今回のノーベル平和賞受賞は、日本被団協が長年にわたって原爆が人間にもたらした被害を明らかにし、「ふたたび被爆者をつくらない」ために核兵器の廃絶と原爆被害への国家補償を求めて続けてきた運動によって、世界に「核のタブー」が形成され、80年近くの間、戦争で核兵器が使用されてこなかった事実が高く評価されたものです。
同時に、核保有国が核兵器の近代化を進め、新たな国々が核兵器保有を準備、現在起きている紛争では核の脅しが行われるなど、この核兵器使用のタブーがいま、圧力の下にあることも、今回の授賞の大きな理由です。
この人類歴史の重要な転換点での授賞式において、世界に向けて「ノーモア・ヒバクシャ」のメッセージを発信するべく、日本被団協は代表団派遣を計画しています。オスロへ渡航する被団協役員(被爆者)らは高齢で付き添いや通訳など随行者が必要です。しかし、ノーベル委員会から渡航費を支給されるのは代表委員のみで、経済的に非力な被団協にとって代表団の渡航は困難な状況です。
つきましては、今回のノーベル平和賞授賞式という特別な機会に日本被団協が代表団を派遣し、全世界に向けて「ノーモア・ヒバクシャ」の声を発信する貴重な機会に対する皆さまのご支援をお願いいたします。
Story
本年12月10日、ノルウェーの首都オスロで、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞します!被団協代表団が授賞式に出席し、世界に向けて「ノーモア・ヒバクシャ(ふたたび被爆者をつくらない)」ために、クラウドファンディングにチャレンジします!
皆さまのお力添えで多くの被爆者がオスロに行けますように寄付をお願いできませんか?画面右下の「寄付する」ボタンで寄付できますので、是非気軽な気持ちでご支援いただけると嬉しいです!
※ご寄付の方法は、クレジットカードでも、銀行振込でもお選び頂けます(10万円以上のご寄付は銀行振込のみの受付となります)。
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
※このサイトでパソコンやスマホでのご寄付の操作がどうしても難しい方等は、下記の必要事項についての情報をおまとめの上、ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会事務局( info-kiokuisan@nomore-hibakusha.org またはFAX 03-5216-7757)までお知らせください。
▼必要事項▼
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4.電話番号
5.メールアドレス(お持ちの場合)
6.ご支援いただく金額(以下からお選びください)
3千円、5千円、1万円、3万円、5万円、10万円、20万円、30万円、50万円、100万円
■ そもそも日本被団協とは
日本被団協は、47都道府県のそれぞれにある被爆者(広島・長崎で原爆の被害を受けた被害者の生存者)の団体の協議会で、被爆者の唯一の全国組織です。内部に中央相談所をもっています。
日本被団協の目的および活動内容
- 核兵器廃絶と原爆被害への国家補償要求
- 日本政府、国連、諸国政府への要請行動
- 核兵器の廃棄、撤去、核兵器廃絶国際条約の締結、国際会議の開催、非核法の制定、原爆被爆者援護法の国家補償の法律への改正、被爆者対策の充実など
- 被爆の実相の国内外への普及活動
- 原爆被害の調査・研究、出版、展示、集会、代表派遣
- 被爆者の相談・援護活動
基本文書
「世界への挨拶」https://www.ne.jp/asahi/hidankyo/nihon/about/about1-01-01.html
『原爆被爆者の基本要求』https://www.ne.jp/asahi/hidankyo/nihon/about/about1-01-02.html
■ ノーベル平和賞受賞のわけ
日本被団協は、世界に核軍縮の必要性を訴え続けるため、何千もの証言を提供し、決議や世論への訴えを行い、代表団を毎年、国連や様々な平和会議に派遣してきた。
いつの日か、私たちのなかで歴史の証人としての被爆者はいなくなるだろう。しかし、記憶を残すという強い文化と継続的な取り組みで、日本の新しい世代が被爆者の経験とメッセージを継承している。彼らは世界中の人々を刺激し、教育している。それによって彼らは、人類の平和な未来の前提条件である核のタブーを維持することに貢献している。
2024年のノーベル平和賞を日本被団協に授与するという決定は、アルフレッド・ノーベルの遺言にしっかりと根ざしている。今年の賞は、委員会が過去に核軍縮と軍備管理の推進者に授与した栄えある平和賞のリストに加わる。
2024年のノーベル平和賞は、人類のために最大の貢献をした人をたたえるというアルフレッド・ノーベルの願いを満たすものである。
(ノルウェー・ノーベル委員会、2024年10月11日)
■ 世界にうったえたいこと
日本被団協が選ばれたのは、80 年前に原子爆弾の非人道的な被害を受け、自分たち と同じ苦しみを地球上のだれにも味わわせてはならないと、今日まで一貫して核兵器 の使用禁止、廃絶を求めて、自らの苦しい体験の証言を通して訴え続けてきた活動と 被爆者一人ひとりの働きが高く評価されたものです。委員会は今日の、核兵器が使用 されかねない国際情勢のもと、核兵器は使われてはならないという規範「核のタブー」 が危機に瀕し始めたことを世界に知らしめるべく、「日本被団協」に授与したことの 意義を強調しています。
併せて高齢化した被爆者がいなくなるときが来ることから、近年、若者の中に被爆 者の経験とメッセージを引き継ぐ運動が芽生え始めていることにも注目し、日本被団 協の存在意義を世界のものにすることを強調しています。
私たちは 2024 年ノーベル平和賞の受賞者に選ばれたことに感謝しつつ、受賞を重 く受け止めて、若い世代への継承を願いつつ、一層頑張ることを誓いたいと思います
■ 寄付金の使いみち
代表団の日本からオスロへの航空運賃は約36万円、宿泊費が約14万円、合わせて約50万円かかります。国内の移動や宿泊費を除いた金額です。
代表団はある程度の自己負担を覚悟していますが、被爆者は高齢で付き添いや通訳も必要です。国内から出席する被爆者、ブラジルなど海外から参加する被爆者と随行スタッフらができるだけ少ない自己負担で渡航できるよう、ご支援頂いた寄附金はすべて今回の旅費にあてさせて頂きます。万が一余剰金が出ました場合には、今後の日本被団協の活動費として使用させて頂きます。
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●機関紙『被団協』にお名前を掲載します(ご不要の場合はinfo-kiokuisan@nomore-hibakusha.orgにお知らせください)。
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