Story
「より多くの子どもたちに」
「より多様な学びと体験を」
地域の子ども達が自分の価値を見失わずに成長できる社会を作っていきたい!
子ども達に自分が学び育つ「選択肢」を広げるためのマンスリーサポーターを100人募集します!
【子どもの数だけ学び方があっていい】
盛岡ユースセンターは、2010年からフリースクールを運営しています。対象は、小学5年生〜20歳くらいまでで、登校ペースは自由。その時の自分の目標や体調などに合わせてそれぞれが選択することができます。
子ども達のもつ力を信じ、寄り添いながら
○オーダーメイドの学習
○「好き」に触れる体験活動
○「なりたい自分」への進路支援
など、子ども達の「今」と「これから」を応援しています。小・中学生のコースと、高卒資格を取得するコースの両方を設置することで、一人ひとりの心の状態を理解しながら、継続的に子ども達と関わることができるのは、盛岡ユースセンターの大きな特徴です。
これまで、のべ126名の子ども達が盛岡ユースセンターに在籍し、巣立っていきました。
・通信制高校を卒業し、数年働いた後、自分のお金で通信制大学に通い始めた生徒
・中等部在籍中に、地域の学校へ再登校し始めた生徒
・同じ環境で安心して学びたいと盛岡ユースセンター高等部への進学を決めた生徒
・そして今現在も、元気に登校している生徒
どれも正解で、どれも成長だと考えています。
ほとんど喋らず、頷きで意思を確認していた子が自分の趣味や好きなことについて語り出す瞬間。
初めは登校しても暇で何をすれば良いかわからなかった子が、自分の目標を語りチャレンジする瞬間。
「おはようございます」の声が初めて聞こえた瞬間。
安心できる環境が子ども達の心を軽く、柔らかくし、成長する瞬間をたくさん見てきました。
【子どもが自分の価値を見失わずに成長できる社会を作っていきたい 】
フリースクールは「自分らしさを大切に、安心して学び育ちながら、なりたい自分になるための力を蓄える場」だと考えています。
学校で、自分らしさを大切にできなかったり、学ぶ意義や価値を見出せなくなってしまったとき、子ども達に「自分が選べる選択肢がある」ことの大切さを実感する一方で、それがあることがまだまだ当たり前ではありません。
活動を開始した2010年時点で、学習もサポートしてくれるフリースクールは県内にありませんでした。
不登校の子どもの数が過去最多を更新し続け、ている現在でも、北海道の次に広い岩手県に数えるほどしかフリースクールはありません。
盛岡ユースセンターと出会う子ども達は、全員が「フリースクールに通いたい!」と元気に自分の選択に自信をもっているわけではありません。自分の状況や周りの評価に悩み、苦しんでいるのを見ると、本当に胸が痛くなります。
これからも、子ども達に自分が学び育つ「現実の選択肢」として、活動を広げていかなければいけないと考えております。
【卒業生からの応援メッセージ(岩手大学1年 平 光 さん)】
私は中学の時に、転校してきた学校に馴染めず、周囲の人や自分の将来を信じられなくなっていました。
心配した両親がフリースクールや適応指導教室を調べてくれていて、不登校になってから割とすぐに盛岡ユースセンターに通い始めました。高卒認定や進学に向けて励んでいる先輩たちを見て、前向きに自分や周りについて考えられるようになりました。
将来は、小・中学校での経験や、高校・大学で学んだ知識を生かして教職につきたいと考えており、今は、大学に通いながら盛岡ユースセンターにはボランティアとして関わっています。
ユースセンターをはじめとするフリースクールは、子ども達の個性を活かしてあげようと、様々な活動に取り組んでいます。寄付をしていただくことで、より自由度が高く、子ども達もフリースクールも心に余裕を持って活動することが出来始めています。
これは、一度否定された僕たちにとって、認められる場ができたという、とても貴重なことであり、感謝しかありません。
これからもどうかご支援をよろしくお願いします。
【子ども達に多様な学びと成長の機会を! (理事長 又川 俊三)】
自分が学び育つための場として「学校以外に選択肢がない」ことで、子ども達は、たとえ苦しくとも環境を選ぶことができず、自分の価値を見失ってしまうことにつながっています。
子ども達には多様な学びや成長の機会が必要です。子ども達が伸び伸びと個性を伸ばし、社会の多様さを教えてあげられる学びの場の活動へ、皆さまのご寄付で応援をお願いします。
【子ども達の意欲を受け止める「人」や「環境整備」への投資の必要性】
今だから集めたい!
「子ども達が安心して学び育つ学校以外の場」として、社会的関心の高いフリースクールですが、私立の学校法人などと違い、行政からの補助金など公的な資金援助はありません。
利用者負担が運営資金の中心を占めており、それだけで人件費や施設設備費、さまざまな活動費をまかなっているため、体制を維持することができず、生徒数を伸ばしながらも、依然として協力企業からの資金援助をいただきながら、なんとか運営している状態です。
2020年1月現在、在籍生徒数は28名おり過去最多を更新していますが、スタッフの人数を増やしたり、教室をより広い環境を移したりも考えていかなければいけない段階にきております。
今後も多様な子ども達のニーズと意欲を受け止めながら、より多くの子ども達のサポートをしていくためにも、人的な面、設備の面での充実が必要です。
そうした体制を作っていくためにも、多くの皆様からの資金的なサポートを必要としています。
経済的理由でフリースクールを選択できない子どものために!
フリースクールに通いたくても経済的な理由で利用ができなかったり、利用を制限しなければならない子ども達がいます。
そうした経済的にフリースクールの利用が難しい家庭の子ども達を対象とした、独自の「奨学制度」を設け、利用料負担の補助または、低減策を実現していきたいと思っています。
【寄付金の使途】
いただいたご寄付は、フリースクールを利用したい子ども達を受け入れ続けるために、その意欲を受け止めるスタッフ体制の確保、人数増加に伴い、手狭になってくる教室の移転費用や設備面、教育活動の充実のために活用します。
また今回いただいたご寄付のうちの1割は、経済的理由で利用が難しい生徒が通えるようになるための「奨学制度」の設立のための準備資金として割り当てし、大切に使わせていただきます。