建築プロンティアネット/おもやい理事の満原さなえさんから皆さまへ!
2025/7/28 15:50

おもやいでのはじまり
令和元年の佐賀豪雨発生後、武雄周辺のメンバーが「何かできることがあるのでは」と集まったのがおもやいのスタートですが、私もその時に集まったメンバーの一人でした。
平成28年の熊本地震後に西原村で被災した建物の相談を受けたことがきっかけで「建築プロンティアネット」という建築士のボランティア団体を立ち上げていたため、水害で被災した建物に対しても建築士としての職能を活かして力になれることがあるはずだと思い、呼びかけに対し迷わず参加しました。
広がりひろがるおもやいの輪
ふたつの大きな災害の際に現地に私を向かわせてくれたのが(一社)おもやい代表の鈴木隆太さんですが、結成当初からおもやいは災害ボランティア団体では多分珍しく女性が多いチーム。しかもみんなおしゃべりで、鈴木代表をさしおいて言いたい放題言うてきました。いろんなジャンルのメンバーが集まり、遠慮せず言いたい放題、みんなで言い合いました。
言いたい放題言うても、馬鹿にしたり否定したりせず、どうすればそれが実現できるか、冗談交えて大盛り上がりしながら話していたことが本気に発展していきました。
「おもやい」とは、(共有・分かち合い)という意味がありますが、まさにおもやいでした。
まとめるのは大変だったかもですが、あの段階でやれることを限定したりしなかったから、今のような、他にはきっとないおもやいのカタチができたのだと思います。
平時から、日常の強さを生み出すひとつの要素として
災害に備えておくためには、平時に強くならないといけません。
防災備蓄や住まいの安全性はもちろん、近所との関わり、地域とのつながり、安定した衣食住、頼れる存在がいるという安心感。。。こういった様々な要素が絡み合って、日常のくらしの強さがうまれます。
この場所におもやいがあること、おもやいの活動が、日常の強さを生み出すひとつの要素としてあり続けられるよう、さらにおもやいの輪が広がるように、多くのご支援を頂けたらと思います。
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