「夏休みが来るのが、不安でたまらないんです」
あるお母さんがぽつりとこぼした言葉が、今も胸に残っています。
学校があれば食べられる「給食」が止まる長期休み。それは、多くのひとり親家庭にとって、食卓のやりくりが最も厳しくなり、心の余裕が少しずつ削られていく過酷な期間でもあります。
こんにちは。NPO法人フードバンク浜っ子南の代表、下山洋子です。
私たちは横浜市南部を拠点に、設立から6年、ひとり親家庭を中心とした食支援を続けています。
私たちが届けているのは、単なる「食べ物」ではありません。
それは、地域の方々が「誰かの力になりたい」と託してくれた、顔の見える「贈り物」です。
昨年は大きなご寄付をいただき、夏と冬に「応援セット」を届けることができました。しかし今年は、立ち上げ期を支えた助成金が終了し、大きな資金のあてがあるわけでもありません。
それでも、270人の子どもたちの夏を、空腹の不安のまま終わらせたくない。
一人あたり1,500円。その積み重ねで、子どもたちの笑顔とお母さんの「ほっとする時間」を守ることができます。
これは、「困った時はお互い様」と、少しだけお節介を焼き合える。そんな温かな地域を一緒につくる「仲間」への招待状です。
私たちの想いを、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
Story
始まりは、コロナ禍の駐車場で出会った「細い声」でした
今から6年前、ボランティア先で出会ったあるお母さんの言葉が忘れられません。
「子どもには食べさせているけれど、自分は水分だけで過ごしました」
青ざめたその顔を見た時、ただただ、自分のすぐ近くでこんなことが起きていたという重い事実が胸に迫り「放っておけない」と思いました。
その経験を経て、2020年6月にフードバンク浜っ子南を立ち上げ、翌年4月にNPO法人としてスタートしました。
フードバンクは「余った食品を流す場所」ではありません
活動を続けて6年。ここで起きていることは、単なる食品ロス削減ではなく、温かい「心の営み」です。
「うちの子が喜んだお菓子だから」と添えられたメモ。「自分にできることはこれくらいだから」と重いお米を抱えてきてくれる近所の方。
届く食品は、誰かが誰かのために託してくれた「贈り物」なのです。
パントリー(食品配布会)に通うお母さんが、回を重ねるごとに顔を上げ、目が合うようになり、「今日は暑いですね」なんて、何気ない一言を交わせるようになる。
その小さな一歩こそが、私たちにとって何よりも嬉しい信頼の証なのです。

「給食がない」という、長期休みの静かな苦しさ
夏休みや冬休みは、子どもたちには楽しい時間ですが、給食のない時期は家庭にとっては食費が跳ね上がる苦しい時期です。こどもに食べさせるため自分の食事を抜くお母さんも少なくありません。
昨年7月には「こども応援セット」として271人のこどもたちに食品の詰合せを届けることができました。受け取った瞬間のその笑顔が、私たちの活動の原動力になっています。
「今年も、あの笑顔を届けたい。でも、そのための資金が足りません」

1,500円。その「最初の一歩」から始まる輪
こども一人にセットを届けるには、食品代1,200円と運営経費(運搬ガソリン代や倉庫賃料など)300円、合わせて1,500円が必要です。
今回の目標金額50万円は、270人のこどもたちに「夏の安心」を届ける最低限の資金です。
外食を一度控える程の1,500円というご寄付が、お母さんが空の冷蔵庫を見てため息をつく夜を減らす力になります。

ひとり親家庭が、当たり前にまちに溶け込める未来へ
私たちの願いは、経済的な苦しさを隠して社会の隅で息を潜めているお母さんたちが、「助けて」と当たり前に言える地域をつくることです。
まちで顔を合わせたときに「最近どう?」と声をかけ合い、安心して子育てができる景色を、この横浜の南部に広げていきたい。
私たちは、単なる「支援する側・される側」ではなく、共にこの地域で生きていく「仲間」でありたいのです。
「おばちゃん、また来たよ!」と笑う子どもたちの顔を守るため、あなたの力を貸してください。
もし目標を達成できれば、その先にある「冬休みの応援セット」や、親子が交流できるイベントの開催へと挑戦しようと考えています。

寄付という形で、私たちの活動の「仲間」になってくれませんか。
「放っておけない」
あのとき感じた想いを、どうか一緒に支えてください。この夏、子どもたちに「ひとりじゃないんだ」と感じられる贈り物を、一緒に届けましょう。
ご支援のほど、心からよろしくお願い申し上げます。
NPO法人フードバンク浜っ子南 代表 下山洋子


