横浜アクションアワード(以下、「アワード」)は、地域とともに活動している若者たちの取り組みをたくさんの方に知ってもらい、広げていくためのアワードです。
2019年度より開催しており、アワードを通じて様々な人と繋がり、互いに次のステップへ進めるようなきっかけの場作りを目指しています。
地域と共に活動する若者の活動を多くの人に知ってもらうべく、最終審査の「対面プレゼンテーション」では、横浜市役所アトリウムにて今年も3/1に開催を予定しています。
また合わせて、学生団体の活動を載せた「横浜アクションマップ」の発行もする予定です。
このアワードは学生が主体となり運営しております。
今回いただいた寄付金は、アワードおよびアクションマップの運営資金に充てさせて頂きます。
また、この寄付集めを通じて、多くに人に学生の活動を知ってもらうことを目的にしています。
地域活動をする若者をサポートし続けるために、みなさまのご支援を心よりお願い申し上げます。
Story
横浜アクションアワードとは
今年で7回目を迎える横浜アクションアワード。
これまで、若者が地域で取り組む活動を発表する舞台として、また学生や地域団体、多様な立場の審査員や大人の方々が出会い、つながることができる貴重な場を作ってきました。
昨年度は嬉しいことに10団体からご応募をいただき、その中の6団体が審査を通過し、対面でのプレゼンテーション審査へと進みました。



↑2025年のアワードの様子
私たちアワード班は、アクションポート横浜に関わる学生が主体となって活動しています。
学生が担う役割は本当に幅広く、出場団体や審査員の皆さまとの調整、一次オンライン審査・二次対面審査の企画と当日の運営、広報、会場の調整、そして資金集めまで多岐にわたります。
毎日が試行錯誤の連続で、時には壁にぶつかることも多くあります。
しかし、大学生活だけでは出会えない経験ばかりで、悩みながらも心が躍る瞬間がたくさんあります。
例えば、審査員の皆さまとのお打ち合わせでは、学生メンバーが直接伺い、ご挨拶をさせていただいています。さまざまな分野で活躍される方々の視点や想いに触れるたびに、新しい学びや刺激をいただいています。また広報面では、InstagramやFacebookを活用し、地域で活動する若者団体の皆さまが「参加してみたい!」と思っていただけるよう、工夫を重ねながら発信を続けています。
こうして今年度の開催に向けて準備を着々と進めていますが、今まさに大きな壁に直面しているところです。
それでも、よりよいアワードを創りたいという想いを胸に、学生一同、力を尽くして取り組んでまいります。
今年もアワードで若者の声を横浜に届けたい!

アクションポート横浜のNPOインターンシップには、これまでに900名以上の学生が参加してきました。
一方、横浜アクションアワードは今年で7年目を迎え、徐々に認知度は高まっているものの、まだまだ私たちの想いや若者の取り組みが十分に届いていないと感じています。
私たちが伝えたいのは、「横浜には、地域のために行動している若者がたくさんいる」という事実。
そして、「若者が地域に関わることの価値をもっと知ってほしい、もっと応援してほしい」という想いです。
こうした若者の活動は、地域社会にとって重要な力となり得る一方で、認知が不足してしまうと、活動の広がりや継続につながる支援が届きにくくなってしまいます。活動が知られていないことで協力者が増えづらかったり、挑戦する若者自身が「自分たちの活動は社会に伝わっているのだろうか」と不安を抱く場面もあります。
さらに、学生主体の団体には特有の課題があります。
大学や高校の卒業と同時に、中心メンバーが抜けて団体そのものが解散してしまうケースが珍しくありません。その結果、その団体の活動や支援を頼りにしていた人たちの居場所が突然なくなってしまうこともあります。
こうした活動の途切れの背景には、若者たちの取り組みが社会から見えづらいままであることが一因としてあるのではないかと考えています。
だからこそ、認知の向上は、単なる広報活動にとどまるものではないと考えています。認知が広がることで、活動を支える地域の協力者や応援者が見つかりやすくなり、学生が卒業しても活動や想いが途切れず、次の担い手へと受け継がれる循環が生まれます。
また、若者の活動そのものを継続させるためだけでなく、その活動を必要としている人たちや、活動を居場所としている人たちの場を守るために欠かせない取り組みだと考えています。
若者と地域がつながることで、横浜全体をもっと元気にできると信じています。そのため今年度は、次年度以降の発展も見据えて、例年以上に広報に力を入れています。InstagramやFacebook、Webなど多様な媒体を通して、より広く、より深く、多くの方々にアワードの魅力や意義を届けていくことを目指しています。

アワードに合わせてマップも作成予定
合わせて、今年も横浜アクションマップの作成を計画しています。
こちらは2024からスタートした取り組みで、横浜アクションアワードだけでは発信しきれない若者の取り組みを広く知っていただき、ますます多くの参加や協働が⽣まれることを目的としています。
年々、登録してくれる団体が増えていて、今年もすでにいくつもの団体から「うちも載せてほしい」という声をいただいています。
昨年は40団体。今年は50団体を目指して作成予定ですが、市内の公共施設やテナントでの配布するにはこちらもやはり印刷費等かかるので、みなさまのご支援が必要です。

横浜アクションマップはこちらからダウンロードできます。
http://action-awards.yokohama/actionmap.html
実現したいこと
アワードには毎年、学習支援、まちづくり、環境問題など、多様な社会課題に挑戦する団体が参加しています。活動内容や目的が異なるため、普段はなかなか接点のない団体同士も、このアワードをきっかけにつながることを目指しています。
実際に昨年度のアワードでは、参加を通じて出会った団体同士がその後のイベントで協力し合ったり、参加をきっかけに繋がった大人の支援によって広報の機会を得たりと、分野や地域、そして年代を越えたつながりが数多く生まれました。
こうした出会いやつながりを今年度も生み出し、地域の活動を後押しし続けたいと私たちは考えています。
アワードは賞を競うことが目的ではありません。
同じ横浜で活動する仲間として、互いの取り組みを認め合い、一緒に横浜を盛り上げていく 、そのための発表の場を目指しています。
今年度は出場団体だけでなく、横浜で活動する他の団体にも、アワード前後の交流会を含め、積極的に参加していただける場づくりを進めています。

若者と地域の連携の可能性
アワードは、横浜で活動する若者と地域が連携して取り組む活動を応援しています。しかし、ひと口に「横浜」といっても18区に広がっており、同じ市内で活動しているにもかかわらず、団体同士の横のつながりはまだ十分とは言えません。
そこでアワードでは、若者が地域活動に取り組む意義や、地域と関わることで見えてきた魅力や課題を発信し、若者×地域の活動の価値を共に考える場をつくりたいと考えています。
また、学生自身が地域と関わる意義を改めて考える機会にもしたいと思っています。外へ発信するだけでなく、自分たちの活動を振り返り、地域と連携することで生まれる可能性を広げていく - そのプロセスをアワードとしてサポートし、見守っていきたいと考えています。
実施概要
<横浜アクションアワード>
公式ホームページはこちら
◇ 団体エントリー期間
12月15日(月)17:00まで
◇ 一次オンライン審査
1月24日(土)14:00〜16:30
◇ 二次対面プレゼンテーション審査
3月1日(日)10:00〜16:00
@ 横浜市役所 1階アトリウム
二次審査では、プレゼンテーション審査会と見本市(ブース展示)を実施します。
当日は来場者の皆さまにも投票審査に参加いただけます。学生たちの取り組みをぜひ応援しに来てください。どなたでもご参加いただけますので、お気軽に会場へお越しください。
<横浜アクションマップ>
昨年の冊子はこちらからダウンロードできます。市内の公共施設、大学、テナントなど約100箇所に配布予定です。
寄付金の使い道
皆さまからいただいた寄付金は、二次公開プレゼンテーション審査の運営に必要な活動費、横浜アクションマップの印刷費に充てさせていただきます。
なお、寄付金はアワードにかかる全ての経費をまかなうものではなく、あくまで運営の一部を支える貴重なご支援となります。
最後に
横浜では今も、多くの若者が地域のために活動しています。
私たちはアワードという場を通じて、若者×地域の活動の価値をともに考え、広く発信していきたいと考えています。
学生であるアワード班自身も、参加してくださる皆さまに「参加してよかった」「若者の活動を応援したい」と感じていただけるアワードをつくるため、全力で準備を進めています。
地域のために挑戦する若者へのサポートをこれからも継続していくために、そして横浜をより良くしていく力を広げていくために、日頃からアクションポート横浜の活動を見守ってくださる皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。
今年の学生からメッセージ
横浜では、地域を良くしようと動く多くの学生が挑戦し、その姿に触れた私たちも大きな刺激を受けてきました。
一方で、その多様な活動は互いに届きにくく埋もれがちです。
アワードは、学生と地域が出会い、思いがつながり、次の一歩が生まれる場です。
横浜の未来をつくる若者たちの挑戦を、ぜひご支援ください。


