一般社団法人おもやい代表理事の鈴木隆太から、皆さまへ!
2025/6/27 16:46

偶然からのはじまり
2010年に佐賀県に移住してから、今年で15年になりました。まさか名古屋出身のヤツが九州に、しかも佐賀県に住むことになるとは、当時は微塵も思っていませんでしたが、ご縁をいただいて、佐賀県武雄市に暮らしております。
ここ近年は九州のみならず全国で毎年のように災害が起きてしまっている状況にありますが、まさか自分が住んでいる地元が被災するとは、そしてまさか「おもやい」という団体の設立につながるとは思っておりませんでした。スタッフや仲間たちとの出会いも本当に偶然で、それまでお互い知らなかった者同士がたまたま水害を心配して集まったのがはじまりで、こんなにいい仲間たちと出会えたのは今では大切な宝です。
「おもやい」とは
「おもやい」という言葉は「共有する・共にする」という意味ですが、最初は意味が分からず、この言葉を団体名に冠するのにちょっとした違和感がありました。
ただ、活動を続けてきた中で、これ以上の名前はないなぁと今では思っております。それはつらいことも、楽しいことも仲間で、地域で「おもやい」するということがどれほど大事なのかをこれまでの活動で出会った方々からたくさん教えていただいたからです。
一人ひとりの発露から生まれる多彩な取り組み
おもやいは、団体ではありますが「組織」という雰囲気ではなく、それぞれの発露からいろんな事業を実施しています。少し意識してそうしているところもあります。
誰かが上に立ち、旗を振って、「こっちの方向へ進むぞ!」というやり方も当然あって然るべきだと思いますが、特に災害が起きた後、いろんな方々との関わりがあればあるほど、いろんな人の視点があればあるほどできることも増え、取り残されているかもしれない方とつながることができるんじゃないか、最後のたった一人にお会いできるんじゃないか、という思いから、リーダーシップを発揮するようなできないことをするのではなく、それこそ関わってくれている人たちと共に「あーでもない、こーでもない」と言いながら一緒に考えて行動することを大切にしてきたつもりです。
これからも、こうしてワイワイ言いながら、この地域にとって、または私たちができることで「やったほうがいいよね!」と思うことをたくさんの方々からのお力をお借りしながら進んでいきたいと思います!
これからもおもやいをどうぞよろしくお願いいたします!!!
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