理事の想い〜その3:丸藤健悟
2020/2/1 13:15
理事の想いその3は、今回のクラウドファンディングで日々情報を発信して下さっている丸藤さんです。イベントの写真撮影からデザイナー(今回のロゴも丸藤さんデザインです)、そしてBlue D-DAYでのチームコーディネーターなど、マルチな貢献をして頂き、役員最年少ながら、活動への情熱は誰にも負けていません! なぜここまで情熱的になれるのか、その想いを語って頂きました。
こんにちは、みなと計画理事の丸藤健悟です 。
私は、気づけば2008〜09年から所謂“若者”という方を対象に自身で活動していた事を思い出します。そのお話の原点をたどると、それは私が小学生の頃であり途方もない話になるかと思いますので、その辺りは幾つか省いていきたいと思います。ですが、欠かせないキーワードやルーツと言ったものがありますので、やはり少し長くはなりますが、お付き合い頂けたらと思います。
〔 ここまで託し継ないでもらったことに、恩返ししたい気持ちが大前提にあります! 〕
私が2008~09年(当時大学生)から若者と関わるようになったきっかけは、きっと私自身が転勤族だった事や、人によって自身の考えや行動が形作られた事を知っていたことだと思います。
知っていたというよりは、実感させられていたというのが正しい言い方だと思います。自分でなりたくて、なったというよりは、そうする事しか選択肢が自分の中にはなかった。グレたり非行に走ったりなど、選択肢はあったはずですが、生い立ちや身の回りの環境のおかげでそれを選ぶ事をしなかったことは、自分の意志や決意としてはっきり覚えています。
なのでそういった環境であったり、選ばせなかった存在がいたりした事については、大学生になってから、心から感謝を覚えました。
〔 たくさんの人に、支えられ、託され、継ないで来れた自負 〕
私自身は勉強ができたわけでもなく、これといって優秀な子供ではありませんでした。どちらかというと勉強はできず、学校の中の立ち位置も、転校後はパッとしない方だったと思います。
でもだからこそ、たくさん考えて悩み抜きました。その結果、大学では自分改革のために新しいスタートが始まりました。新しいスタートを始めても、私一人が望んだ成功や達成は得られませんでした。一人では何も達成も成功もできなかったんですが、たくさんの人の助けを借りて、支えがあってという形では多くの体験や経験、気づきや学びを惜しみなくいただきました。本当にこれは感謝しかありません。
〔 自分らしい行動は、そのこころや背中を守ってくれる人がいたから 〕
そして、当時の私は酪農学園大学の環境システム学部生命環境学科におり、札幌や江別で行なわれている環境や社会問題、課題に関するイベントなどに携わり、普及啓発に務めていました。しかし、狙ったターゲットにこそ行き届かないよくある壁に当たっている時に、近くにいる大学生が自分のことが精一杯で視野が上がらない状態をみて、どうやったら身の回りの事、自分から友達や地域や社会のことに視野が向くのか考えた時に、こう思いました。ある程度自分自身が充足し、最低限の幸せな状態じゃないと視野が上がってこない!ずっと内向してしまうのではないかと思い始めます。
そこから私は、出会ったたくさんの学生さん、そして深く話をするようになりまし。そしてその学生の楽しいもの、好きなもの、気づいたら勝手に動いちゃうような、そんなものを一緒に探す旅を始めるようになります。好きが高じて、気づいたら自主的に動いていたり、失敗すらもくじけず、むしろ自分の糧や課題としてしたり。この力に私も驚かされながら活動が始まったのが、09年あたりだったと思います。
そして、その純粋な好きな気持ちは、経験を育み、その世界や業界の課題や問題を発見して、研究して突き進む姿が、私には 世界平和=社会課題の解決、つまり、何事にも親身になれる事への一番の近道だと信じられました。
〔 今を生き、未来を生きる人々のそのこころを守りたい! 〕
当時大学に行った目的は「この地球温暖化を止めるために、研究、活動したい!」でした。でもいつしか自分の興味関心が身の回りにいる若者になり、少しでも幸せになって、周りに目を向けて、生きてほしいという事になっていました。好きがこの社会を変えるんじゃないか、そう思い始めてからは迷う事なく、環境という世界から脱して、若者にSHIFT UPしていきました。
また、若者の好きがたまたま「環境」だった時、環境という分野をその子が変えてくれると信じて、自分はその手前の門で、いろんな人の好きとかチャレンジに心を配り、またそのこころを支え守る存在でいようと思えたんです。すべては人が教えてくれた。だから僕もその背中やこころを守り、押してあげる人になりたいと思えたんだと思います。
〔 目に見えない、その奥のこころにも傘が届くように 〕
たくさんの「ご縁」や「御心」というものを感じます。小さい頃から、特異な経験が多いですが(ここもいつかお話できたらと思います)、そのどれもが人の「ご縁」「御心」がつないでくれていました。
その心やご縁がつながるのは、その人自身がどうあるか?ただそれだけよって判断されると思っています。そう思った時、私は学歴や見た目ではなくて、その若者のこころに宿っている気持ちや思いに触れるようにしています。目に見えるものがすべてではないですし、なかには伝えたくても伝えられない若者だっています。そういった時に、その見えない心にすら、ちゃんと傘を当ててあげられるようにしたいと思ったんです(自分がそうだったから)。ただ、私も完璧ではないですし、まだまだその配慮や言葉遣いが足らないこともあるのかもしれません。でもそれでも、もっと若者の世界を知って、その心を守れる傘でありたいと願い、私は今もそっと動いています。
〔 目には見えない、こころの温度を大事にしている! 〕
橋本さんがコアとなって、掲げるこの「みなと計画」には、そういった私の曲げたくない信念とかさなるところがあると思っています。簡単に判断される、肩書きや見た目ではなく、表面の奥にある本当の「あなた」を知ろうとする、そんな親身な思いがここにあるからこそ、私はここに尽力したいと思っています。
〔 時に生きる環境を選べないこともありますが、それでも自分を大事にできる仲間がここにいると、僕は伝えたい! 〕
私は、精神的な病を抱える身でもあります。それゆえに世の中のマイノリティーの世界のことを少し知っていたり、体感しているところもあります。わかりづらい、生きにくい、なんていう事がたくさんある世の中で、それでも若い人が一生懸命声を殺して、息をして、生きている事も事実だと思います。その人たちに、大丈夫、大丈夫だよ。自分らしくいていいよ、と言えるように、これからも私は自分らしく、橋本さんが代表のみなと計画とともに歩いていけたらと思っています。
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