでフロールスタッフが想っていることなどを投稿しています。
・Instagram Live配信
Live配信をすることで、実際にスタッフがどんな人なのかをみんなに知らせたり、リアルタイムでやり取りをすることでスタッフと相談者さんの距離を縮めています。
・アンケート調査
毎月、フロールの相談者さんに学校や家庭についてのアンケートを行うことで、相談者さん全体がどのようなことで悩んでいるのかをデータとして把握し、その結果から現代の教育課題や社会課題を可視化します。
事業の必要経費
私達は学生のため、完全ボランティアで任意団体として活動してます。フロールのホームページも自分たちで素人ながら四苦八苦して作成しました。しかし、公的な大きな相談サイトと比べると小さいサイトのため、Google検索などでは引っかからないことがほとんどです。
今はTwitterやInstagramなどのSNS経由でLINE相談に繋がる若者が多いですが、私達スタッフが中高生のときはSNSを親に禁止されていたり、SNSで相談先を探すという考えがありませんでした。そのため、現在もSNSを利用できず、かつ相談先を見つけられず、一人で悩み苦しんでいる若者が数多くいると考えられます。私達はそのような若者にも繋がり、話を聞き、生きる希望を一緒に見つけたいと強く願っています。しかし、そのためにはサイトのさらなる向上やGoogleやYahoo検索で引っかかるようなシステムを導入しなければなりません。このようなシステムを導入するためにはお金が必要です。1日200円、1ヶ月計6000円の費用で1ヶ月あたり200〜300人の若者がフロールを知ることができると見込んでいます。少しでも多くの若者の伴走者になれるよう、みなさんのお力を貸して頂きたいと思います。