2025年3月3日~7日にかけて、核兵器禁止条約の第3回締約国会議がニューヨークの国連本部で開催されます。
GeNuineは、締約国会議で「核兵器のジェンダー化された影響に関する提言書」を提出することを1つの目標としています。約1年にわたり被爆者や支援者への聞き取り調査や、社会的・経済的影響に関する先行研究をジェンダー視点でレビューすることを行ってきました。これらの声を会議に届け、条約を一緒に育てていくために、会議へ参加します。
また帰国後には、会議で得た知見やつながりを生かして、日本でジェンダー視点から核兵器を考える機会を作ります!
Story
【国際社会で!】核兵器禁止条約の締約国会議に参加して、ジェンダー主流化を後押ししたい!
3月3日~7日に、ニューヨークの国連本部で核兵器禁止条約の第3回締約国会議が開催されます。
核兵器禁止条約は、核兵器に関する条約の中で、はじめて「ジェンダー」の視点を取り入れた条約です。
私たちは、核兵器の非人道性を考える際、爆心地近くにいた人々を”無差別”に殺傷するという視点に加えて、既に社会に存在するジェンダー格差の上に核の被害が"上乗せ”されることで、さらに格差が広がるという視点も必要だと考えています。
しかし、2023年に開催された第2回締約国会議では、こうした視点が十分に議論されませんでした。
https://genuiine2023.wixsite.com/genuine/post/tpnw-2msp-gender
危機感を覚えた私たちは、「ジェンダー化された核の被害を可視化するプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトでは、約1年間、第3回締約国会議で作業文書を提出することを1つのミッションとして、広島・長崎・東京を中心にインタビューや文献調査を行っています。その成果を、現地でのロビーイングを通してさらに広げるため、今回、GeNuineから徳田悠希が会議に参加します
現地では、以下の活動を予定しています。
このプロジェクトは、「ヒロシマピースグラント」や「核なき世界基金」のご支援を受けながら行ってまいりましたが、想像を超える円安の影響を受け、渡航費の一部がいまだ不足している状態です。そこで、渡航費の一部をご支援いただくことで、みなさんと一緒に核兵器禁止条約を「育てていきたい」と思っています。
【国内で!】日本でも、ジェンダー視点で核兵器を考える機会を作りたい!
GeNuineは、「核兵器に関するナラティブを増やすこと」「被爆をジェンダー視点で考えることで、自分に引き寄せて考える機会を作ること」の2つを大きな柱として活動しています。これまで、短編アニメーション「入門!核兵器とジェンダー」の作成や、イベント「核兵器とジェンダー~核被害から政策まで~」の開催など、核問題への入口を広げる活動を行ってきました。
締約国会議参加後は、帰国報告会の開催、また「核兵器とジェンダー」に関するイベントや連続講座を夏~秋頃実施する計画です。
"ジェンダー=女性問題”としてのみに回収するのではなく、ジェンダー研究の文脈を抑えながら核兵器を考えていくというGeNuineの挑戦の仲間になっていただけないでしょうか。
■ ご支援の使いみち
いただいたご支援は、大きく2つのプロジェクトのために大切に使用させていただきます。
①核兵器禁止条約への現地参加のための費用:10万円
ニューヨークでの滞在費:10万円
②帰国報告会・被爆80年関連イベント開催費:15万円
会場費:8万円
謝礼等:5万円
広報費:2万円 等