サンタクロースになり子どもたちの未来を応援する「第4回県北クリスマスウォークNight」を栃木県大田原市で開催します。
このチャリティイベントは、参加者がサンタの衣装を着て街を歩きながら、地域に子どもの貧困問題の認識を広め、募金活動を行うものです。
目標は、20万円の寄付を集め、地域の子どもたちに食糧や教育、体験活動を提供するための支援に使わせていただきます。
皆さまのご協力が、子どもたちの笑顔と未来をつくる大きな力になります。
Story
プロジェクトの背景:
栃木県北部では、家庭の経済的な困難が原因で、十分な食糧や教育機会を得られない子どもたちが多く存在しています。特に、地方特有の課題として、都市部と比べて支援のリソースが限られており、子どもたちやその家族が十分な支援を受けられないケースが少なくありません。これに対して、地域の子ども支援団体が中心となり、子どもたちが直面する貧困問題を解決するための活動が続けられています。
とちぎボランティアネットワーク県北支部では、栃木県北部を中心に様々な社会福祉活動を行っています。
1. フードバンク活動
とちぎボランティアネットワーク県北支部では、地域における食のセーフティネットとして「フードバンク」活動を行っています。フードバンクは、家庭や企業から寄贈された食料品を集め、それを必要としている家庭や人々に届ける取り組みです。
毎月第2土曜日には、定期的な食品配布会が開催されており、地域で食事に困窮している方々が自由に食品を受け取れる機会を提供しています。この食品配布会は、地域の社会福祉協議会や地元の支援者との協力のもと行われており、地域の絆を深め、困窮する人々に直接的な支援を届ける場として機能しています。
フードバンク活動の資源となる食品は、主に地域の企業や住民の寄付によって賄われています。
例えば、県北地域にあるファミリーマート店舗ではフードドライブが現在21店舗(大田原市5・那須塩原市9・那須町3矢板市4)で行われ、来店客が不要な食品を店舗に寄付する仕組みが整っています。
フードバンクは「もったいない」を「ありがとう」に変える活動として、地域住民の善意を活かし、食品ロスの削減にも貢献しています。また、食品の寄付だけでなく、寄付金や物資の支援も受け付けており、これらを活用してより多くの人々に支援を届けることができる体制を整えています。
この活動の重要な側面は、支援を必要とする人々だけでなく、地域全体に助け合いの意識を根付かせることです。
多くのボランティアがこの取り組みに関わり、地元の学生や住民も参加しています。フードバンク活動は、単なる食品の配布にとどまらず、地域全体で支え合うための仕組みを構築する大切な取り組みとして位置づけられています。
2. 子ども食堂の支援
とちぎボランティアネットワーク県北支部では、地域の「子ども食堂」をサポートする活動にも力を入れています。子ども食堂は、家庭で十分な食事が取れない子どもや孤立しがちな家庭の支援を目的とした場であり、食事を通して地域の子どもたちが安心して過ごせる環境を提供しています。
県北支部では、大田原市の「子どもの居場所スマイルハウス」、「ひびとりどり」や那須塩原市「子どもの育ちを応援する会」、「やぎハウス」などの子ども食堂と連携し、食材などの提供支援を行っています。
さらに、地域の社会福祉協議会や地元企業とも協力し、必要な資源の提供や広報活動も行っています。
この取り組みにより、食事を提供するだけでなく子どもたちが安心して話し合える場、心の支えとなる場として機能しています。食堂では、ボランティアスタッフや地域の方々と一緒に食事をすることができ、子どもたちやその家庭が孤立しないような工夫がされています。
また支援活動を通じて地域住民の間で相互理解が深まり子どもたちが未来に向けて健全に育つための環境作りが行われています。
自団体で運営している「子どもの居場所スマイルハウス」では、毎週3回(火水金)居場所支援・食事支援・学習支援などを行っています。
子どもたちやその家族が安心して食事を摂れる場所を提供し、食事だけでなく、学びや遊びの場も提供しています。ボランティアが協力して、料理や食事の準備を行い、地域の子どもたちに温かい食事と楽しい時間を提供しています。
じつは、栃木県北地域にも、経済的・関係的貧困が見られる問題があることが報告されています。
経済的貧困では、低所得や失業が影響し、食事や教育、住環境の不足が問題として挙げられています。県北地域では困窮家庭の生活支援が求められています。
地域のコミュニティスペースや居場所支援の場が、こうした課題解決のための重要な役割を果たしています。
食品支援:経済的な理由で食事が不足している家庭に対して、フードバンクや地域の団体が食糧を提供し、子どもたちが安心して暮らせるようにしています。
教育支援:塾や学校に通うための費用が負担となっている家庭に向けて、学習支援や教材の提供が行われています。
体験活動の提供:社会的な交流や自然体験が乏しい子どもたちに対して、成長を促す体験の場を提供し、自己肯定感の向上や社会での自立をサポートしています。
3. 生活相談支援
県北支部では、困窮者に対する生活相談も行っており地域の支援が必要な方々が気軽に相談できる場所として、生活全般に関するアドバイスや情報提供を行っています。また、必要に応じてボランティアが訪問支援を行うこともあります。
「関係性の貧困」への支援
栃木県内では「関係性の貧困」、つまり人とのつながりが乏しい家庭が増加しています。
宇都宮市の調査では、子どもたちの約3割が人とのつながりの薄い状態にあるとされ、こうした「関係性の貧困」が孤立や将来への希望の欠如につながる可能性があります。
県北支部は、地域の交流の場を提供し、相談相手がいない家庭や孤立した高齢者が気軽に参加できるようなコミュニティを目指しています。この取り組みは、生活の質を向上させるだけでなく、子どもや高齢者が自信を持って未来に向かうための支えとなっています。
こうした支援活動にもかかわらず、県北地域の子どもたちを取り巻く貧困問題は依然として深刻です。
生活必需品の不足だけでなく、教育格差や体験の欠如が、子どもたちの将来の可能性に大きな影響を与える懸念があります。
そこで、この「県北クリスマスウォークNight」は、地域の子どもたちにさらなる支援を届けるためにスタートしました。
サンタクロースになった参加者が街を歩き、寄付を通じて支援の輪を広げるこのイベントは、地域の人々が一丸となり、子どもたちの未来を明るくするための象徴的な活動です。
4.県北地域でつながる子どもたちへのサポートの輪
栃木県北部には、数多くの子ども支援団体が存在し、地域全体が一丸となって困難に直面している子どもたちを支えています。
これらの団体は、食糧不足や教育機会の欠如、さらには社会的孤立に悩む子どもたちのために、日々活動しています。
フードバンクがでは月に定期的な食品支援を行い、子どもたちが空腹に悩むことなく生活できる環境を整えています。
また、学習支援を行う子ども支援団体は、家庭環境や経済的な事情で十分な学習機会が得られない子どもたちに、無料で学習の場を提供しています。
さらに、社会体験や自然体験を提供する活動では、子どもたちが学校では学べない貴重な経験を積むことができ、将来の自立や成長に役立つスキルを身に着ける手助けをしています。
これらの活動は、地域の団体同士が密接に連携し、より大きな支援の輪を作り出すことで実現されています。それぞれの団体が持つ専門性や強みを生かしながら、困っている子どもたちを一人でも多くサポートするために協力し合っています。
5. クリスマスウォークイベント:寄付による支援
県北クリスマスウォークNightは、こうした地域の支援活動をさらに強化するために立ち上がりました。
このイベントは、参加者がサンタクロースとして地域を歩き、子どもたちへの支援の重要性を訴えるとともに、集まった寄付金を県北地域の子ども支援団体に届けます。
皆さまのご支援が、子どもたちの未来を明るく照らす一助となり、その収益を困窮家庭への支援に役立てる予定です。
そして参加者は、クリスマス気分を楽しみながら、地域貢献にもつながる活動に参加できます。
イベントの収益は、食糧支援や子ども支援など、地域の困難な状況にある方々への支援に充てられます。このイベントを通じて、多くの方が地域の現状に目を向け、支援の輪が広がることを期待しています。
私たちは、地域全体で一つの大きな家族のように、子どもたちを守り育てていくための活動を続けています。
子どもたちの笑顔を守り、明るい未来を作り上げるために、どうかあなたの力をお貸しください。
寄付金の控除について
本プロジェクトへのご寄付は、特定非営利活動法人とちぎコミュニティ基金への寄付となり、
当法人が寄付金受領証明書(領収書)を発行を行います。当法人は認定NPO法人です。
このプロジェクト含め当法人へのご寄付は控除(所得控除または税額控除)の対象となります。
「寄付金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、特定非営利活動法人とちぎコミュニティ基金が発行した寄付受領証明書(領収書)を添えて確定申告をしていただく必要があります。
本プロジェクトへの寄付金受領証明書(領収書)は、確定申告に間に合うよう1月末に郵送いたします。ご活用ください。
1000円の寄付金の使い道
¥1,000
1,000円の寄付金で、私たちは地域の子どもや高齢者が楽しめる小さなクリスマスギフトを準備します。このギフトには、クリスマスシーズンにぴったりの小さなぬいぐるみや、お菓子の詰め合わせが含まれます。このささやかな贈り物は、特にひとりで過ごすことの多い高齢者や、日常の楽しみが限られている家庭の子どもたちにとって、大切な喜びの一瞬を提供します。
寄付者へのリターン:
サンクスレター:すべての寄付者に感謝の気持ちを込めたサンクスレターをお送りいたします。
3000円の寄付金の使い道
¥3,000
3,000円の寄付は、イベントで使用するクリスマスデコレーションや装飾品の購入に充てられます。クリスマスツリー、イルミネーション、手作りのリースや飾りを用意し、地域のイベント会場を華やかに飾ります。支援者のおかげで、この特別なイベントが、誰もが温かな気持ちで楽しめる空間に彩られます。
寄付者へのリターン:
サンクスレター:すべての寄付者に感謝の気持ちを込めたサンクスレターをお送りいたします。
5000円の寄付金の使い道
¥5,000
5,000円の寄付金で、温かい食事やスープを提供することができます。寒い冬の中で、特にお年寄りや小さな子どもたちにとって、体を温める食事の提供は欠かせません。この食事サービスは、クリスマスウォーク当日に参加者に直接配布され、地域のつながりを深める一助となります。
寄付者へのリターン:
サンクスレター:すべての寄付者に感謝の気持ちを込めたサンクスレターをお送りいたします。
10,000円の寄付金の使い道
¥10,000
10,000円のご支援により、貧困家庭や孤立した高齢者の方々に必要な物資やサポートを提供します。この寄付金は、日用品や冬用の防寒グッズの購入、また場合によっては地域内での家庭訪問支援活動に使われ、日常的な困難に寄り添う支援が実現します。
寄付者へのリターン:
サンクスレター:すべての寄付者に感謝の気持ちを込めたサンクスレターをお送りいたします。