熊町小学校を遺構としてのこすために!
2025/8/31 09:24

大熊町には大野小学校、熊町小学校の2つの小学校がありました。大野小学校については既に避難指示が解除され、インキュベーションセンターとして再利用されています。熊町小学校は2045年まで汚染土壌等の中間貯蔵施設となってしまったエリアにあります。それゆえに震災当日2時46分のままに残されています。その日子供たちは荷物も持たずに上履きのまま避難し、それ以降帰れなくなってしまったことがその教室を見ると感じられる。他に例のない原子力災害の遺構として貴重な場になっており、「1Fを見学するより、この教室を見る方が原子力災害が自分ごとになる」と言った学生もいました。
大熊町では熊町小学校を含めた中間貯蔵施設エリアに残る公共施設を遺構として残すかの検討が始まっています。いつの間にか解体が決まっていた大熊町図書館のようにならないよう、大熊未来塾では他の団体、福島大学、町民の皆様の力をお借りして遺構保存についてのワークショップを定期的に開催しています。
このような住民主体の取り組みを持続させていくためにも皆様のご支援が必要です。汐凪のバースデードネーションも残すところあと1週間となってまいりました。ご寄付いただいた皆様へ感謝するとともに、皆様のご家族、ご友人にもご紹介いただけたら幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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