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「水が出るなんて、信じられなかった——」それが、生活のすべてを変える第一歩でした。
安全な水が手に入らないことで、学校に行けない子どもたち。
働くことができず、未来を描けない女性たち。
世界には、当たり前の生活が届かない場所がまだたくさんあります。
でも、水が出ることは“ゴール”ではありません。
そこから始まる教育・収入・地域の変化こそが、未来を支える力になります。
私たちホープ・インターナショナル開発機構は、カンボジア・エチオピア・フィリピンで、水を起点にした“自立のための支援”を届けてきました。
「どんな環境に生まれても、持っている力を生かせる希望ある世界」を目指して。
その想いを胸に、24年間で8万人の生活を変えてきた私たちは、これからの5年でさらに5万人の自立を支える挑戦を始めます。
その一歩を、あなたとともに。「水からはじまる自立支援」を続けるための仲間が必要です。
あなたの支援が、一人ひとりの未来を変える力になります。
ぜひ、私たちの25周年に向けた挑戦に力を貸してください!
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"I couldn't believe water was coming out" — that was the first step that changed everything.
Children who couldn't go to school because they lacked access to clean water.
Women who couldn't work and envision a future.
Even today, there are still many places in the world where a basic standard of living remains out of reach.
But access to water is not the “goal.”
The true power lies in the changes that follow — education, income, and transformation within the community.
At HOPE International Development Agency Japan, we’ve been delivering support for self-reliance — starting with water — in Cambodia, Ethiopia, and the Philippines.
Aiming for a world where each person is empowered to reach their full potential, no matter the circumstances they are born into.
With that vision at heart, we have transformed the lives of 80,000 people over the past 25 years — and now, we’re taking on a new challenge: to support the self-reliance of another 50,000 people in the next five years.
We invite you to take this next step with us.
To continue offering “from water to self-reliance,” we need companions on this journey.
Your support can truly change someone’s future.
Please join us in empowering lives and expanding hope as we approach our 25th anniversary!
Story
English Page here:https://syncable.biz/campaign/7803/report/11284#campaign-tabs
「水が出るなんて信じられなかった」。その一言が、8万人の生活が変わった第一歩でした。
でもそれは、ゴールではなく“スタートライン”。水があっても、教育を受けられなければ、仕事がなければ、より大きな未来を拓いていくことは困難なままです。地域に根ざした「水からはじまる自立支援」が、今、より深く・広く求められています。
22億もの人々が、安全に管理された飲み水を利用できていない世界。その中で「5万人」という数字は、私たちにとって、とても大きな挑戦です。なぜなら、これまで24年かけて8万人に届けてきた水を、これからは5年で5万人に届けようとしているからです。
一人ひとりの命をつなぐ水を届け、その後の自立をサポートする挑戦が始まります。
大きな町から離れ、アクセスが悪く、政府や他のNGOの支援が届かない地域のリスク
私たちの活動は、現地からのニーズがあって初めてスタートします。しかし、資金がなければそうしたニーズに応えることができません。
これまで20年以上活動してきましたが、今でも支援は必要とされています。例えばエチオピアでは、政府が北部の部族紛争の対応に追われ、農村部のインフラ整備は進んでいません。近年ではコロナの影響で経済が停滞し、出稼ぎに行っていた人々が職を失って農村部に戻っても仕事がなく、貧困が深刻化しています。こうした状況が続いており、自立支援のニーズは依然として高いのです。
ホープが活動する地域は、大きな町から離れ、アクセスが悪く、政府や他のNGOの支援が行き届かない場所がほとんどです。こうした地域では、安全な水や衛生設備、十分な食料が不足し、健康や生活環境に深刻な影響を与えています。特に子どもや高齢者は、汚染された水の利用が原因の下痢や脱水症状、感染症にかかるリスクが高く、早急な支援が必要とされています。
このような状況は、ホープが活動する地域だけの問題ではありません。ユニセフの報告によると、2022年時点で世界では22億人が安全に管理された飲み水を利用できていません。今もなお、4人にひとりが湖や河川などの処理されていない水を生活に使っているのです。
カンボジアスタッフの声
今も、十分な食料や安全な水へのアクセスが難しい状況に置かれている人々がいます。目の前にそんな状況に直面している家族がいたら、私たちは見過ごすことはできません。
その場しのぎの支援ではすぐに尽きてしまうこともあります。でも1基の井戸をつくることで10家族と、その未来の世代を支えられます。1年ではなく100年続くのです。
どんな環境に生まれても持っている力を生かせる世界の実現を目指して
私たちは、支援の届いていない人々への自立への道筋を支援することを理念に、どんな環境に生まれても持っている力を生かせる希望ある世界の実現を目指して活動をしているNPOです。現在、エチオピア、カンボジア、フィリピンで貧困に苦しむ人々の自立を支援しています。
2001年に活動を開始して以来、水からはじまる自立支援をモットーに、飲み水となる安全な水を供給する井戸や簡易水道の建設をはじめ、保健衛生教育、農業支援、学校建設、高等教育の機会提供などを行ってきました。生活基盤の整備から経済的な自立まで、段階的な支援を重ねることで、現地の人々が未来の選択肢を広げられるよう取り組んでいます。
支援を受けるだけでなく、事業を通してスキルや知識、オーナーシップを身につけ、事業終了後も自分たちの力で歩んでいける「自立」を目指しています。
より多くの人々が貧困から抜け出し、自らの力で未来を切り拓いていけるように支援を続ける
ニーズに応え、活動を継続するには安定した資金が必要です。特に今後、力を入れて取り組んでいきたいのは、以下の2つのことです。
■段階的な支援で”2つの自立”を確かなものに
天候に左右されず、安定的に安全な水を手に入れた家族の生活は支援を受ける前とは一変します。水汲みに毎日何時間も費やしてきた女性や子どもたちには、特に大きな変化が見られます。子どもたちの健康状態は改善し、学ぶ意欲がわいてきて学校へ通えるようになります。もし、事業地に学校がなければ、ホープは学校を建設し、さらに子どもたちの学びの場、将来の選択肢を広げるために、図書室を建設することもあります。
また、女性たちには、自分たちには家事のスキルを活かして収入を得る力があること、そしてお金の管理の仕方を教えます。女性たちが共同で事業を始めるための支援も行い、小規模ビジネスを通じた経済的な自立を後押しします。
こうした変化は、やがて家庭や地域全体に広がり、男性たちの意識も変化します。女性と男性が互いを尊重しあい、対等な関係を築くことで、社会全体の変化にもつながります。
このように、自立の段階に合わせた包括的な支援を行うことで、経済的・心理的な自立を目指します。そして活動地域に根強く残る男女の格差を改善し、地域が元気になることで、自立を確かなものにしていきます。
現地の人々のストーリー
もう一度、学校へ — 11歳の男の子の再出発
カンボジアのサメイット村では、井戸の設置により農業収入が増えたことで、かつて学校をやめざるを得なかった11歳の男の子が、再び小学校に通い始めました。
以前は貧困のために学びを諦めていましたが、今では家族も中学校への進学を応援しています。彼は「家族のために一生懸命勉強を続けたい」と話してくれました。
カフェと希望と、暮らしの変化
エチオピアのある村で、支援を受けた女性たちがビジネスの知識を学び、カフェを開くことができました。
「この支援は私に希望をくれました。子どもを学校に通わせられるようになりましたし、夫も私の仕事を理解して、食事を作ってくれた日もありました。こんな日が来るなんて思ってもいませんでした。」と、目を輝かせて話してくれました。
女性たちの声が響く村に
水の供給が始まった村では、衛生意識が高まったことで家庭用トイレが普及し、野外排泄がなくなり、地域の衛生環境が改善しました。
また、これまで男性主導が当たり前だった村で、支援を通じて女性に対する差別や暴力が減少し、今では会議の場で意見を述べる女性たちの姿も見られるようになりました。
かつて声を上げづらかった女性たちが、少しずつ地域の未来を語り、活躍できる場が広がりつつあります。
■活動地域を広げる
24年前、カンボジアの小さな村に井戸を建設することから始まった私たちの活動は、やがて周辺の村へ、そして地域や国を越え、同じ困難を抱える国々へと広がっていきました。
しかし、一つの地域で事業を終えても、次の支援を必要とする人々はまだ多くいます。井戸ができて水が手に入ることで、子どもたちは学校へ通い、交友関係や行動範囲を広げ、大人たちは新たに仕事を始める人も増えていきます。その変化を目の当たりにした近隣の村々から、「うちの村でも事業をやってほしい」という声が集まってくるのです。実際に生活が向上した人々の姿を見て、「自分たちも変われるかもしれない」と希望を持ち、支援を求める動きが広がっていくのです。
ホープが活動する途上国の地域では、日本よりも地域の人々のつながりが強く、個人の成功だけでは地域全体の発展にはつながりにくいという側面があります。だからこそ、私たちは個人への支援にとどまらず、地域全体の発展を目指した取り組みを行っています。
今後は、エチオピアの南エチオピア州ゴファ地方で安全な水の供給から始まる自立支援、そして近年この地域では地滑りなど自然災害も増えていることから、水源や周辺環境を守る取り組みを進める計画をしています。カンボジアでは、地雷撤去後に移住者が増えている、ポーサット州ビール・ベン地域で、水の供給を通じて、移住者の新たな生活基盤を整える支援を予定しています。
これからも、より多くの人々が貧困から抜け出し、自らの力で未来を切り拓いていけるよう、私たちは活動地域を広げながら支援を続けていきます。
現地の人々のストーリー
水が届いた村で始まった変化
エチオピアのオイダ地区に住むメセレッチさん(当時33歳)の村では、給水所の建設にあたり、「そんなこと、できるはずがない」と反対の声もあがっていました。
しかし、給水所が完成し、実際に水が出たとき、彼女は「神様からの贈り物だと思いました」と話してくれました。
以前は、汚れた水が原因で多くの人が命を落としていましたが、今では安全な水が手に入り、子どもを授かっても安心して暮らせるようになりました。水汲みの負担からも解放され、仕事に時間を使えるようになったといいます。
衛生環境が改善されたことで、家族の関係も良くなり、「女性を尊重する」という意識が村の中に少しずつ根付き始めています。こうした変化を次の世代に引き継いでいくことは簡単ではありませんが、「それもきっとできる」と彼女は語っています。
寄付の“その先”へ──小さな継続が生む、大きな変化
最終的には年間2.5億円の活動費が必要になります。また、現地での活動を安定的に進めていくためには、団体運営費も重要です。こうした費用は助成金なども活用しながら賄っていきますが、NPOである私たちは皆さまのご支援を通じて、どんな環境でも自らの力で未来を築いていける希望ある世界を、共に目指して行きたいと思っています。
例えば、
年間12,000円で小学校の児童用机を1台贈ることができます。
年間24,000円で1家族に野菜の種と農具を提供し、家庭菜園を作る技術支援ができます。
年間60,000円で1家族に衛生教育の提供とトイレを作ることができます。
このように、水を直接提供する以外の分野でも私たちの支援は広がっていきます。
ホープは2026年に、活動開始から25年の節目を迎えます。しかし、私たちはここで立ち止まりません。さらにその先へと挑戦を続け、2030年までに5万人の自立を支えることを目指しています。
今回のキャンペーンで集まったご支援は、以下の活動に使わせていただく予定です。
- 団体の運営費
- 海外事業費(水供給設備の建設、保健衛生教育、農業支援、学校建設、高等教育支援、女性の収入創出活動支援)
代表メッセージ:「自立したコミュニティーを築くこと」を目指して
事務局長 ベア ジェフリーより
25周年を迎えるにあたり、感謝の気持ちとともに、新たな決意を抱いています。ホープはこれまで四半世紀にわたり、カンボジア、エチオピア、フィリピンの社会から取り残されたコミュニティーを支援してきました。安全な水の提供、教育支援、収入創出活動サポートを通じて、数えきれないほどの人生が変わる瞬間を目の当たりにしてきました。しかし、私たちの使命はまだ終わっていません。
この節目は、これまでの成果を振り返るだけでなく、未来に向けた新たな行動を呼びかけるものです。私たちは、支援の幅を広げ、より多くの人々をサポートしたいと考えています。水や教育の支援にとどまらず、持続可能な農業や自立を実現するプログラムにも力を入れ、支援を受ける人々が真の自立ができるように取り組んでいきます。
私たちの長期的なビジョンは変わりません。それは、「自立したコミュニティーを築くこと」。その第一歩として、安全な水へのアクセスを確保し、成長の土台を築くことが重要だと考えています。
課題に直面することで、私たちは新たな発想を得て、活動の成果をより大きくすることができます。継続的に支えてくださる皆さまとともに、理想と現実のギャップを埋め、誰一人取り残さない社会を築いていきます。この希望と変革の旅に、ぜひご参加ください。
応援してくださる皆さまは、私たちの理念の実現にとって大切な、欠かせない存在です。皆様のご協力に感謝いたします。支援を必要とする人々のために、一緒により明るい未来を創っていきましょう。
最後に
支援が必要になる理由はさまざまです。家族の大黒柱が病気になったり、災害で生計を立てられなくなったり――。それは、日本で暮らす私たちの生活が変化するのと同じように、途上国の人々にも予測不能な変化と困難が訪れます。
私たちが目指すのは、「どんな環境に生まれても持っている力を生かせる希望ある世界」です。そのために、支援の質を高め、より多くの人に支援を届けられる体制を整えていきます。そして、それを実現するには「水からはじまる自立支援」を続けるための仲間が必要です。
あなたの支援が、一人ひとりの未来を変える力になります。ぜひ、私たちの25周年に向けた挑戦に力を貸してください!
私たちについて
ホープ・インターナショナル開発機構は、支援の届いていない人々への自立への道筋を支援することを理念に、どんな環境に生まれても持っている力を生かせる希望ある世界の実現を目指して活動をしているNPOです。現在、エチオピア、カンボジア、フィリピンで貧困に苦しむ人々の自立を支援しています。
これまでの24年間で、8万人以上の人々が安全な水を手に入れ、自立した生活を送れるようになりました。

できることから応援プラン
¥1,000
小学校の児童用机を1台贈ることができます(1年継続した場合)
【御礼・特典】
・月に1回のニュースレターのお届け
・年に1回の年次報告書のお届け
With one year of support, you can provide a school desk for a primary school student.
【Thank You / Perks】
・Monthly email Newsletter
・Annual Impact Report (once a year)

本気で応援プラン
¥2,000
1家族に野菜の種と農具を提供し、家庭菜園を作る技術支援ができます(1年継続した場合)
【御礼・特典】
・月に1回のニュースレターのお届け
・年に1回の年次報告書のお届け
With one year of support, you can provide a family with vegetable seeds, farming tools, and training to start a home garden.
【Thank You / Perks】
・Monthly email Newsletter
・Annual Impact Report (once a year)

全力応援プラン
¥5,000
1家族に衛生教育の提供とトイレを作ることができます(1年継続した場合)
【御礼・特典】
・月に1回のニュースレターのお届け
・年に1回の年次報告書のお届け
With one year of support, you can help a family receive hygiene education and build a toilet.
【Thank You / Perks】
・Monthly email Newsletter
・Annual Impact Report (once a year)