ようやくMOUがとれた!
2024/12/18 20:37

こんにちは、事務局長の新石です。いつもご支援をありがとうございます。
さて、MOUです。モウではない。エム・オー・ユーと読みます。
Memorandum of Understanding の略で「覚書」とか「合意書」の意味です。
12月中にミャンマーの行政機関とMOUが結べそうです。どういうことか?
国際協力団体(NGO)はしょせん活動国ではよそ者です。よそ者がかってに田舎に入ってガンガン学校たてたり、井戸を掘ったりするわけには行きません。不審にもほどがあります。法的な立場が必要です。ぜひとも登記しないといけません。とくにミャンマーのような国では、それがあるかないかで大違いです。活動そのものができなくなるばかりか、お縄の対象になってしまいます。
2021年のクーデター以降、登記手続きは混乱しました。少しずつ制度が整っていくなかで、私たちは現地の協力者にめぐまれ、昨年11月に登記を完了することができました。
しかし! その後、紛争激化の影響でNGOへの締めつけは徐々に強まっていき、本格的な活動を開始するためには、登記だけでなく行政機関とのMOUも必須であるといわれ、一部の活動は足踏みが続いておりました。
それがこのたび、ようやくMOUがとれることになりました! 来週急きょミャンマーに行って調印してきます! (ちょうど一週間前に現地から連絡がありました)
登記から1年かかりましたが、早いほうだと思います。協力してくれているカウンターパートや手続きに尽力してくれた現地職員たちに感謝です。
これによって実現できることは以下です。
・中央乾燥地域の井戸の修繕活動が本格的に実施できる!
・日本人NGO職員用の滞在ビザが取れるはず!
・日本人NGO職員の村落部への移動許可が取れるはず!
・海外から受け取った資金のスムーズな引き出しが可能になるはず!
・その他いろいろな行政手続きがスムーズに行くはず!
なんだか「はず!」が多いですが、気にしないでください。しかたありません。なんせこのような状況はおたがい初めてです(私たちもミャンマー当局側も)。それでも大きな前進です。とくに井戸の修繕活動が本格的に始動できることは、たいへんよろこばしいことです。
一度、MOUのとびらが開いたあとは、ここを突破口にいろいろな活動を展開していきたいです。今回のクラファンの目的の一つである都市郊外の子どもたちの安全な学びの環境を整備する事業もよりスムーズに進めることができます。
そして、最近のニュースでいうと、ホントに今日ですが、中央乾燥地域10か村の方たちを対象に、井戸水管理の技術トレーニング、マネジメント講習、グッドプラクティスを学び合うワークショップを本日から三日間、開催する運びとなりました。
こちらはMOUがなくても進めてよいと言われたので、今日からやります。
そもそも「井戸水管理」って何? という話もしたいのですが、もうすでに長くなりました。
また次回、お会いしましょ~
*
さて「風にうたう ミャンマーのかがやき」第一回です。
この世界のいろんな人たちが「いつかミャンマーに行ってみたいかも!」と思ってくれたら、という願いを込めた情報発信です。
第一回は動画です。私がミャンマーのマンガについてフワッと語っています。
ミャンマーに行ったことがない大学生ボランティア飯島さんが聞き役です。ありがとう。これをきっかけにいつかミャンマーに行ってもらいたいと思います。よろしければご覧ください(さっき録りました)。
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(10個 限定)かがやきのカケラたち ~いつかミャンマーに行こう!~【残り7つ】
¥12,345
12,345円のご支援限定で、リターン品として事務局長がミャンマーで入手した「かがやきのカケラたち」のうち一つをランダムにお送りします。
例:お菓子、ひまわりの種、マカダミアナッツ、お茶っ葉スナック(ラペ)、古いミャンマーのマンガなど
【これって寄付なの?と気になる方へ】
すこし専門的な話ですが、一般的にクラファンのリターン品は「対価性がある」とみなされ、寄付扱いではなくなることが多いです(所轄庁が判断します)。おそらく、この「かがやきのカケラたち」もそうなるでしょう。
ですが、「ミャンマーを知ってもらいたい!」ということも今回のクラファンの趣旨の一つなので、このたび10個限定でリターン品をあらたに設定いたします! 金額が12345の理由は、他のご寄付と区別するためです。あと、読み上げるとなんとなく勢いがあるためです(1234 Go!)
どうぞよろしくお願いいたします。