Story
「D.Liveに来ることで、子ども達の自信が回復したり、失敗してもまたチャレンジしたり、ドロップアウトしてもやっていけるような、セーフティネットになれたらいいよね。」
こんにちは。
NPO法人D.Liveです。
D.LiveがNPO法人になる前、よく代表の田中、副代表の得津の二人で、D.Liveは子ども達にとってどんな存在になりたいかを話していました。
「セーフティネットよりも、車のレースにあるピットインみたいに、子ども達がしんどいときにD.Liveに来て、また走り出せるようにしたい。」
こんなことをああでもない、こうでもないと大阪にある天王寺のカフェで毎週2時間ほど話していました。
法人になって7年が経ちましたが、当時の気持ちのまま今も活動をしています。
NPO法人D.Liveでは、「子どもに、自信を。」というキャッチコピーをかかげ、以下の活動をしています。
● 子ども達の居場所と出番をつくる活動
ー 習慣づくりの教室「TRY部」
ー フリースクール「昼TRY部」
ー ひとり親家庭の中学生が通う「TudoToko(つどとこ)」(草津市からの委託)
●保護者さんの悩みや不安をキャッチする活動
ー 保護者のためのオンラインサロン運営
ー 思春期・不登校に関する講座やおはなし会
●社会向けた情報発信や講演活動
ー PTAや教育委員会などで思春期・不登校をテーマにした講演
ー youtubeやブログでの活動発信
今の子ども達は「自分が好きだ」「自分は自分で大丈夫」という気持ちを持ちにくい社会の中で生きています。
「自分はダメなやつだ」
「どうせ頑張っても失敗するから何もしたくない」
学校に行っている子、不登校の子。
勉強ができる子、苦手な子。
いつも友だちといる子、一人が好きな子。
どんな子ども達も多かれ少なかれ、自分や将来についてネガティブなイメージを持っています。子ども達には、素晴らしい感性や長所があるはずなのに、気づけないままでいる子、やりたいことに自分でブレーキをかけてしまう子が多いのが今の社会です。
このような状態を、ちょっと難しい言葉で、自己肯定感や自尊感情の低下と言われています。
D.Liveは子ども達が自尊感情を取り戻すために、それこそ子ども達のセーフティネットであるために活動してきました。
「おれも、将来イチローやヒデボー(代表と副代表のこと)みたいに教育系のNPO立ち上げるわ。」
大人への不信感を持っていた子どもが、D.Liveを卒業するときにこんな言葉を言ってくれたもありました。
ところが今、このセーフティネットに問題が出てきました。
1つは、セーフティネットはトランポリンではなかったということです。
「いやいや、モノが違うんだから当たり前だ」とお思いの方もおられるでしょう。本当にその通りです。ネット(網)とトランポリンは違うんです。
でも、若い頃の自分はそれに気づけなかった。
D.Liveというセーフティネットで、それなりの期間を過ごした子どもは、再び学校や社会に戻っていけると思っていました。実際に不登校の子どもが学校に戻ったことも、進路に悩んでいた子どもが自分のやりたいことを見つけて卒業していったことも何度もありました。
ですが、出会う子どもの数が増え、子どもが抱える背景が複雑になるにつれ、子ども達が学校や社会とつながることに難しさを感じることが増えました。
「勉強してみる?」と聞くと、「イヤ!」と言って教室の外に逃げたり、「どんなことに興味あるの?」と聞くと、スマホに目線を落としたり。
きっと勉強や進路の話は、彼らにとっては猛獣の頭をなでるのと同じなんです。
私たちが、「怖くないよ。大丈夫だよ。」と数学のテキストを開いて見せることは、彼らにとってはライオンが口を開けてこっちを見ているくらい怖いことなんだと思います。
居場所には毎週来るので、それだけでも価値のあることです。子ども達は居場所から卒業したセンパイの背中を見ているので、「自分もいつかは卒業するだろう」と分かっています。
でも怖い。
だから、勇気を持てる仕掛けがセーフティネットに必要です。
もう1つの問題は、セーフティネットが思った以上に広くなかったことです。
子どもの居場所を始めた頃は3人くれば良いほうだったのが、今では毎週50人ほどの子ども達と関わるようになりました。活動が広がるにつれ、全国からお問い合わせや、切実なご相談をお受けすることが増えました。
いただいたメッセージにはできるだけ応えたい。
その気持ちはもちろんありますが、キャッチしきれず、お応えできなかったこともありました。
D.Liveでは今でも代表の田中、あるいは副代表の得津が子どもの居場所に必ず顔を出しています。二人が揃うことはしょっちゅうありますが、二人ともいない日はありません。
今後も増えるだろうご相談をキャッチできるセーフティネットになるためには、田中や得津がいなくても居場所が運営できるようにメンバーを募り、育てていくことがD.Liveには必要です。
D.Liveの居場所に通う子ども達が、片足のつま先だけでも社会と繋がれるために、そしてD.Liveに寄せられるご相談やニーズにこれからも応えつづけるために、バレンタインに合わせてあなたにご協力いただけませんか。
D.Liveへの「チョコっと募金」をお願いしたいのです。
いただいた募金は全て、D.Liveに携わりたいボランティアさんの交通費・研修費(代表や副代表の講演に同行、外部講師を招いた研修)に使わせていただきます。
D.Liveは滋賀県で活動しており、ボランティアさんも滋賀県の方が多いです。ですが中には、大阪や京都からにお住いの方からもボランティア希望のご連絡をいただきます。
みなさん熱意を持った方ばかりです。子どもの成長や居場所づくりにおいて、「この人がいるなら行こう」とか、「この大人の言うことなら聞こう」と子どもに思ってもらうことは、場所の立地や活動内容よりも大切で欠かせないことです。
代表の田中でも、副代表の得津でもない、三人目、四人目の安心できる大人を、チョコっと募金で増やしたいんです!
●チョコっと募金が目標額(200,000円)を達成するとできること
✔︎ 代表や副代表が全国各地の講演に行きやすくなります。
✔︎ 不登校の子ども達が学校や社会にチョコっとつながるための講座・イベントの開催が早くなります。
(服選び講座、初バイト申し込み講座、カメラを楽しむ講座などを予定しています)
✔︎ 教員志望や福祉志望の学生や社会人が、不登校、思春期、自尊感情についての知識と経験を持って、将来それぞれの職場で活躍することができます。
✔︎ D.Liveの居場所に通う子ども達が「こんな大人でもいいんだ」と、将来のロールモデルの数が増えます。
(立派ではないけどご機嫌な大人をたくさん知ることは、子どもの将来へのハードルを下げると考えます)
✔︎ 代表のyoutubeやnoteを使った、不登校や思春期に関する情報発信の頻度がさらに上がります。
✔︎ D.Liveの居場所に通える子どもの定員が増えます。
●チョコっと募金のしかた
チョコっと募金は、義理チョコ1つと同じくらいの金額(500円)からおこなえます。
ご協力いただいた皆様には、後日お礼のメッセージをお送りさせてください。
・クレジットカードの場合
1、「クレジットカードで寄付をする」をクリック
2、「今回だけ寄付をする」をクリック
3、金額を選ぶ (その他の金額を選ぶと寄付の金額を自分で決められます)
・銀行振込をご希望の方へ
滋賀銀行
南草津駅前支店
(普通)826628
トクヒ)ドライブ(NPO法人 D.Live)
まで、任意の金額をお振り込みください。
その際はお手数ですが御礼のメッセージをお送りしたいので、
info@dlive.jp まで、ご一報ください。
●最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
有り体に言えば、これはバレンタインに合わせたD.Liveからのおねだりです。
おねだりではありますが、あなたからのチョコっと募金が、子ども達の自信をつくります。
ご協力、心よりお願いします!
NPO法人D.Live