【ありがとう10年!子どもたちの海への想いを未来へつなぐ】
このたび、私たちの活動は10周年を迎えました。
震災後、「海を知らずに育つのはもったいない」という想いから始まったこの10年間。
たくさんの子どもたちと海で遊び、学び、共に成長することができました。
この活動が実を結び、子どもたちが海を「怖い」ものではなく「楽しい!」と感じ、
故郷の海に、自然に、誇りを持てるようになってくれたことを心から嬉しく思います。
しかし、活動を続ける中で、ある課題が見えてきました。
それは、子どもたちを取り巻く大人たちが海や自然から離れてしまっていることです。
大人が自然との関わり方を「背中で見せない」限り、子どもたちもやがて海から離れてしまいます。
だからこそ、私たちは次の10年で新たな一歩を踏み出します。
子どもたちのために、大人も海と自然とつながる
次の10年の目標は「誰もが海とつながり、共に豊かに生きる地域づくり」です。
子どもたちだけでなく、親子で、そして大人だけでも海を心から楽しめるような活動を。
大人が海を心から楽しむ姿、海を大切にする姿勢が、子どもたちの未来の力になると信じているからです。
皆さんの「おめでとう」が、子どもたちの未来を育む力に。
私たちの活動は、海に対する感謝の気持ちや、自然の大切さを次世代に伝えていくためのものです。
子どもたちの笑顔を未来へとつないでいくために、ぜひご支援をお願いします。
画面右下の「支援する」ボタンから、500円から寄付が可能です。
皆さんの温かいお気持ちが、海と共に生きる子どもたちの未来を育む大きな力となります。
Story
おかげさまで10周年。ここから始まる、海と子どもの未来。
「10年前、不安を抱えながらも、子どもたちと一緒に海へ出たあの日から、もう10年か…」と、感慨深い気持ちでいっぱいです。
この10年間、たくさんの子どもたちと出会い、共に笑い、海で遊び、学びを深めてきました。
あの頃の幼かった子どもたちが、今ではたくましく成長し、それぞれが活躍している姿を見ると、
この10年間の活動は決して無駄ではなかったと、心から感じています。そして、これはゴールではなく、さらなる未来へのスタートラインです。
これからも、子どもたちが海を「怖い」だけではなく「楽しい!」と感じ、故郷の海に誇りを持てるような活動を続けていきたいと考えています。
ビジョン:すべての子どもたちが自然と共に生き、自然に学びながら心豊かな暮らしを育む
ミッション:・海や自然の「恵みや怖さ」を体験できる機会をつくる。
・自然の中で体験することから子どもたちの「生きる力」を引き出す。
・地域の大人が次世代の育成に関わり、海の文化や知識を伝えていく。
・浜わらすを通じて、世代を超えた繋がりをつくる。
私たちの活動
■ 自然体験活動
海の自然の力、危険、そして楽しさを肌で感じてもらうプログラムを通年行い、これまでに延べ2000人以上の子どもたちに提供してきました。
四季を通じた活動をすることで、自然に生かされていることを実感し、自然の中での遊びが“生きる力”を育みます。地域内外、すべての子どもたちが対象です。
- 自然体験プログラム: 農業・漁業体験、磯の生物観察、海あそび体験などを通して、海の恵みと自然の生態系を学びます。
■ 環境保全活動
浜わらすで活動する上で大切なフィールド「海」。自然豊かなフィールドを次世代に繋げていくためには、“今自分たちにできること”を継続していくことが重要です。
この活動は、海への感謝の気持ちや自然に生かされていることを学べる活動です。
- 環境学習: 海洋プラスチックごみ問題や、海の生き物の保護について、子どもたちと向き合います。
- 定期的なビーチクリーン:毎月第一土曜日に行うビーチクリーン。海の豊かさを守るため、私たちにできることを行います。
- 漂着物集積所:誰でも気軽にビーチクリーンできるよう、集積所(BOX)を設置しました。BOXの中にはトングと袋が入っています。
■ 社会協働教育活動
学校と地域、企業と地域を繋げるなど、人と人との繋がりをつくるこの活動で、子どもも大人も共に育ち、豊かな暮らしを目指します。
- 学校や他団体との連携: 学校の授業の一環として、総合学習や修学旅行の受け入れを行っています。
- 多様な世代との交流: 地元の漁師さんや地域の達人を講師に招き、子どもたちが地域社会とつながる機会を創出しています。
活動を通して見えた課題と、これからの10年
これまでの10年間、私たちは気仙沼の海を舞台に、多くの子どもたちの笑顔と出会い、共に成長してきました。
しかし、活動を続ける中で、ある大きな課題が見えてきました。それは、「子どもたちを取り巻く大人たちの自然離れ」です。
地域では、海や自然と触れ合う機会が減り、その結果、子どもたちの海との関わりも薄れてしまっている現実があります。
これは、震災後、子どもたちを危険な場所から遠ざけようとした大人の思いやりからくるものでもありました。
しかし、子どもたちは、身近な大人が自然とどう関わっているかを「見て」学びます。大人が海を遠ざければ、子どもたちも自然と海から離れていってしまうのです。
私たちは、この課題を解決するためには、大人がまず、豊かに生きる姿を子どもたちに「背中で見せる」ことが大切だと考えるようになりました。
- 大人が心から海を楽しむ
- 海を怖がるのではなく、親しみ、大切にする
- 自然の中で自分らしく生きる
こうした大人の姿が、子どもたちの心に響き、海との新しい関係を築くきっかけになると信じています。
次の10年へ向けた、新たな挑戦
そこで、私たちは次の10年に向け、これまでのミッションをさらに広げ、「誰もが海とつながり、共に豊かに生きる地域づくり」を目指します。
具体的には、子どもたちの自然体験活動に加え、大人も海の、自然の豊かさを再発見し、子どもたちと一緒に楽しめるようなプログラムを開発していきます。
子どもだけでなく、親子で、もしくは大人だけで、海を心から満喫できる場を創出します。
子どもたちが安心して楽しく過ごせる居場所であると同時に、大人たちが集い、海への想いを語り合い、新たな挑戦を始める。
ここから、大人たちの「海を大切にしたい」「海で楽しみたい」という気持ちが広がり、それがやがて、子どもたち一人ひとりの未来の力となると信じています。
子どもたちの海への想いを、大人の「生き方」として示し、未来へつないでいく。
ご寄付の使い道
今回のバースデードネーションを通じて、私たちの活動が次の10年に向かうための大きな後押しとなります。
いただいたご寄付は、今後の活動資金として大切に使わせていただきます。
具体的には、海での安全な活動のための道具の購入、子どもたちや大人の好奇心を育む新しいプログラムの開発、そしてスタッフの育成などです。
皆さまの「おめでとう」というお気持ちが、子どもたちの笑顔と未来を育む力になります。
これからも「浜わらす」は、気仙沼の海から笑顔を届け続けます!!
画面右下の「支援する」ボタンで500円から寄付できるので、是非気軽な気持ちで寄付をお願いできると嬉しいです!
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
活動を支援してくださる皆様へ
いつも温かいご支援を、本当にありがとうございます。浜わらすの天澤です。
子どもたちが海や自然の中で見せてくれる、あのキラキラした笑顔。
心から「楽しい!」と輝く目は、私たちにとって何よりの喜びであり、活動を続ける大きな原動力となっています。
この子たちの生き生きとした姿を、もっともっとたくさんの人に知ってほしい。そんな想いで、活動を続けてきました。
でも最近、少しモヤモヤしていることがあります。
それは、子どもたちを取り巻く大人にこそ、もっと自然と触れ合ってほしい!という想いです。
先日、海岸清掃の際に、残念なことにBBQのゴミを見つけました。持ち込んだゴミは持ち帰る、というごく当たり前のこと。
海へのリスペクトや自然を大切に思う気持ちが少しでもあれば、そんなことは起きないはずだと、とても悔しい気持ちになりました。
私たちは、子どもたちに「自然を大切にする心」を伝えています。でも、その想いを育んだ子どもたちを支える大人が、
同じ気持ちを持っていなければ、本当に海や自然を守ることはできません。
子どもたちは、もうすでに環境を守りたい、海をきれいにしたいという気持ちを持っています。
だからこそ、私たち大人が、子どもたちに負けないくらい「海や自然が大好き!」という気持ちを持つことが大切だと感じています。
子どもたちだけでなく、大人にとっても海や自然がかけがえのない大切なものだと心から感じてもらえるような活動を、これからどんどん増やしていきたいと考えています。
この活動を通して、一人でも多くの方が自然との繋がりを再確認し、子どもたちと一緒に、この美しい自然を未来へつないでいけるよう、これからも精一杯頑張ります。
今後とも、私たちの活動にご理解とご支援をいただけますと幸いです。
もしよろしければ、この想いを周りの方にもシェアしていただけたら嬉しいです!よろしくお願いいたします。