2025年6月21日の総会において、長野県NPOセンターの理事に就任しました。
これまでのスタッフ・一事業所長の立場から、さらに一段と責任がある立場を担うことになります。
「みんなで100年先も暮らしたい長野県にしよう!」をビジョンに掲げ、「信頼される社会の変革者として、人と地域の参加・協働を創り出す」をミッションとして、仲間や支えてくださる方々とともに、挑戦を続けていきます。
理事就任のお祝いの気持ちを、寄付という形で応援していただけると嬉しいです。
◆◇◆ 賛助会員として継続的に活動を支えてくださる方も募集します ◆◇◆
Story
(2025年6月21日開催 総会・交流会での集合写真)
■ 私と長野県NPOセンターとの出会い
2019年春に、家族で東京から長野県(軽井沢町)へ移住して、7年目を迎えます。
東京で15年間勤めた助成財団での仕事を辞め、新たな生活で仕事を探す際に、選ぶポイントは3つありました。
- 今の生活の中で、自分や家族が無理なく続けられる勤務形態であること。
- ソーシャルセクターでのこれまでの業務経験を生かせること。
- 自分が成長できる環境で、尊敬できる人と一緒に働けること。
偶然にも同じ2019年春から、隣りの佐久市で市民活動サポートセンターの企画運営を長野県NPOセンターが受託することになりました。
前職の先輩に声をかけていただき、長野市で長野県NPOセンターが主催するセミナーにお邪魔したのが2019年9月のこと。
そこからご縁が繋がり、2019年12月から佐久の事業にコーディネーターとして参画しました。
私と長野県NPOセンターとのおつきあいの経緯をまとめると、こんな感じです。
2019年12月:週1回の非常勤スタッフとして佐久市市民活動サポートセンター(運営主体:長野県NPOセンター)で勤務開始。
2021年3月:長野県NPOセンター法人本部の「経営戦略会議」に興味本位で初めて参画。
2021年9月:色々法人の経営が気になってきて、もう一歩踏み込んでみようと長野県NPOセンターの正会員になる。
2022年4月:故・前 山室代表理事から引継ぎ、佐久市市民活動サポートセンターのセンター長に就任。
2022年8月:長野県NPOセンターの中長期計画策定に取り組む。
2025年6月:総会において理事に選任。
■ 長野県NPOセンターとは
ビジョン:みんなで100年先も暮らしたい長野県にしよう!
ミッション:信頼される社会の変革者として、人と地域の参加・協働を創り出す
長野県NPOセンターは、市民・企業・行政・住民組織など、さまざまな機関の力をつなぎ、より良い地域づくりを応援しています。
「長野県」と名称に入ってはいますが、県がつくった団体ではなく、民間の団体です。
設立以来、行政と市民とが一緒にまちづくりに取り組む「協働」の推進、若者の地域体験プログラム、災害支援、生活困窮者自立支援など、多岐に渡る事業を運営してきました。
■ 「中間支援」ってなんだ?
地域には、地域や社会をより良くするための活動に取り組む市民活動団体やNPOがたくさんあります。
個々のNPOが活動や事業を始める際、また成長段階に応じて発展していく際には、知識や経営ノウハウが必要になります。そうしたサポートを提供するのが「中間支援組織」です。
また、行政や企業など多様な主体とNPOが協働しやすい環境をつくることも、「中間支援組織」の大きな役割のひとつです。
■ 「地域の中間支援」への期待
東京で勤めていた時から、社会課題が山積する日本で、今後の地域・社会づくりのヒントは地方にあるのではないか、という予感のようなものを感じていました。
実際に、ソーシャルセクターをけん引するリーダーが日本各地にいらっしゃいます。
もちろん現実はきれいごとばかりではありません。
それでも、地域に根差しながら、持続可能な未来へつながるヒントが、地域の中間支援にはあるように感じています。
「地域の中間支援」で働くようになって6年が経った今も、その思いは変わりません。
東京で勤めていた時よりも今の方が、社会を形づくる動きの一端に参画している実感は、微かながら、あります。
■ お願い:活動を続けて支えてくれる「賛助会員」になってくれませんか?
長野県NPOセンターは、2024年11月に念願の認定NPO法人となりました!
法人へのご寄付は税控除の対象となります。
認定を維持するためには、「パブリックサポートテスト(PST)」という基準があり、5年間の実績判定期間における平均「年3000円以上の寄付者」が「年平均100人以上」いることが必要になります。
つまり、「この法人のビジョン・ミッションに共感し、寄付という形で応援してくれる人がたくさんいる」ことを証明する必要があるのです。
おかげさまで法人の理念や事業内容を理解し、応援してくださっている賛助会員・寄付者の方が増えてきています。本当にありがとうございます。
でも、PSTの基準を超える状態を維持するには、まだまだ道のりは厳しいのが現状です。
現在、32人と15団体、あわせて47の賛助会員の皆様が、法人のビジョン・ミッションに共感し、賛助会費という形で活動を応援してくださっています。
認定継続のために、賛助会員を100人以上に増やすのが目標です。
少なくともあと53人、願わくばもっと大きく応援の輪を広げていきたいのが本音です。
賛助会員としてのご寄付は、このsyncableのキャンペーンへは直接反映されませんが、活動報告でご報告をあげていきたいと思います。
長野県NPOセンターのビジョン・ミッションに共感し、法人と粟津の挑戦を応援してくださる方、もしよろしければ賛助会員になっていただけませんか?
◆ 賛助会員の申込方法
以下のどちらからでもお申込いただけます。
1. 法人ホームページより
・八十二銀行からインターネットバンキングでお振込の場合、手数料はかかりません。
・毎年度ごとに会費のお振込が必要になります。
①フォームまたはメールでお申込ください。
②会費をお振込ください。
2. 本寄付サイトsyncableの団体ページから「賛助会員」を選ぶ。
・寄付サイトへの手数料(5%)がかかります。
・一度ご登録いただくと、クレジットカードからの自動引落しになります。
https://syncable.biz/associate/npo-nagano/donate/membership
長野県在住の方はもちろん、県外の方で賛助会員になってくださる方も大歓迎です!
もし3000円を超えて応援いただける方は、ぜひその分期間を長く、2年・3年・5年・10年と、挑戦を見守っていただけると嬉しいです。
賛助会員はちょっと…という方は、こちらのキャンペーンでのご寄付の応援も、もちろんとても有難いです。
皆さんからのお気持ちは、地域のための活動に大切に使わせていただきます。
■ 賛助会員になると、どんないいことがあるの?
- 粟津が心を込めて御礼を申し上げます。
- 活動報告はホームページ・SNS等、また年次報告書を通じてご報告させていただきます。
(2024年度の年次報告書はホームページからご覧いただけます)
- 毎年6月に総会にあわせて交流会を企画しています。長野市まで足を運んでもいいよという方は、ぜひ顔を見に来てくださると、とても嬉しいです。(交通費・参加費は各自のご負担になります。ご了承ください)
長野県での「人と地域の参加の力をいかした持続可能な地域づくり」について、少しだけ温度感をもって触れていただけるかと思います。
1年後に報告をみて、「がんばってるな」「応援したいな」と思っていただけたら、ぜひ継続して応援していただければ励みになります。
(2025年6月21日開催 総会・交流会での1枚。理事・職員&参加者の皆さんと)
■ 寄付金の使いみち
- 新規事業開発のための調査
地域のニーズに沿った事業を展開していくためには、きめ細やかなニーズ調査、鍵となる関係者との信頼関係の構築が欠かせません。広い長野県内で地域をまわるための交通費等に充当します。
- 安定的な事業継続を支える要である事務局運営のための人件費
委託事業や助成事業を展開する中で、法人運営の要となるのは総務・経理を担う事務局の運営です。事務局運営のための人件費には外部からの支援を受けにくいのが実情です。事務局運営のための人件費を拡充することで、今後も長く事業を続けられる安定的な法人経営を目指します。
- 組織の経営戦略をブラッシュアップするための取組み
立ち止まって組織のあり方を見直し、より持続可能で強くあたたかい組織を目指し、戦略や計画を検討・実行するための研修費・人件費・会議費等に充当します。
■ 今の私の挑戦
具体的にどんなところが今の粟津の挑戦(ストレッチポイント)なの?
を、この機会に書き出してみました。(法人・事業所の目標や計画は各ホームページをご参照いただくとして、以下は私の個人的な挑戦ポイントです)
- 行政の中に本質的な協働の理解者を増やす
県と自治体、双方の行政と一緒に仕事させていただく機会が多いですが、行政と仕事をする上で"人事異動"という名の「リセットボタン」はつきもの。その中で事業と実績と経験を積み重ねていく繰り返しですが、形骸化した「協働」ではなく、本質的な「協働」を理解者をひとりでも多く増やす。本質的な理解を進めるための体感の機会をひとつでも多くつくる。そんなことに取り組んでいます。
(2024年7月、佐久市新子ども・子育て支援拠点施設ワークショップにて。行政と市民活動団体の対話を進めるワークショップを企画・進行しました)
https://sakusapo.com/blog/20240702/
- 中間支援・NPO支援の人材育成
40代、「若手」と自ら言うのがはばかられる年代になってきました。
佐久市市民活動サポートセンターは現在私も含め9人のスタッフ体制で運営しています。その中から、市民活動・NPO団体の成長を応援し、適切な情報提供や伴走支援ができる人材を育て、増やしていくことが目下の課題と思っています。
仲間の力を頼りながら、スタッフの人材育成と成長支援に取り組んでいます。
(亀垣代表と佐久市市民活動サポートセンターのゆかいな?仲間たち)
- 持続可能な、強くあたたかい組織をつくる
NPO支援の看板を掲げる長野県NPOセンター自体が持続可能じゃないと、そこで働くスタッフが持続可能な働き方ができないと、「100年先も暮らしたい長野」は作れません。
他組織の伴走支援はできてたとしても、自組織の経営課題の改善を実行していくことは容易ではありません。苦しい時もあります。
でも幸いなことに、未来志向で前向きな経営者とスタッフがこの法人にはたくさんいます。
変化が激しい時代に社会のニーズに対応した事業展開ができる組織、そして財源的にも持続可能な、職員がやりがい(と持続可能な給与水準)をもって働ける組織を目指して、仲間と一緒にできることから一つずつ取り組んでいきます。
(2022年8月、法人の中長期計画策定に向けてうんうん唸る会議)
理事としての抱負
今回理事に就任するにあたっての抱負。
- 組織としての持続性を高めること(人的・財政的リソース含め)
- スタッフが前向きにやりがいをもって、長く働き続けやすい労務環境をつくること
- 故意かどうかに関わらず、不祥事を起こさないこと
(相変わらずまじめな性分で、尖ったこととかおもしろいこととか言えなくてすみません)
でもどれも大事なこと。地道にこつこつと、仲間の力を頼りながら、積み重ねていきたいと思います。
■ 私のこれからの挑戦を、応援してください。
私は長野県に長野県NPOセンターがあってよかったと思っているし、まだまだこれからも必要な役割があると思っています。
「仲間」たちと一緒に、多様な参加の力を生かしながら「100年先も暮らせる長野県」を実現していきたいと思っています。
物価高騰の折、年間の賛助会費「3000円」という金額が決して安くないことは重々承知の上ですが。
ブーケ1つ分、ちょっと良いワイン1本分のお祝いの気持ちを寄付にかえて応援してくださったら、とてもうれしいです。