
ネグレスト状態にあったコピちゃんは、生命にかかわる深刻な状況でした。
完治は難しいと思われる排尿障害があり、現在、TNR日本動物福祉病院でリハビリ中です。
https://banbihouse.blog.fc2.com/blog-entry-9157.html
多頭飼育のため、他の猫たちの状況も心配され、飼い主との話し合いを重ねました。
外国籍の方で言葉が通じづらい状況でしたが、スマートフォンを使い翻訳しながら、丁寧に説明し、理解を促しました。
言葉が通じないことから、当初はブリーダーなのではないかとも思われましたが、実際は、知人が置き去りにした猫をかわいそうに思い引き取ったことが始まりだったそうです。
その猫が妊娠しており子猫が生まれ、その後は、よくある多頭飼育崩壊と同じ経過をたどっていきました。
猫種はナポレオン(ミヌエット)で、長毛のとても柔らかい被毛を持っています。
この被毛は十分な手入れがなされなければ、悲惨な状態になってしまいます。
その結果、汚れ絡まった被毛が陰部全体を塞ぎ、排尿さえできなくなり、生命まで脅かすことになってしまったのがコピちゃんでした。
飼い主は日本国籍ではなく、年齢も若く、日本での仕事もあまり得られない状況でした。
猫をかわいそうに思うあまり、見捨てることはできず、お金はない中で、猫の健康状態は悪くなる一方でした。
不妊手術をするにも資金がなく、猫も人も困窮する中で追い詰められていましたが、言葉の壁もあり、親身に相談に乗ってもらえる人もいませんでした。
犬猫救済の輪TNR日本動物福祉病院では、事情のある猫が来院した際、その猫だけでなく、他にも飼われている猫がいてネグレストの状態に陥っていないかなど、背景を見落とさないよう注意しています。
医療費の支払いが困難な場合、飼われている多頭の猫たちが、食べ物も十分に与えられない状況に陥っているケースは少なくありません。
そのような場合には、緊急処置として、状況をよくお聞きした上で、当面のフードをお渡しするなど、まずは猫たちの生命を維持することから始めます。
その後、不妊手術や里親探しへと、猫たちと人の救済を進めてまいります。
コピちゃんのお宅で生まれた多頭猫についても、飼い主は大変苦しく辛い状況にありました。
しかし、住まいが退去などの差し迫った状況ではなかったことが、ひとつの救いでした。
家を数回訪問し、猫も人も救うため、スマートフォンを前に翻訳しながら、何度も時間をかけて話し合いを重ねました。
そして、全頭引取りの方向で話を進めています。
所有権を犬猫救済の輪にお引き渡しいただき、猫たちの今後については、すべて当会が責任をもって引き受けることになります。
生まれてきた命、みんな幸せになってほしい。
それだけです。
犬猫救済の輪TNR日本動物福祉病院スタッフ、ボランティア一同、一生懸命お世話をしてまいります。
里親につなげられるよう、まずは健康回復を目指して治療を施しています。
順次、回復を見守りながら、ワクチン接種、不妊手術を行い、里親さんを募集いたします。
どうかこの子たちが、愛情に包まれて暮らせますように。素敵なご縁をお待ちしています。
この度のお引取りにあたり、『猫の医療費支援プロジェクト』より、皆様からのご寄付を医療費として使わせていただきます。
ご支援者の皆様に、心より感謝申し上げます。
💙エリックくん(コピちゃんの兄弟) 引き取り
猫種:ナポレオン(ミヌエット)
長毛・オス
生後7か月
診断
両前肢手根関節の変形
歩行異常あり
猫風邪
脱水、鼻水、くしゃみあり
レントゲン検査の結果、両前肢の変形は先天性のものと診断されました。
脱水が認められたため、皮下点滴を行いました。
猫風邪の治療として、点眼薬と抗生剤の投与を開始し、三日間のインターキャット注射を行います。







長くなりますので、また、他の子たちも紹介してまいります。
宜しくお願い申し上げます。
← Back to all activity reports

腎臓の悪いシニア猫たちが、安心して穏やかに過ごせるお部屋づくり(改修)
¥300
今回のバースデー・ドネーションで、猫たちの誕生祝いとしてお寄せいただけましたご寄付は、主にシェルターで暮らす約100匹の保護猫たちの
環境整備(猫部屋の修繕・改修)に使わせていただきます。
過去5年間で、JFEレスキュー猫のお部屋の増設をはじめ、懐いていなかった猫たちの部屋、50匹が暮らす大部屋、白血病猫たちの部屋など、各部屋を順番に整えてくることができました。
猫たちが快適に暮らすための、本当に素敵なプレゼントとなりました。
現在、まだ手を入れることができていないのが、腎臓の悪い猫たちが暮らす「腎ルーム」です。
体調の優れない子や高齢の子たちが過ごす部屋のため、少しでも清潔で、穏やかに過ごせる環境に整えてあげたいと考えています。
また、JFEレスキューの猫たちが暮らすお部屋では、保護頭数が多く、劣悪な環境からレスキューされた子も多いため、トイレの習慣がなかなか身につかない子もおり、棚にアンモニア臭が染みついてしまっています。
業者さんと相談しながら、このお部屋についても棚の交換や部分的な修繕を早急に行う必要があります。
大がかりな工事ではありませんが、またこの先一年を、猫たちが少しでも良い環境で過ごせますように、必要な部分から整えてまいります。
あわせて、ささやかではありますが、少しおいしいごはんやおやつ、おもちゃなどもプレゼントできたらと考えています。
毎年、小さなプレゼントをお届けしている土浦多頭飼育猫さんには、12月24日、恒例となった猫たちお気に入りのバリバリボールタワー3台を通販で手配いたしました。皆様からご支援いただきましたフードや敷物なども、TNR日本動物福祉病院からの腎臓用処方食のプレゼントとあわせて、大きな段ボールで発送させていただいております。
小田原多頭飼育猫さんには、2026年3月3日にお届けしたいと考えています。



