Story
はじめまして。Step to Peaceです。
私たちは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指し、世界70以上の国と地域で住まいの問題に取り組む国際NGO団体「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」の活動に賛同し、アジア各国で住居建築活動を行う学生団体です。
全国の学生に一歩を踏み出すきっかけをつくる団体
Step to Peaceは、2011年に設立してから今日までアジアを中心とした国々が抱える住居問題に関心を持ち、ハビタットが行う海外住居建築プログラム「Global Village(以下GV)」に全国の学生とともに参加してきました。そして今夏、インドネシアのジョグジャカルタに全国の有志の学生10~20名とともに渡航し、住居建築プログラムにかかる費用面の支援とともに、実際に現地で住居建築ボランティア活動を行うことを計画しています。
しかし、コロナ禍以降、円安や物価高騰の影響により建築資材の費用面での負担が大きく、参加したくてもできない学生が全国に多くいるのが現状です。これらを解消し、より多くの学生に一歩を踏み出すきっかけをつくれるようクラウドファンディングをはじめ、多くの方にご支援いただくことで、今もなお住居の支援を必要とするインドネシアの方々のために活動を行いたいと考えています。プロジェクト達成までどうぞよろしくお願いいたします。
賛同いただいた皆様には、私たちの出発前の準備の様子や現地での活動状況を発信していきます。また、私たちのインスタグラムでは私たちの活動に関する情報を随時更新しておりますので是非ご覧ください。目標金額を達成し、Step to Peaceの渡航メンバー全員で力を合わせて頑張ってまいりますので、これからも応援のほどよろしくお願いいたします。
・今回の渡航で私たちが取り組む課題
今回私たちが渡航するインドネシアでは、経済格差が深刻となっています。所得の格差を示す代表的な指数である「ジニ係数」は、2023年度時点で最も高い数値となりました。(世界銀行参照)首都ジャカルタの最低賃金は月4.3万円で、インドネシア全体の平均月収は2.8万円です。今回私たちが派遣地として向かうジョグジャカルタは首都ジャカルタに比べて経済格差が激しく、「きちんとした家」に住むことができていない人々が数多くいます。「きちんとした家」とは、安心して過ごせる家を指し、雨風をしのげ、プライバシーが守られる家のことです。Step to Peaceでは、ハビタットの理念である「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」のもと、全国の学生とともに、少しでも私たちの手で状況を変えたいと思い、今回インドネシア・ジョグジャカルタへの渡航を決定しました。
・Step to Peaceとは
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン(以下、ハビタット)の活動に賛同し、活動する学生団体です。
ハビタットは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」をめざし、海外住居建築ボランティアプログラム「Global Village(GV)」を実施しています。世界では、8人に1人がきちんとした家に住むことができず、その数は10億人にのぼります。安心・安全に暮らせる住まいは健全で豊かな生活を営むための基盤だとハビタットは考え、家の建築支援に加え、衛生設備の設置支援、災害に強いコミュニティ作りなど、住まいの改善・確保、コミュニティ全体の発展を目指した支援に取り組んでいます。
また、ハビタットは、息の長い支援の実現のため、将来を担う若者の育成にも取り組んでいます。日本全国の大学キャンパスを拠点に、ハビタットの活動に賛同し、ともに取り組む学生支部は40団体にのぼります。
Step to Peaceは、2011年に設立された学生団体です。「全国の学生に一歩を踏み出すきっかけをつくる」を理念に掲げ、今まで300名以上の学生とハビタットが実施するGVに参加してきました。コロナ禍の期間は国内での活動を行い、団体を存続してきました。
・海外建築ボランティア「Global Village(GV)」とは
ハビタットが提供する住居支援プログラムです。住居を必要とする家族とボランティアが共に汗を流し、家族の生活の基盤となる住居建築や修繕活動を行うプログラムです。ボランティアは現地の家族から様々な話を聞き、交流や活動を通して学び、文化や価値観を知り、視野を広げます。一昨年の参加者からは「出来上がった家に住む家族と一緒に活動できたことが一番の学びになった」などの声も上がりました。ハビタットでしか経験することのできない支援を通して、より多くの経験と学びを培っていきたいと思います。
・寄付募集を行う理由
現地の家族と共に活動を行う、このプログラムでしか得ることのできない貴重な経験を、より多くのメンバーと共有したいと考えています。そしてここでの経験を、ただの渡航で終わらせることなく、帰国後も広く社会に伝え広め、さらには一人一人が将来の糧として生きたいと思っています。しかし、近年では円安が進みコロナ禍以前の渡航費と比べると10万円近くの差があり、参加を希望する学生たちの大きな負担となっています。費用が原因で参加を断念するメンバーも全国に多くいる状況です。皆さんのご支援により1人でも多くの学生が広く世界の人々のためにと一歩を踏み出すきっかけをつくり、インドネシアの家族の居場所となる「家」を作り上げたいと思っています。ご協力よろしくお願いします。
・代表から
みなさん、こんにちは。
Step to Peace25年度代表を務めている谷脇希実です。今日までGVへの参加を通して全国の学生が一歩を踏み出すきっかけをつくるために日々頑張ってきました。私がGVに参加するのは4回目、Step to Peaceでメンバーを募っての渡航は2回目となります。前回のStep to Peaceでの渡航では、6名の学生とカンボジアに赴きました。現地の家の家族は日本のことを知らない方でしたが、最終日には私たちが共に活動したことを泣いて喜んでくださったことは、今でも忘れられません。家の完成までの活動だけでなく、渡航メンバー間のチームづくりは難しさもありましたが、全国から集まった学生と現地の方とが1つのチームとなり、作り上げることができた達成感や喜びは他では味わえないものでした。このような貴重な経験を多くの学生とともに経験したい、さらには開発途上国が抱える住居問題の改善に、少しでも力になりたいという思いから今回クラウドファンディングを行うことにしました。
・ご寄付の使い道
いただいたご寄付は、現地の住居建築プログラムに関するドネーション費用に活用させていただきます。インドネシアで建築する家に使用する木材やセメントなどの資材の購入費などに充てられます。