『できる、できないの対立軸で考えるのではなく、「どうやるか」をとりあえず描くのがNPO・NGOの真骨頂だ』ganas編集長/NPO法人開発メディア代表理事・長光大慈さま応援コメント
2020/3/29 21:16
AYINA副代表の内藤です。
私は今ベナンという国におりまして、感染者数こそ5名と少ないものの、ひとりでもアジア人感染者が出てしまうと、差別などの危険な目にあう可能性もあり、最大限の注意を払いながら活動と生活をしております。
逆に日本は感染者数が日々増えており、今週も東京は外出制限がありましたが、明日以降はまた通常の生活に戻る方も多く、コロナ状況の悪化にならないように願っております。
さて、そんな中、ganas編集長/NPO法人開発メディア代表理事・長光大慈様から応援メッセージをいただきましたのでご紹介させていただきます。
「月たった7万円で、在日アフリカン人への差別はなくなるのか」
NPO法人AYINAのチャレンジを取り上げた記事「日本でアフリカ人差別をなくしたい! AYINAがホームステイプログラム本格化へ」を、私が主宰するNPOメディア「ganas」に載せたところ、上の問い合わせが入った。
至極まっとうな指摘だ。私もそう思う。
だがちょっと待ってほしい。なんでもかんでも「(早急な)成果」を求めるのはいかがなものか。チャレンジを成果のみで安直に評価し始めたら、その延長線上に、やっても意味なくない?とか、ホレ見たことか!とか、そもそも人生の意義とはなんぞや?とか出てきて、なんだか難しい話になる。
できる、できないの対立軸で考えるのではなく、「どうやるか」をとりあえず描くのがNPO・NGOの真骨頂だ。ぐずぐず考えるのはその道の専門家に任せて、まずは動こう。こうしたモットーを地で行くのが、NPO法人AYINAの副代表を務める内藤獅友さんだと思う。
内藤さんは、実はganasのパートナーでもある。ganasの目玉の活動「Global Media Camp」(現地を取材し、記事を書き、それを発信するプログラム)のベナンのコーディネーターをかれこれ2年以上やってもらっている。こんなおもしろいベナン人もいるのか、といった取材先を毎回アレンジしてくれ、本当に脱帽している。
一緒に仕事をするなかで私が強く感じるのは、内藤さんの高い意気、強い責任感、こちらの想像を超えるレベルの行動力の3つだ。海外で仕事をすると、「口ばっかりの人」「やけにお金目当ての人」と出くわすことも少なくない。内藤さんは見た目こそ軽めだが、信頼できる人であることは私が100%保証する。
アフリカ界隈は良くも悪くも、自分を大きく見せる“発信先行型”の人が多い。だから実際の活動についてはエビデンス(根拠)なしに過剰評価するのは禁物。注視する必要があるのは確かだ。
だが忘れてはならない。内藤さんは、クラウドファンディングで資金を集めた「ヨーグルトの生産・販売プロジェクト」を2年以上もかかって形にしたことを。
在日アフリカン人への差別や偏見は一朝一夕にはなくならない。ただ内藤さんのチャレンジと別のいろんな人のチャレンジが近い将来あわさって大きくなり、花が開いていく。コロナ禍で世界が混乱するいま、差別がない日が来ることを期待したい。
ganas編集長/NPO法人開発メディア代表理事・長光大慈
HP:http://www.ganas.or.jp/
Twitter:https://twitter.com/devmedia_ganas
Facebook:https://web.facebook.com/ganas.or.jp/
長光様、ありがとうございました!
長光さんと私の最初の出会いは2017年10月になります。
AYINAのメイン事業であるアフリカホームステイをganasさんで宣伝させていただけないかのご相談をさせていただいた際に、ganasさんの事業であるGlobal Media Camp(途上国で参加者がインタビューをし、取材力をあげるプログラム)の初のアフリカ開催を一緒にやりたいとお声かけをいただいたのが始まりとなります。
初開催を経て、先月で計5回ベナンで開催することができました。多くの参加者さんがベナン人を取材して力をつけ、たくさんの素晴らしい現地の人の情報がganasを通じて日本の皆様に届けられるようになりました。
https://www.ganas.or.jp/?s=%E3%83%99%E3%83%8A%E3%83%B3
ganasさんのベナン記事特集はこちら
コロナの影響があり、次にいつ開催が可能になるかは分かりませんが、これからもganas・長光さんとは一緒にお互いの強みを活かしながら活動をしていきたいと思います。
先日、マンスリサポーター100名目標は無事達成させていただきまして、残り募集期間は9日となっております。
達成はしましたが、ひとりでも多くの方のサポートがプロジェクトの運転資金となり、参加型でやっていきますので、皆さまと一緒にこの事業で成果をだしていきたいと思っています。
よろしければぜひ、一緒にこの事業を進める仲間となっていただき、共に日本のアフリカンの方々な豊かな環境をつくっていきましょう!
NPO法人AYINA副代表・内藤獅友&スタッフ一同
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