参加のチカラは20年前から
2025/1/16 11:50
こちらの写真は、ワタクシが市民公益活動センターに入職した年にセンターで作った冊子です。長野市内のNPO法人をはじめ、任意団体を掲載したものです。情報集めはめちゃくちゃアナログでした。ファーストコンタクトこそメールでしたが、ファックスも使っていたと思います。お願いするため直接電話かけまくっていましたが、その時からご縁が今につながっている方もちらほら・・・。元気いっぱいで受け答えしてくださったお一人とは息子の小学校の保護者としてもご一緒したし、その後全く別ルートでお会いすることになりお仕事でもご一緒した方もあり・・・。
情報が集まってからは、毎日Wordとの格闘でした。まだテキストボックスも容量多くなるとフリーズする時代(笑)四苦八苦しながらでした。でも、それが結構楽しかったかなとも思います。
こんな感じです。これをWordで作っていたんだから我ながらすごい根気だと思う、今。※こちらの情報は古くて今は使えないものと思ってくださいね
で、この素敵な表紙ですが。
当時センターが主催していた市民活動団体向けの「デザイン講座」の受講生が作ったものです。講座の中で課題として出され、最終的にはもんぜんぷら座のギャラリーで展示され、みなさんの投票で採用されました。確か、このはんどinはんどBOOKという名前もコンペだったような記憶が。
講座は夜の開催だったためパートのおばちゃんのワタクシは関わっていませんでしたが、このころからすでにうちの法人は参加のチカラを創り出していたんだなとしみじみ思います。ずっと受け継がれている大切な精神です。当時のセンター長やスタッフは今はお付き合いのない方もいますが、前出のたまりちゃん含め、なんだかんだ言って個性的で面白い人たちと仕事をしていたなと思います。当時はまだ市民活動で食べていくなんていう人はごく少数でしたので、貴重な存在だったと言えます。
冊子ができたと新聞に載ったら、どこやらの区長さんが「新聞で見たんだけどあるか?」と尋ねてきたりしていました。今なら引き留めて根掘り葉掘りすると思いますが、当時のんきなパートのおばちゃんだったワタクシはそこまで思い至らず・・・。もったいないことをしました(笑)
また、この年は「全国ボランタリズム推進団体会議」が長野で開かれる準備が始まった年でもありました。全国から市民活動やボランティアをしている人が集まってくるイベントは、今はたくさんあると思いますが、たぶん当時はそんなにはなかったのではないかと。まだまだNPOのなんたるかもわかっていないワタクシにとっては刺激的な日々でしたね。
続く・・・
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