認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
Story
こんにちは、認定NPO法人シャプラニールの長瀬です。私の働くシャプラニールでは、独立直後のバングラデシュで50年以上、経済発展や公的支援などから取り残された人々と活動を続けてきた国際協力NGOです。
8月に起きた政変、そして大洪水。危機的事態に直面しているバングラデシュのいまを支え、未来につなげるためのクラウドファンディングを10月31日まで実施し、シャプラニールのバングラデシュの活動継続のための資金を募っています。
300円からご寄付が可能です。もし可能な範囲でご支援いただけたら嬉しいです。(このページをシェア、紹介も大歓迎です!)
※ シャプラニールへの寄付は、確定申告による税の優遇措置(寄付金控除)の対象となります。
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
バングラデシュという国
バングラデシュは1971年、東パキスタンから独立。そして2024年8月、多くの国民がこの政変を、約50年前の独立に続く「第2の解放」と呼ぶほど、歴史的な変革がありました。そして、その直後には各地が洪水に見舞われています。
今回の政変までに至るできごとの発端は、学生による政府への抗議運動でした。そしてこれまで15年間政権を握っていたアワミ連盟の党首シェイク・ハシナ氏は国外逃亡するまでの事態となりました。またバングラデシュ東部を中心とした鉄砲水が発生し、地域によっては死者もでたと現地メディアでも報道されています(現在は南部でも豪雨での被害がでています)。地域によっては支援がなかなか入らず、その日に食べるものわずかという生活を送る人々もおり、支援格差も生まれているようです。
この政変では大切な命が奪われ、心も身体も傷ついた人が大勢います。そうした中でも、政府へ抗議の声をあげた若者たちを中心に多くの人々が、よりよい社会にしていくために、暫定政権発足後の混乱した街を警官に代わって交通整理をしたり、洪水被災地への緊急救援活動に出向いたりといったできごともありました。
政府との抗議運動の最中、描かれたメッセージ。左「私たちはひとつ」、中央「我が黄金のベンガルよ(Amar Sonar Bangla)」
シャプラニールの活動
シャプラニールでは現在、首都ダッカで働く子どもたちが勉強や安心した時間を過ごせるように支援センターを運営しています。またコイラ郡では持続可能な防災活動を通じた、災害に強い地域づくりを行っています。今回の政変により、行政も混乱し機能が回復しない時期も続き、シャプラニールの活動も思うように進められていないこともありました。現在は徐々に行政機能も回復し、治安も安定化してきているようですが、近い未来何が起こるかは誰も予想はできません。
こうした最中でも、シャプラニールは活動を続けています。若者とその彼らの思いに答え、共にバングラデシュで暮していく人々の「いま」を支えながら、また未来へつなぐ活動となるよう、ぜひ皆さんのお力を貸してください。働く子どもたちが一人でも未来を描け、歩めるように、住み慣れた地域でこれからも防災力を高めながら住み続けられるように。「いま」必要な支援を届けるために、どうぞよろしくお願いいたします。
写真撮ろうよ!と声をかけてくれた支援センターに通う少女たち。
私とバングラデシュ
私がバングラデシュを初めて訪れたのは2022年でした。実際にバングラデシュに行くまでは、バングラはこんなだよ〜、出張のときにね〜、とシャプラニールのスタッフ、古くから団体を知る方やボランティアの皆さんからのバングラデシュにまつわるお話から、私なりの「バングラデシュ」を描いていました。
実際に赴いて、私の中の「バングラデシュ」と答え合わせ。聞いていたより蒸し暑い、リキシャも人も多い、カレーがおいしい(とってもおいしい)、ダッカの街中の渋滞が・・・などなど。まだまだたくさんありますが、なによりバングラデシュの人々が温かく接してくれて、やっと私の中の絵だった「バングラデシュ」が形になったと感じました。
活動地をまわり、住民の方々にお話を聞くとき、ときにはとても厳しい生活状況に直面していて涙を流して話す方もいらしゃいますが、「来てくれてありがとう」「お茶を用意したから飲んで行ってね」とご自身がどんな状況にあっていても、決まって温かいおもてなしをしてくださいます。握手をしてお別れすることがありますが、その温もり、その方の人生を物語るような手の感触は未だに手に残っていて、私の中の印象的なできごととして記憶されています。
支援センターを訪れたとき、とある少女とお話しているとき、「疲れてそう、大丈夫?」と私の心配をさせてしまいましたが、「大丈夫だよ、ありがとう」と伝えると、ほっとした表情を見せてくれました。彼女はもともとセンターに通っていた少女でしたがそのときはチャイルド・リーダーとして年下の少女たちに勉強のサポート役として働いていました。しっかりと少女たちのサポートをしつつも、偶然立ち寄った私も気にかけてくれ、とても頼りなるリーダーだと感じたできごとでした。
私が寄付を集めたい理由
いまでもバングラデシュのほんの一部しか知ることはできていません。でも日々の生活に不安を感じ生活している「いま」があるなら、それを少しでも安心してもらえる取り組みをしたいです。新しい国づくりに向けて歩みだしたバングラデシュ。そこからあふれ出るエネルギーに圧倒されながらも、その思いに少しでも答えたいと思っています。
「『遠い』を『近い』に。」
これはシャプラニールが40周年を機に掲げた団体スローガンです。「南アジアの人々が直面する課題を「遠い」ものではく、自分たちの課題として受け止め、同じ地球に生きる一人ひとりの「身近」な取り組みによって、世界を変えるきっかけをつくっていく」という思いが込められています。
日本から「遠い」国のできごとであっても、少しでも知ることでがもう「身近」な取り組みです。この機会にまだ知らなかったバングラデシュ、もっとバングラデシュを知ってみようという思いが湧いてきたらぜひご支援をご検討ください。
このクラウドファンディングへの挑戦は、シャプラニールだけできないことを、多くの方にお力添えをしてもらい、応援してもらいながら、やっと、やっと達成できることです。応援しているよ、ページシェアしたよ、というエールも心強いメッセージです。どうぞよろしくお願いいたします。
ご寄付の使途
バングラデシュでの支援活動:洪水被災地での緊急救援活動、家事使用人として働く少女たちの支援、女性や子どもを取り残さない防災活動等
The campaign supported by SHAPLANEER
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