子ども達が「EXPRESSION」の舞台に立ちました!
2025/9/9 15:40

9月6日、いよいよ本番の日がやって来ました。第1部「表現することは生きること」でシャイン・オン!キッズの紹介に始まり、子ども達はファシリティドッグのことを知ってもらうための3つのプログラムに取り組みます。
最初は、小児がんと闘った日々の中でファシリティドッグのアイビーに励まされた体験をスピーチした高校3年生のあきこさん。
小学6年生での発病からコロナ禍に入り、ひとりで治療に向き合う孤独感や治療のつらさをアイビーに支えられて乗り越えてきたこと。中学3年生での寛解後、今度は病気と闘う仲間を応援しようとボランティアを始めたこと。そんな中、再びの体調悪化から手術が決まり、不安におしつぶされそうになるなかでも「アイビーに会える!」と気持ちを立て直したこと…。
「どれだけ泣いたかわからない。でも、私にはアイビーがいてくれた!」と話すあきこさんの朗らかな声に、会場全体が引き込まれていきました。
次は、初代ファシリティドッグのベイリー、二代目ヨギを入院中の子ども達の目線で綴った写真集『MY BEST FRIEND AT THE HOSPITAL~こどもたちの目にうつったファシリティドッグ』を朗読します。
登壇した4人の子ども達に、練習が始まった頃の緊張から来るうつむきがちな様子はどこにもありません。ファシリティドッグのことを知ってもらおう、自分たちの経験と想いを届けよう、と力強い声のリレーに挑戦しました。
今はお空の上から子ども達を見守っているベイリー、そしてヨギ。彼らの“魔法のしっぽ”が与えてくれた温もりや癒しの力は、会場の皆さんへ確かに届いたようです。
村瀬愛さんの静かであたたかなバイオリン演奏にのせて。
ファシリティドッグのことを多くの人に知ってほしい、自分の挑戦を応援してもらおうと、肩にファシリティドッグのぬいぐるみを載せて。
最後は、小児がん経験者の子ども達が集まって生まれたオリジナルソング『ぼくらはひとつ』をEXPRESSIONの子ども達、第1回は田園調布小学校合唱団、第2回は文教大学付属小学校2年生の皆さんと一緒に合唱しました。からだ全体を使って歌おう、と練習で教わったように、手話も交えながら想いを込めたやわらかな歌声が響きました。
ひとりじゃない 大丈夫さ
いつか生きていく力に変わるはず
みんなが教えてくれた ひとりじゃないよ ぼくらはひとつ
(『ぼくらはひとつ』より)
~参加した子どもから~
「つらいことがたくさんあったけれど、ファシリティドッグやいろんな人に助けてもらったんだなぁ、とあらためて考えることが出来てよかった」
「ひとりだけでは無理だと思うことも、みんなと一緒だと出来るとわかったことがうれしい」
「ファシリティドッグのことを知らない人もまだまだ多いので、自分なりの言葉で伝えていくことを続けたい」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ロビーに設けたチャリティ販売ブースでは、小児がん支援のレモネードやファシリティドッグのチャリティグッズのこども販売員にもチャレンジ! ファシリティドッグのことを初めて知った、胸に響きました、との言葉と共に、多くの方々が販売にご協力いただきました。皆様のあたたかいお気持ちに心から感謝いたします。
← Back to all activity reports
+9月6日の舞台に立ったこども達からの手書きメッセージのデジタル版
¥100,000
『シャイン・オン!コミュニティ』(運営:認定NPO法人シャイン・オン・キッズ)からの御礼メールをお送りします。