DAY38『寄付』
2025/12/24 21:50
2025年11月17日からはじまったバースデードネーションに、ここまで26名の方々から107,039円のご寄付とあたたかいお気持ちをいただきました。ありがとうございます。
個人のバースデードネーションって不思議な取り組みだなと思っていて、その人の誕生日を祝うとともにとある団体に寄付をする、という行為。起源を調べてみると、欧米では人生の節目に寄付を募る文化が古くからあるそうで、デジタル化が後押しになってこの10年弱で日本にも浸透しだしたのこと。でも、もうすぐくる正月の行事でいうと、初詣にいってお賽銭を投げる行為はそれに近しい行為なのかなと思ったりもする。
何が言いたいかというと、「この寄付が何に使われるかは明確ではない」状態でみなさん寄付をしてくださっているのかなって。実際にこのバースデードネーションの目標金額は、"39歳" x 10円 = 390円。要は金額には何の意味もなければ、集まった金額をどんなことに使うかも名言していない。もちろんこの寄付自体は間違いなくNPO法人つなげるに入金されるものではあるけれど、それがどんな人の困っていることに、どのような形で活用されるのかは説明していない。
DAY5『寄付』でも書いたと思うけど、報酬や対価を求めないことを『寄付』というのであれば、バースデードネーションは限りなくそこに近い手法なのかもしれない。
実はこの12月は、NPO法人つなげるという団体としてもマンスリーファンディングを実施していて、そこでは10名の新規マンスリーサポーターを募って、当事者を対象に寄付のお願いを実施し、先日無事に10名のサポーター目標を達成した。このバースデードネーションは自分の知人にしか知られておらず、寄付をしてくださった対象が違うということもあるけれど、寄付をしてくださったみなさまからいただいたコメントが大きく違う。
- マンスリーファンディング:団体の活動に共感、代表への尊敬・応援
- バースデードネーション:大野のキャラ、挑戦への応援
たぶんだけど、今回のバースデードネーションで団体の理念や活動、今後の目標、現在の課題なんかを前面に出していても、同じ結果にはならなかったと思う。そこには「大野」がいないから。そして、多胎支援にはかかわりがない人ばかりにしか情報を届けていないから。A/Bテストをしたわけではないから、ただの結果論にしかすぎないけど。
何に『寄付』をするかはこちらで限定できるけれども、どんな理由で『寄付』をするかは人それぞれ。団体には団体の、代表には代表だけの、大野には大野にしか出せない言葉と方法が。とにもかくにも「大野に」お金を託してくれることはとても嬉しいこと。本当にありがとうございます。明日で最後。いまからサンタ業務にうつります!
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