Story
アジェンダ
1.なぜキャンペーンを始めたのか?
2.現地の子どもたちへの教育支援について In ベトナム・ミャンマー
~30年の軌跡と未来への展望~
3.学生自身が主体的に活動する意義について
4.寄付特典
5.最後に
1.寄付動機
Q,なんでこんなに続いている団体がキャンペーンを始めたの?
A団体の結成から30周年を迎え、これまで応援してくださった方々に加え、さらに多くの新しい支援者を募りながら活動を広げていきたいと考えています。この節目をきっかけに、子どもたちへより充実した支援を展開するための寄付を始めました。
30年間この団体を支え続けてくださった皆さまのおかげで、ここまで歩んでくることができました。現地の子どもたちの現状と教育支援での成果を知ってもらう第一歩として以下の企画内容を紹介させて頂きます。
2.現地プロジェクト
2.1 ベトナムプロジェクト
これまでの活動 in ベトナム
1995年の設立以来、JUNKO Associationはベトナム中部を中心に子どもたちの教育環境改善に取り組んできました。現地を単なる「支援の対象」とせず、学生たち自身が何度も足を運び、地域とともに歩んできたことが私たちの特徴です。
🕊️ これまでの主な活動
- 1995年:JUNKO school開校
- 1996年:経済的困難な家庭への助成金支給を開始
- 1998年:ダナンに現地支部を設立、ベトナム人会員との連携強化
- 2000年:教室を増設、JUNKO schoolが国家第二水準小学校に認定
- 2016〜2017年:老朽化した学習設備(机・椅子・棚・扇風機など)を寄付
- 2020年(令和2年度):外務大臣賞を受賞
- 2023年:家庭訪問実施・机、椅子を寄付
支援を受けた子どもたちの中には、その後日本に留学し、
「助成金のおかげで今の自分がある。将来は教師として働きたい」
と語ってくれる子どもたちもいます。
📚 現在の活動
~Pick Up One Of Our Contents~
【Reading Promotion企画】
私たちJUNKO Associationは、1995年の設立以来、ベトナム中部・クアンナム省を中心に、子どもたちの教育環境の改善に取り組んできました。現在では、ベトナム中部ダナンとダナンから約100km離れた山岳地帯に位置する少数民族地域を中心に、現地のニーズに応じて、助成金支給、衛生教育、学習設備の整備など、さまざまな支援を重ねています。
現在はその流れを受け、「Reading Promotion企画」を中心としながら、子どもたちの学ぶ力や表現力、自信を育む活動を展開しています。
《課題》
Hiep Duc(ヒエップ・ドゥック)県Phuoc Gia(フックザ)村に住む村人は、公用語であるベトナム語とは異なる少数民族独自の言語を使用しています。この村に位置するKPA Kalong schoolに通う児童は口頭継承である少数民族言語で育っていることからベトナム語(特に読み書き)に課題を抱えています。その結果、都市部と比べて、教育の質に差が生まれ、自分の可能性を広げるチャンスを十分に得られていません。
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そこで私たちは、「読むこと」を通じて、子どもたちが学ぶ喜びや表現する力を育み、自信をもって未来に進めるよう支援を行っています。
📚 現在の取り組み
- 定期的な多ジャンルの本の寄付
- パネルシアターやワークシートの活用による学びの場の工夫
- 当団体の学生が現地で子どもたちと直接関わる活動
- 学校図書館開放を目指した現地の学校関係者との話し合い
このように、「対話」や「気づき」を大切にしながら、一方的な支援ではなく、子どもたちと“ともに未来をつくる”関係を築いています。学生が自ら現地に赴き、現地のニーズに寄り添った支援を心がけ、活動を進めています。
【ベトナムの生徒の変化と成果】
「初めて最後まで本が読めた」「本を読むのが楽しい」
―そんな子どもたちの声が、私たちの活動の原動力です。
学生の手から子どもたちへ、本と出会う喜びを、そして学びのきっかけを届ける。子どもたちが自分らしく未来を描けるよう、これからも現地に寄り添った支援を続けていきます。
今後の展望
現在は少数民族のHiep Duc地域のKPA Kalong schoolを中心に「Reading Promotion企画」を継続しながら、衛生教育や学習設備の整備なども続け、子どもたちの学ぶ力や表現力、自信を育む活動を展開しています。
※KPA Kalong school…ダナンから約100㎞離れたPhuoc Gia村に位置する本校、分校合わせて201人が在籍する小学校です。
《課題》
この地域の子どもたちの多くは少数民族言語を母語としており、ベトナム語の習得に遅れが見られ、読書習慣が根づきにくいという課題も続いています。
📚 今後の取り組み
- スタンプラリーやワークシートを活用し、「読むこと」を楽しい体験として定着
- 子どもたちが「もっと読みたい」と感じ、自発的に本に手を伸ばす仕掛けの工夫
- 学生が主体となる「学びの場」を通じ、子どもたちの言葉の力・自信・未来への可能性を育む
25年度夏短期派遣活動資金 ~Reading Promotion企画~
支援の形に正解はありませんが、「一緒に学び、一緒に成長する」関係こそが、私たちの目指す支援です。これからも現地に根ざし、子どもたちにとって必要とされる存在であり続けられるよう努力してまいります。
2.2 ミャンマープロジェクト
これまでの活動 inミャンマー
文化交流でつなぐ、心の架け橋
JUNKO Associationの文化交流プロジェクトは、ただの国際交流ではありません。紛争や困難の中にあるミャンマーの若者たちに、「学ぶ喜び」と「外の世界を知るきっかけ」を届ける活動です。
🕊️ これまでの主な活動
- 2001年: レパダンのNo.1高等学校で交流開始
- 2006年: ヤンゴンのタンリン僧院学校で交流開始
- 2008年: 文通によるペンパル企画スタート。日緬の相互理解を促進
- 2013年: 主体性や考える力を育む教育交流企画が始動
- 2016年: JUNKO Library(学校図書館)がレパダンのNo.1高等学校に設立(寄附により実現)
- 2024年: タンリン僧院学校で10か月間の日本語講座を開講。レパダン地域特化の「レパダンコミュニティ企画」始動。JUNKO Libraryで教育展覧会を開催(11月、バゴー管区モデル図書館として)
ペンパル企画(2010〜)
ミャンマーの小中学生と日本の高校生が手紙を交換し、文化や価値観を共有する交流活動です。この活動では、ミャンマーの生徒の興味や性格について、日本の学生が直接話を聞くことで、お互いを具体的に理解し合える関係を築きます。文化を越えた絆を深める取り組みです。
《対象》
• ミャンマー側:Letpadan No.1 Basic Education High Schoolなど
• 日本側:複数の高校と当団体の学生
• 合計700名以上が参加し、深い相互理解が生まれた
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2020年以降のクーデターとコロナ禍により直接交流は困難に。
それでも、交流の火を絶やさないために、新たな形の活動が始まりました。
📚 現在の活動
~Pick Up One Of Our Contents~
【文化交流企画】
ミャンマーの学生が多様な文化に触れることで、想像力と広い視野を育む一方で、関わる日本の学生もまた、ミャンマーの現状を「自分ごと」として捉え、支援のあり方を主体的に考えるようになります。互いに学び合い、視野を広げ合う企画です。
📚 現在の取り組み
【日本とミャンマーの学生の交流】
・日本語の手紙交換
・手紙や絵葉書の交換
・お互いの文化を紹介(MJFAとの合同プログラム)
【ミャンマーでのアプローチ】
Myanmar Japan Friendship Association(MJFA)の学生
J Compassという日本語学校の生徒
・日本の文化体験
・日本の生活紹介
・日本語講座
・折り紙体験
・音楽、ダンス、書道などの体験
※MJFAとは?
ミャンマーの外務省系のNGO団体で、小中学生の子どもたちが参加してます。学校内でも成績優秀で、親もミャンマーの政府に近いような人が多いので、今後のミャンマーを担っていくような子たち。毎回55名くらいの子たちが面接を受けて、JUNKOとMJAが主催する3日間ほどのプログラムに参加してくれてます。
※J Compassとは?
JUNKOのOBがミャンマーで経営している日本語学校です。
【日本でのアプローチ】
国際交流を行っている高校の生徒
• ワークショップ(日本の学校で実施)
→ミャンマーの現状や文化を学び、実際にミャンマーの文化体験
【日本・ミャンマーの学生の変化と成果】
• 文化交流を通じて自分の「好き」や関心に気づき、学習意欲の向上に繋がる
• グループ活動や発表を通じて自信やコミュニケーション力が育つ
• 自国と日本の文化を比較することで、他者理解と多様性を尊重する姿勢が生まれる
「日本の文化にふれることで、新しい世界が広がった」
「手紙のやりとりがすごくうれしかった。今度は直接会って話してみたい」
子どもたちの声は、活動の成果そのものです。
今後の展望
本企画のテーマである「日本とつながる、新しい世界と自分」には、異なる文化や人々との出会いを通じて、子どもたちが新たな視点を得ることへの願いが込められています。
私たちはこのテーマのもと、子どもたちが多様な文化や価値観への理解、主体的に学ぶ姿勢、そして柔軟な考え方と将来の選択肢の広がりを養えるよう、企画を発展し続けていきます。
📚 今後の取り組み
• 縁日体験、SDGsすごろく作成
• 人生振り返り&ライフプランづくり
• 日本文化(けん玉・お手玉・歌・ダンスなど)の体験・発表
25年度活動資金 ~文化交流企画~
3.JUNKO Associationは、学生自身がなぜ教育支援を行い続けるのか?
JUNKO Associationの始まりは、一人の学生の想いから
1995年、明治学院大学国際学部3年生だった高橋淳子さんは、ベトナム訪問を機に「貧しい子どもたちのために 何か役に立ちたい」という願いを抱きました。彼女は同年12月、不慮の事故で亡くなりますが、その遺志は仲間たちの手により受け継がれ、小学校の改築支援を通じて「JUNKO School」を設立して我々の教育支援活動が始まりました。
つまり、学生の想いから起こした行動が原点となっている団体ということです。
学生自らの経験から
現在、学生による主体的な教育支援を展開しています。現地で直接活動することで、支援対象であるベトナムやミャンマーの子どもたちと、より近い目線で向き合うことができます。大学生たちが、自身の経験に基づく日本の教育を活かして企画を立案し、その熱意とエネルギーは、子どもたちに「新鮮で親しみやすい」と感じてもらえるのです。
現地の頼れる協力者たち
JUNKO Associationには沢山の現地協力者によって子供たちの教育支援をし続けることができています。昔から共に歩んできた「Danang Youth Volunteer Group(DNJK)」というベトナムの大学生グループは、現地協力者として重要な存在です。同じ世代だからこそ生まれる“共感”と“刺激”が、協働的で持続可能な支援を可能にしています。
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Danang Youth Volunteer Group(DNJK)のメンバー
学生にとってこの活動は学びと成長の場でもあります。異国の地での支援を通じて、社会的な視野を広げ、理論だけでは得られない“実践の知識”を体得できます。この貴重な経験は、日常では得られないものであり、未来の社会活動に直接つながるものです。
4. 寄付特典
皆さまが寄付してくださった際には、
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25年度の活動に還元させてもらいます!!
さらに・・・
寄付していただいた方限定
今まで公開していなかった25年度夏季短期派遣の準備から現地の様子までを近い目線で公開します
公開方法:インスタグラムの親しい友達に登録させていただきます。親しい友達限定の特別な投稿をお楽しみください。
後日、寄付者にはメールにてインスタグラムのアカウントについて回答もらう質問フォームを転送いたします。
※インスタグラムのアカウントをお持ちでない方は、事前にアカウントを作成してください。また、まだJUNKO Associationをフォローしていない方は、ぜひフォローをお願いいたします。
以下にQRコードを掲載しています
5. 最後に
JUNKO Associationは、OBOGや多くの関係者の皆さまに支えていただきながら、30年にわたり多くの子どもたちの未来を広げてきました。同時に、活動に関わる大学生自身も、現地の子どもたちから大きな勇気をもらい、日々励まされています。
今後も、若い世代の成長と挑戦を支えるために、皆さまのご寄付をお願いいたします。
そのご支援が、一人でも多くの子どもたちに将来の選択肢と希望を届ける力になります。
JUNKO Associationをより詳しく知りたい方
より詳しい歴史や詳細を知りたい方は、ホームページもご参照いただき、さらにインスタグラムやFacebookで直近の情報を知ることができます。SNSに関してはぜひフォローよろしくお願いいたします。
ホームページ:https://www.junko-association.org/
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