マラウイの子どもたちが幼児教育に触れられる環境づくりを!〜アフリカ布×知育ボードゲーム教材の普及フェーズとインターン企画による認知度向上イベントの開催〜

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NPO Chitenducation

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NPO法人Chitenducation

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私たちNPO法人Chitenducation(チテンデュケーション)は、世界最貧国のひとつ、アフリカ南東部にある小国マラウイで、現地の生活に根差したアフリカ布を使った知育教材を作り、誰でもいつでも気軽に教育にアクセスできるようにすることで、子どもたちの能力や可能性を広げる支援を行っています。

コロナ禍の渡航制限の最中に活動を始め、またメンバー全員が別に本業を持ちながら活動しているため遠くマラウイまで渡航するまとまった時間がとれず、長らく新教材開発イベントの開催など日本国内での活動にとどまり団体メンバーが現地の状況を直接確認することはできていませんでした。

しかし、昨年はじめてのクラウドファンディングを実施し、みなさんからのご支援のおかげでマラウイ現地へ渡航し、イベントを通じて作った教材サンプルの製品テストや、本格生産に向けて現地の工場と協議、さらには販路開拓も始めることができました。

今回はさらに現地にて教材の普及を進めるべく、5月にマラウイでテスト販売の開始と広報イベントの開催計画しています。イベントは幼児教育や国際協力に関心のある若者もインターンとして一緒に準備を進め、マラウイ滞在経験のあるメンバーの先導のもと現地に渡航し、共に活動する事で異文化への理解を深めていきたいと思っています。

コロナ禍以降の渡航費高騰などの影響で、助成金や自己資金だけでの渡航が厳しい状況であり、再びクラウドファンディングに挑戦します。

みなさまの温かいご支援・応援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

【キャンペーン概要】

■目的:アフリカ布×知育教材のテスト販売、事業認知度向上のためのイベント開催

■期間:2025年1月24日(金)~3月2日(日)

■目標:1stゴール 60万円、2ndゴール 100万

■寄付金使途:アフリカ布を使った知育教材ボードゲームの現地普及に向けた、テスト販売および広報イベント実施のための、現地渡航費や団体活動費に使用。

※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。

Story

ストーリー

マラウイの子どもたちへ幼児教育の機会を届けるために活動するNPO法人「Chitenducation」


なぜ「マラウイ」で「幼児教育」なのか?

マラウイ共和国は、2022年の一人当たりのGDPが645米ドル(10万円弱、日本は約500万円)と、世界最貧国のひとつに挙げられている、アフリカ東部に位置する国です。主だった資源がなく、人口も多くなく、輸出入に向かない内陸国で、他の途上国や周辺国と比べてもヒト・モノ・カネのどれもが少ない水準にあります。

このような状況のもと、マラウイには先進国からのさまざまな支援が入っていますが、幼児教育まではあまり手が回っていません。そのためマラウイでは、保育園に通える子どもは全体の半分に満たず、また通えたとしても、施設や教材、担い手の不足により、満足のいく教育は提供されていません。国家資格として保育士という専門職もなく、主に地域の女性たちがボランティアで子どもたちを預かっています。私立の保育園・幼稚園では比較的良質な教育が提供されているところもありますが、ほとんどの子どもたちは経済的な面から通うことができません。

また小学校に上がっても、先生1人の教室に100名を超える児童がいたり、地面やコンクリート床の上に直接座る環境だったり・・・教科書も各自のものはなく、学校所有のものを借りて複数人で見たりと、しっかりと学習に集中できる環境とはいえないことが多くあります。

そのような環境にあっても少しでも学びを深めるためには、幼児期に学習基盤を作っておくことが重要です。加えて、幼児教育は遊びを通して学んだり、他の子どもたちとの交流を通じて社会性を身につけるなど、小学校以降の生活や学習の基盤となることや、“生きる力”の土台作りの場です。しかし、マラウイの子どもたちの多くはその機会が持てないまま小学校で突然勉強が始まるため勉強に集中できなかったり、勉強についていけずに退学してしまうことも少なくありません。そのため、幼児教育に触れる機会を少しでも増やすことが重要だと私たちは考えています。

私たちの取組み:遊びを通した幼児教育をマラウイで普及させること

私たちは、マラウイの幼児教育が直面する課題に対応するため、海外協力隊などでのマラウイ滞在経験者を含むメンバーで、現地の状況に合わせた解決法を検討し、“アフリカ布を活用した知育教材”を作成し、現地で普及させるというアイディアにたどり着きました。

マラウイでは、アフリカ布(チテンジ)が生活に深く根差しており、衣類として使用するだけでなく、赤ちゃんの抱っこ紐、風呂敷、バスタオル代わりや敷物、カーテンなど、生活のさまざまな場面で利用されています。

一方、木陰などで男性たちがゲームに興じている姿が街のそこかしこで見られるほど、現地でよく遊ばれている「バオ」と呼ばれるボードゲームがあります。バオの起源となったゲームは先進国では知育ゲームとしても知られています。(日本では一般的に、マンカラやカラハという名前で呼ばれています。)

マラウイは内陸国で国外から物が入って来づらいため、国民性として新しいものに対して抵抗感がある傾向があります。そこで私たちは、「チテンジ」と「バオ」という現地にあるマラウイの人にも馴染み深い物を掛け合わせ、アフリカ布の柄を知育ボードゲームのマスにもなるデザインにすることで、普段の生活では布として使用しながらも、小石や豆など周囲にあるものをコマにして、いつでもどこでも知育に触れられる教材を作成しました。

今回の目的:アフリカ布でできた知育教材をマラウイ現地で普及させるための試験販売と広報イベント開催

これまでも私たちは、現地のデザイン会社や国際協力機関、また日本の保育園などの協力を得ながら、アフリカ布製知育教材のサンプルを作成し、そのテストを行なってきました。その結果、子どもたちの反応もよく、自ら進んで遊びながら数の概念を覚えていくなどの効果が観察されました。またテストで得られた子どもたちの様子や保育者の意見などを参考に少しずつ改良を重ねたり、同時進行で新たな知育教材の開発も行ってきています。

そこで昨年、はじめてのクラウドファンディングに挑戦し、みなさんのご支援のおかげで現地へと渡航し、最終調整のための製品テストや現地生産に向けての工場の視察・交渉、さらには試験販売に協力してもらえる小売店の開拓を行うことができました。

渡航にあたっては、マラウイ滞在経験者のメンバーに加え、幼児教育や国際協力に関心のある若者を募集し、一緒に現地に行っていただきたいと思っています。日本にいるとマラウイという国やアフリカの現状を直接知る機会がなかなかないと感じるのですが、現地に詳しいメンバーと一緒に、日本の若者にも、マラウイやアフリカの幼児教育について知ってもらう良い機会になればと考えています。

今回の渡航では、昨年の調査を踏まえて現地での普及へと段階を進めていくために、テスト販売の開始と、事業の認知度向上に向けた広報イベントの開催を計画しています。

イベントの準備にあたっては、幼児教育や国際協力に関心のある若者にインターンとして、マラウイやアフリカのことについて知っていってもらいながら、企画段階から一緒に参加してもらう予定です。

また、インターン生の中で希望する人には、マラウイ滞在経験のある団体メンバーのガイドのもと一緒に現地に行っていただき、現地の方とも協力して当日のイベント運営にも携わってもらいたいと思っています。日本にいるとマラウイという国やアフリカの現状を直接知る機会は限られていますが、日本の若者がアフリカでの国際協力の現場に直接触れられる良い機会になればと考えています。


マラウイ渡航前後のスケジュール(暫定)

1.日本国内での準備期間

1月19日(日) インターン募集説明会

1月下旬 インターン参加者決定

2月中旬〜3月 イベント実行委員会オンライン会議(インターン生を中心にイベント企画・準備)

4月上旬 テスト販売用教材サンプル作成

2.現地滞在期間:2025年5月上旬の約1週間 

・試験販売に向けた協力小売店との調整

・広報イベント開催(マラウイ南部1箇所、北部1箇所)

・インターン生向けマラウイ現地の文化・生活環境視察

※なお、最善を尽くし、安全面を考慮して計画通りに進めることを目指しておりますが、現地の状況によっては、予期せぬ変更が生じる可能性がございます。予めご了承ください。

マラウイの子どもたちへ:未来への道を築くための渡航プロジェクト

私たちがマラウイに渡航する目的は、現地の子どもたちに向けた知育教材の開発・普及を行い、よりよい教育環境を提供することです。今回の渡航によって期待される成果は、下記の通りです。

 1. 教材の普及方法の検証

渡航を通じて現地で製品のテスト販売を行い、アンケートだけでは得られないマラウイの人たちの購買動機や商品選択時に重視するポイントを確認します。これにより、子どもたちのもとへ教材をより効果的に届けるため、本格的に普及を行う際の諸条件をより具体的に検討することができます。

 2. 事業周知のためのイベント開催

わたしたちの作成した布製知育ゲームの子どもたち向けの大会を通じて、教材の使い方とともに私たちの事業内容や目標を広く知ってもらいます。これにより、より多くのマラウイの人たちに認知してもらい、受け入れられやすい環境の構築につなげることを目指します。

 3. 持続可能な教育支援

今回のプロジェクトはマラウイの子どもたちに直接利益をもたらすだけでなく、将来的な教育支援の礎を築くものです。現地のJICA事務所や国際機関とも連携を強め、渡航を通じて得られる知見や経験を共有しつつ、今後も継続的な支援の方針を確立する基盤となります。

また、日本の若者が準備から関わることで、国際協力への間口を広げ、より多くの人がマラウイに興味や親しみを感じてもらえるきっかけとなることが期待されます。

そこで昨年に引き続きクラウドファンディングに挑戦し、ご支援いただいたみなさまの力もお借りしてプロジェクトをさらに進めることで、マラウイの子どもたちにより良い未来への道を提供する次なる一歩を進めたいと思っています。

今後のプロジェクトロードマップ(暫定)

①クラウドファンディングキャンペーンの実施(2025年1月24日〜2025年3月2日) 

②インターン生を交えた実行委員会形式でのイベント準備(2025年2月〜2025年3月)

③現地渡航プロジェクト実行フェーズ(2025年5月上旬) 

目標:現地でのテスト販売・広報イベントを通じ、教材の普及に必要な課題を明確化

具体的な活動:広報活動の一環として現地の子どもたち参加の知育ゲーム大会開催の開催、布製知育教材の本格生産の協議、テスト販売協力者との調整、教材普及のための現地協力者の開拓、現地関係者との関係構築、マラウイ現地からのレポート

③フォローアップフェーズ(2025年6月以降) 

目標:現地協力者を通じて状況を確認し、プロジェクトの成果や課題を洗い出し、教材や販路の改善の検討および継続的なサポート体制を構築  

具体的な活動: テスト販売実績のモニタリングおよび評価、マラウイの教育関係者との連携強化、サポーターへのフィードバックと報告会の開催

わたしたちが目指す3つのゴール:布を広げて広がる可能性

3つのゴールを軸に誰ひとり取り残されることなく、将来に向けた可能性を感じられるようになることを目指しています。

①誰もが教育にアクセスできる環境づくり…アフリカ布製知育教材の活用

②女性の社会進出促進…無給のボランティアとして活動している保育者や農村部の女性を教材の普及員として雇用

③マラウイの雇用・産業振興…マラウイ国内での製品の生産・販売


代表からのメッセージ

昨年から引き続きご支援いただいている皆さま、今回新たに私たちの活動に興味を持ってここまで読み進めていただいた皆さま、ありがとうございます。

当キャンペーンを実施するNPO法人Chitenducationの代表理事を務めております、中北と申します。

10数年前に青年海外協力隊として滞在して以来、"Warm Heart of Africa"と呼ばれるほどの親切な人たちや屈託なく笑う子どもたち、物質的には恵まれていなくとも精神的に豊かな空気感に魅せられたマラウイの一ファンとして、第二の故郷ともいえるマラウイに関心を寄せていただいたことにまずお礼申し上げます。

私自身は協力隊員としての派遣以降もマラウイとの関わりを持ち続けたいと思いながらも、具体的に何をすれば良いかがわからないまま帰国後10年近くが経っていました。

しかし、JICA主催の社会起業プラットフォームであるJICA Innovation Questに参加したことを契機に、現地在住経験があり同じマラウイへの愛着を持つ人、幼児教育や国際協力に携わっている人など様々な背景を持つ仲間たちと知り合い、あれやこれやと知恵と経験を出し合いながら、現地の文化・生活環境に合った事業案を考案することができました。

さらに私たちの事業・理念に賛同してくれるメンバーを増やしながら、昨年にははじめてのクラウドファンディングで多くの方に応援していただき、団体としてはじめての現地渡航を実現し、直接の調査・活動を行うことができました。

私一人では何ら実現することのなかったマラウイへの想いが、共に活動する人、支援をしてくれる方々が着実に増えていくことで、確実に形になっていくことを実感しています。

私たちが実現しようとしている事業は、マラウイの人たちのいい意味でのユルさ、物質的な部分にとらわれない心の豊かさはそのままに、金銭的な負担や価値観の押し付けを強いることなく、子どもたちの将来に向けた可能性を広げる一助にものであると自負しています。

団体メンバーそれぞれが本業を持ちながらその合間をぬって活動を行なっているため、一歩ずつゆっくりとしか事業を実現に向けて進めていく事はできていません。しかし、私たちが働きかけるだけで終わらずに、最終的にはマラウイの人たちが主体となって「誰ひとり取り残さない」事業として続けていけるものと信じています。

マラウイの人たちがこの事業を自分たちから取り入れたいと思える形にできるよう、またそれが少しでも早く叶うよう、今一度、皆さまからの応援をいただけると幸いです。


特定非営利活動法人Chitenducation

代表理事 中北 順也

寄付金の使いみち

いただいた寄付金は、主に下記の目的で使用させていただきます。

・現地までの渡航費

・現地での、滞在・移動などの諸経費

・マラウイと日本の相互理解、交流のためのイベント

・団体の活動費

ゴール達成でできること

  • 1stゴール 60万円:1名が現地に渡航し1週間の活動をすることが出来ます。

(航空券35万円、宿泊費5万円、現地移動費10万円、テスト販売用サンプル作成費10万円)

  • 2ndゴール100万:追加でもう1名が現地に渡航し活動をすることが出来ます。

(航空券35万円、宿泊費5万円)

※資金が集まらない場合でも、自費でメンバー1名とインターン生1名は現地渡航予定です。

最後に:マラウイへの恩返し、お手伝い

色々と課題も多いマラウイですが、私たちはマラウイの人たちが「かわいそうだから」「支援してあげる」のではなく、マラウイの人たちが自分たちの力で考え、自立していくためのお手伝いをしたいと考えています。

実際にマラウイに行ってみると、みんな明るく陽気で周りと助け合いながら暮らしています。私たちの団体には、代表の他にも海外協力隊などでマラウイ滞在経験のあるメンバーが多く、現地でマラウイの人たちから人の温かさや思いやりなどを受け取り、大切なことをたくさん学ばせてもらいました。そして、そんなマラウイに何か恩返しができれば……、と思うようになりました。

私たちは、マラウイの人たちが自立していくためのお手伝いの一つとして、現地に根差した素材でできた教材を普及させて気軽に知育にアクセスできる環境を提供することで、子どもたちの能力や可能性を広げ、マラウイの将来を担う子どもたちの成長を支えることができれば嬉しいと思っています。

ぜひ、みなさまの温かいご支援や応援を、どうぞよろしくお願いいたします!

〒6510086

兵庫県神戸市中央区磯上通4-2-16-1013

https://www.chitenducation.org

Representative:中北順也

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