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カクワカ広島

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    ¥303,968

  • Total Donors

    33

  • Remains

    Finished

  • Starting on

    Jan. 6, 2025

  • Finished on

    Mar. 8, 2025

カクワカNY滞在記(無事帰国しました!) 3月8日 Main Visual

広島に帰ってきました!🍁(写真は広島空港にて📸)

無事に #NuclearBanWeek を終えることができほっとしています。こうして渡航ができたのもみなさまのご支援のお陰です。本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

この期間中で各種SNSのフォロワーさんも増えました🥳 SNSをやっている方でまだフォローされていない方、ぜひフォローしていただけたら嬉しいです!

今回の旅の内容は、3月28日の報告会でお話しさせていただきます!ぜひご参加ください🙏🏼💚

詳細・お申し込みは以下リンクから。みなさまとお会いできるのを楽しみにしております!


カクワカ広島SNS

カクワカNY滞在記 3月7日 Main Visual

核兵器禁止条約第3回締約国会議が閉幕しました!

今会議での主な決定事項をまとめてみました。

今会議から次回再検討会議までの会期間構造

  • 第4条(核兵器廃絶に向けた取り組み):マレーシア、フィリピン
  • 第6・7条:カザフスタン、キリバス
  • 第12条(普遍化):オーストリア、ニュージーランド、ウルグアイ
  • ジェンダー:マルタ
  • 補完性:アイルランド、タイ

第1回再検討会議

・2026年11月3日-12月4日 @NY国連本部

・議長国:南アフリカ

国際信託基金

  • 国際信託基金の設立に向け、ガイドライン、技術的規定、職務権限の可能性に焦点を当てた議論を行う。
  • 共同議長(カザフスタン・キリバス)は、第1回再検討会議の4カ月前までに、締約国が検討できるよう、ガイドライン、技術的規定、職務権限の可能性についての提言をまとめた報告書を提出する。この報告書をもとに、第1回再検討会議で信託基金の設立を目指す。
  • 締約国は、国際信託基金の実現可能性を検討し、設立に向けた努力を継続することで、柔軟性を確保し、進展を促進する。

科学諮問グループの職務権限

・科学諮問グループの職務権限と委託条件の更新について協議し、第1回再検討会議に報告書を提出するため、会期間に協議を行う。

・コーディネーター:メキシコ


以上が締約国会議での主な決定内容です。

たくさんの出会い、学びに溢れた、濃い、そしてあっという間のNuclearBanWeek でした。

日本でみなさんとシェアするのが楽しみです。報告会は3月28日(金) 午後7時から。対面(Social Book Cafeハチドリ舎)とオンライン両方で開催します。ぜひご参加ください!

カクワカNY滞在記 3月6日 Main Visual

<みほ視点✏️>

今日の締約国会議では #核兵器禁止条約 6条・7条やジェンダーなどについての議論が行われました。6/7条の議論では、Co-chairのカザフスタン、キリバスの代表から会期間中の進捗などについて報告が行われ、それに続いて各国や市民社会からコメントが添えられていきました。

キリバス・カザフスタンからは、核実験が終わって長い年月が経った今も、肺がんや眼腫瘍ほかさまざまな形での放射線による病気に苦しむ人々や精神的トラウマを抱える人々の存在が指摘されました。また、第2世代、3、4,、、と世代を越えて続く影響にも医療支援を施していく重要性が強調されました。それらを担保するために国際信託基金が不可欠であり、また基金の設立は条約への関与を増やすためのツールとしても考えられています。

Co-chairの発言に対するコメントバックは約12カ国/団体からなされましたが、印象に残った言葉を抜粋して書き残します。

フィジー代表

「私たちは気候危機や、海面上昇、津波の被害にも苦しんでいる。問いたいのは、”私たちはあとどれくらい待たなければいけないのか”ということだ」「(信託基金について)すぐにでも実施して欲しい」

Oemwa Johnsonさん(キリバスの市民社会代表)

「私たちの国にはレジリエンスがあり、それによって何度も立ち上がってきた。しかしだからといってそれは核の暴力を振るう国々のInjusticeを受け入れたわけではない」

「(核被害者を救うプロセスについて)遠い先の約束ではなく、早急な行動が必要」

「これは私の負担であってはいけない。世界が引き受けるべき責任だ」

これらは私の完全な意訳ですが、話している姿を含めて深く心に残りました。


そして今日はもう一つ、サイドイベント”Follow the Money: Nuclear Weapons Disarmament and the TPNW”にも参加しました。DBOB(核兵器にお金を貸すな)キャンペーンを牽引するICANのスージー・スナイダーさんほかの共催イベントでした。核兵器とお金(企業)がどれほど密接に関わっているかなど、とても興味深い内容が話されました。例えば、みなさんが飛行機に乗るときに必ず見るキャリーケースを運ぶベルトコンベアをつくる会社(ちょっと会社の名前は後で確認します)は、核兵器も作っているそうです。本当に社会のさまざまな部分に核兵器は関わっており、だからこそ私たちの問題なのだということを改めて認識しました。

詳しくはまた28日の報告会でお話しします。

本日最終日!今日まで山内若菜さんの展示も行っております。

楽しんできます!

◎報告会について詳細はこちら:


<せと視点✏️>

今日は改めて、「核被害者の声を聴く」ことの意味を考えた1日でした。

午前中には、核被害者の声を聞くにあたっての「プロトコール(道徳的行動規範)」についてのサイドイベントに参加しました。広島でも感じることがありますが、核被害者の声を「聞かせてほしい」という時に、いかに相手の尊厳を大切にしながらコミュニケーションを取って「声を聞く」ことに至るのかはとても大切です。そのための共通認識やルールの提案をしているのがNuclear Truth Projectというこの企画の主催団体でした。

作成された「プロトコール」はそのままルールになるわけではなく、各地域の言語に訳され、言葉だけではなく文化的にも落とし込まれ、実装されていく必要があります。カザフスタン、マオヒヌイ(仏領ポリネシア)、マーシャル諸島の翻訳を担当した方々から、どんなふうに”翻訳”が進んでいったのかが共有されました。

日本語版プロトコルはこちら:


午後に参加したピースボートとICANが開催した「核被害者フォーラム」では、プロトコールを訳した人たちも場づくりに関わり、被害者コミュニティの人たちが安心できることと、参加者同士が自分の言葉でディスカッションに参加することを丁寧に両立する空間になっていました。

核被害者の援助と環境修復、そのための国際協力について定める6条/7条の議論をサポートするために何ができるか?をグループで考えました。子どもを対象に限らない教育の必要性、背景知識のない人がまず自分ごととして考えられるような問いかけの仕方などのアイデアが出ました。インプットのイベントが続き、自分にできることをみんなで考える時間は案外あまり多くなかったので、ありがたい時間でした。

ついに会議もあと1日。日本に何を持ち帰ることができるのか、言語化しきれない感覚ごと、大切に振り返っていきたいと思います。

カクワカNY滞在記 3月5日 Main Visual

<みほ視点✏️>

今日は2つのサイドイベントに参加しました。

1つ目は、“JARA - Radioactive Patriarchy: Women of Qazaqstan”というドキュメンタリーの上映会&トークイベント。Aigerim Seitenovaさんが製作した同ドキュメンタリーは、圧巻でした。昨夏から「核禁条約をすすめるヒロシマ・カザフスタン実行委員会」として現在まで続くカザフスタンの核実験被害について学んできましたが、この映画を見て、より一人ひとりの痛みを心で感じた気がして、抉られる思いでした。「被害者を中心にして」という言葉はよくTPNW(核兵器禁止条約)の文脈でも出てきますが、それを実践するのは思った以上に難しく、しばしば「したつもり」になってしまいがちだと感じます。でもこちらのドキュメンタリー、そして今回のイベント自体が、まさにそれを体現したような空間になっていて、熱気と感動と悲しみと連帯が入り混じった素晴らしい瞬間を一緒に過ごさせてもらいました。Aigerim とはちょうど3年前くらいにオンラインで繋がり、それが恐らく初めての海外のNuclear Justice Activistとの出会いだった私にとって、彼女は本当に大切で尊敬する人間です。多くの人々にとって彼女は本当に素晴らしい存在であることは前から明らかでしたが、今回またさらにみんなが彼女を誇りに思ったと思います。私ももちろんその一人です。ぜひ日本でも上映会を開きたいと伝えました。もっと色々みなさんに伝えないといけないことが山ほどありますが、文字よりも言葉で伝えた方が良い気がするので、また報告会で表現できたらと思います。

そして2つ目は、こちらもカザフスタンに関連しますが、Nevada-Semey 2.0 というプロジェクトにフォーカスし、2つの都市がどのように連帯し生まれたのか、私たちはそれを例に今後インターナショナルなJusticeをどのように生み出していけるのかといったことについて考えるサイドイベントでした。1つ目のイベントしかり、会場の一体感と言ったら。こちらもまた長くなってしまうので後日しっかりお伝えできたらと思います(報告会は3/28(金)開催!)。

◎報告会について詳細・お申し込みはこちらから:

会議は残りあと2日!明日は、条約6条7条の被害者援助・環境修復、国際協力についての議論が行われる予定です。注視しましょう!


<せと視点✏️>

今朝は国連前の集会と、国連米国政府代表部へのマーチからスタート。集会では、日本から渡航した被爆者の方以外にも多くの方がスピーチを行いました。特に印象に残ったのは、コンゴの方の「広島の原爆に使われたウランは私の国から来た。いまだに汚染が残されたまま問題が終わっていない」という言葉と、米国の先住民コミュニティの方の「アメリカ国家は私たちの大地からウランを奪い、そして私たちの言葉さえも戦争に使うために奪った(言語が戦時中の暗号に使われた)」という言葉。

韓国被爆者2世の李さんが悲痛な、けれども力強い声で「No more Hiroshima. No more Nagasaki. No more war. No more victims」と叫び、参加者の声も呼応しました。私も呼応に参加しながら、直接自分の耳で聴いたからこそ伝わる強い憤りの感情に心が揺さぶられるのを感じました。

今日は、毎日ニューヨークから配信している「世界中継2025春ニューヨーク核兵器禁止条約速報」のカクワカ広島の担当の日だったので、18:30の配信に合わせて、高知から3MSPに参加している下本節子さんや、高校生平和大使の皆さんと集まりました。ピースボートのニューヨークオフィスをお借りして、配信の段取りや話す内容を皆さんとわいわい確認。それぞれの場所でバラバラの企画や交流に奔走する皆さんと、一緒に配信をつくり上げられることが嬉しかったです。お互いの活動を応援しながら、ゆるやかな連携を続けていきたいと改めて感じました。

配信はこちらからご覧いただけます: