メンバーメッセージリレー第3走者 ゆうや
2020/1/22 16:29
私はお互いさまプロジェクト学生メンバーの上野裕也です。
私は普段京都府在住ですがこの団体の活動内容、代表の修さんの素敵な考えに魅かれお互いさまプロジェクトに所属しました。
私は今まで復興支援をしたことがありませんでしたがこの団体は初めての方にもとても優しく、真備町の方とのコミュニティがしっかりしているので活動しやすかったです。
今回は私が実際に真備町にて行った活動や神戸で行っている活動を紹介したいと思います。
まず真備町の活動です。真備町では主に子ども支援、足湯・お茶会、写真洗浄を行っています。
私は普段子ども支援を中心に活動しています。子どもたちはとても元気で毎回行くたびに全力で走り回り、水風船でびしょびしょになっています。
以前子どもたちとお話をしているときに大学での勉強の話をされ地域活性に関することを学んでいると伝えたところ「真備には歴史も自然もいいところがたくさんあるよ!それに人が優しい!」「真備を元気にさせてよ!」という会話をしました。
子どもたちの素直な意見は本当に心に響きました。
その言葉はずっと心に残り続けるでしょう。その言葉は今も活動を続ける原動力となっています。忘れられない言葉としては、「真備の方のボランティアの方がこんなにも一生懸命頑張って色々してくださっているのに自分たちはアクセサリなどを買っていいのか、贅沢していいのか」とおっしゃっている方がいらっしゃいました。
バスの中から見る真備の景色はとてもきれいでした。初めてきたときは、自分たちが普段生活している地域と何ら変わりのない、当時の災害など想像もできないです。
しかし、こういった活動をしていると、表面では分からない本当の真備の姿を垣間見ることができます。真備町の「復旧」は終わったかもしれません。しかし、「復興」はまだまだ終わっておらず、これからも続ける必要があります。
次に写真洗浄についてです。泥で汚れてしまった写真にエタノールなどを使ってきれいにする作業です。様々な写真をきれいにしてきました。その中には、記念写真、風景などがありました。自分にとってはただの一枚かもしれません。しかし、依頼者にとってはかけがえのない1枚であり、宝物だと思います。
そんな宝物を皆さんのもとに返す作業のお手伝いをしていると考えると身が引き締まります。現地での写真洗浄の時に依頼者に写真を返す瞬間に立ち会ったことがあります。その瞬間は本当に感動的でした。
被災直後の写真の優先順位は低いため忘れられたり捨てられたりするそうです。しかし、汚れてしまってもきれいにする方法はあるのでこの写真洗浄の活動で真備の思い出を残していくのと同時に全国でも多発する水害時に捨てられる写真が少しでも少なくなればいいなと思います。
最後に神戸での活動です。神戸でもこの写真洗浄の活動を行っています。実際に現地に行っての復興支援はハードルが高いと思っている方にはこういった形の復興支援があるということも知っていただきたいです。
依頼を受けた写真は1年が過ぎてようやく3分の2が終わりましたがまだ何万枚も残っている現状です。
これらの写真を持ち主のもとへ早く返すためにもたくさんの方の協力が必要です。そのために神戸洗浄の活動は大切だと思います。こういった活動を続けるには皆さんの協力が必要です。
これからもお互いさまプロジェクトは真備の皆さんをはじめとして様々な方に寄り添っていきますので皆さんも一緒に活動してみませんか?応援よろしくお願いします!
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