テルコさんの夢、鹿児島での再会 〜支援で繋がった奇跡の物語〜
2024/9/30 18:35
テルコさんが夢見てきた「大好きな藤本憲明選手に、故郷鹿児島へ会いに行きたい」という願いが、多くの方々の支援によってついに実現しました。神戸を旅立ち、懐かしの姶良市を訪れ、心温まる涙を流したテルコさん。重富海水浴場では、かつての日々を思い出し笑顔を見せました。そして、白波スタジアムではたくさんの鹿児島サポーターから「おかえりなさい」と温かく迎えられ、ついに藤本選手と直接対面。彼女の目には感動と喜びの涙があふれました。この旅は、支援者の皆さまと鹿児島のサポーターの愛情によって実現した奇跡の旅でした。テルコさんの胸に刻まれた感動の瞬間をレポートします!
夢への第一歩 – 神戸から鹿児島への旅立ち
ついにこの日がやってきました。テルコさんが夢見てきた「大好きな藤本憲明選手に、故郷鹿児島へ会いに行きたい」という憧れが、今、現実になろうとしています。テルコさんは胸の中で高鳴るドキドキを感じながら、大好きな藤本選手に会いにいくその瞬間を思い描いて、神戸空港へ向かいました。
飛行機の搭乗ゲートでは、見送りに駆けつけたスタッフの皆に満面の笑顔で手を振りながら、「いってきます!」と元気に応えるテルコさん。その姿はまるで、長年憧れていた人にやっと会える瞬間を迎える少女のようで、その瞳は喜びと期待に輝いていました。スタッフたちも彼女の後ろ姿を見送りながら、心から「いってらっしゃい!」とエールを送りました。
飛行機の窓から見える神戸の街が遠ざかるにつれ、テルコさんの心は鹿児島へと飛んでいました。「故郷に戻り、藤本選手を応援する」という夢が、今まさに実現に向けて動き出しています。この瞬間を迎えられたのは、多くの皆さまの温かい支援があったからこそです。
改めて、テルコさんの夢を共に支えてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。この夢の旅が叶うその瞬間まで、どうか一緒に見守っていてください。
ふるさとの記憶 – 思い出の地を訪れて
鹿児島に到着したテルコさんは、久しぶりに踏みしめる故郷の大地に少し戸惑いながらも、その空気を深く吸い込みました。神戸へ移り住んでから長らく訪れることのなかった鹿児島の景色は、どこか懐かしく、しかし少し変わったようにも感じられます。薄れゆく記憶が、目の前の景色と重なり合い、テルコさんの心には数えきれないほどの思い出がよみがえりました。
姶良市へ向かう道中、車の窓から見える田んぼや山々、どこまでも続く空の風景に、テルコさんの記憶の扉がそっと開かれました。「懐かしい、やっぱりえーとこや」と、涙が頬を伝う。子ども時代、友達と駆け回った田んぼ道、夏の夕方に響いた虫の音、そして夕焼けに染まる故郷の山並み——それらすべてが、遠い記憶の彼方から呼び覚まされるようでした。
次に訪れたのは、重富海水浴場。ここは、テルコさんが子どもの頃、毎日のように泳ぎに来ていたという場所です。車から降り立ったテルコさんは、目の前に広がる海を見て、思わず笑顔を浮かべました。「ここでよく遊んでな」と語りながら、かつて無邪気に水に飛び込んでいった日々を思い出し、その光景がまるで昨日のことのように鮮明に蘇ります。
薄れかけていた故郷の記憶が、風景とともに再び鮮やかに蘇る中で、テルコさんは心から「帰ってきた」という実感を得ました。長く離れていた故郷で過ごした思い出の地を訪れたことで、彼女の中にあった鹿児島への愛情がさらに深まっていきます。
その後、車は次第にスタジアムへと向かっていきました。そこには、彼女が大好きな藤本選手が待っている——。テルコさんの胸の中には、故郷で過ごした思い出と、今から待ち受ける夢の瞬間への期待感が入り交じり、その瞳には再び光が宿っていました。
スタジアムでの歓迎 – サポーターの温かさに包まれて
白波スタジアムに到着したテルコさんは、そこに広がる光景に目を見張りました。応援グッズを手にしたたくさんの鹿児島ユナイテッドFCのサポーターたちがスタジアムの入口付近に集まり、テルコさんを「おかえりなさい!」という言葉で迎えてくれたのです。
SNSを通じてテルコさんのことを知ったというサポーターの皆さんが次々に声をかけ、「会えてうれしいです!」と笑顔で応援グッズや鹿児島の銘菓を手渡してくれました。テルコさんは、その温かい歓迎に驚き、胸がいっぱいになりました。長く離れていた故郷で、見知らぬ人々が自分を家族のように迎え入れてくれることへの感動で、彼女の目にはまた涙が浮かびました。
そして、スタジアムの入口付近では地元メディアの取材が始まりました。カメラが向けられる中、テルコさんは少し緊張しながら精一杯の感謝の気持ちを語り、夢が叶う瞬間を迎えていることの驚きと喜びを笑顔で伝えました。
サポーターの方々に囲まれ、たくさんの温かい言葉を受け取りながら、テルコさんはこの旅がただの「夢を叶える」ものではなく、「人とのつながり」を実感する機会でもあることを感じていました。藤本選手の応援に駆けつけるつもりが、気づけば自分自身が多くの人に応援され、支えられていることに感動を覚えたのです。
「ありがとう、ありがとう…」と、テルコさんは胸いっぱいの感謝を抱えながら、スタジアムへと足を踏み入れていきました。
初めてのスタジアム応援 – 白波スタジアムでの熱いひととき
ついに迎えた白波スタジアムでの試合観戦の時。この日、テルコさんにとっては初めてのスタジアム応援という特別な体験が待っていました。藤本選手がヴィッセル神戸でプレーしていた時期には、オリンピアの施設内での観戦会や公開練習の見学には何度か参加していたテルコさんでしたが、スタジアムという大きな舞台で、実際にサポーターたちと共に応援するのは初めてのことでした。
スタッフたちは、試合を通して観戦することがテルコさんにとって体力的に大変ではないかと少し心配していました。しかし、そんな心配をよそに、テルコさんはスタジアムに足を踏み入れるとその空気に飲み込まれ、目を輝かせながら試合前の雰囲気を楽しんでいました。桜島をバックに広がるスタジアムの光景に、テルコさんは思わず「きれいなとこやね」と、目を細めました。
試合が始まると、周囲の応援に合わせてテルコさんもハリセンを叩き、大きな声で声援を送りました。「頑張れー!」という叫びは、今までにないほどの力強さで、藤本選手への思いがあふれていました。そして後半、ついに藤本選手がピッチに登場すると、テルコさんは立ち上がり、ここ一番の大きな声で「がんばれー!のりくんー!」と応援し、たくさんのエールを送りました。
鹿児島ユナイテッドFCはこの日、久しぶりの勝利を飾り、試合後のスタジアムは歓喜に包まれました。勝利の余韻に浸る中、ピッチから藤本選手がテルコさんの方を向き、手を振ってくれたのです。それに気づいたテルコさんは驚きと喜びで目を輝かせながら、笑顔で大きく手を振り返しました。その瞬間、彼女の夢がまた一つ現実となり、スタジアム全体がその特別な瞬間に包まれました。
夢に見たスタジアムでの応援と、藤本選手からの応答——これらすべてが、テルコさんにとってかけがえのない時間となり、彼女の心に深く刻まれたひとときでした。
夢の実現 – 藤本選手との心温まる交流
試合の翌日、テルコさんはマリンピア喜入にて、ついに藤本選手との直接交流の場を迎えました。憧れの人との対面に胸が高鳴り、会場に足を踏み入れるテルコさんは少し緊張した様子でしたが、藤本選手が現れると、その顔には一気に笑顔が広がりました。長年の憧れが目の前に立つ瞬間、テルコさんの目には喜びの涙が溢れ出しました。
藤本選手が笑顔でテルコさんに歩み寄り、「遠いところを会いに来てくれてありがとう」と優しく声をかけました。テルコさんの第一声は「顔が良い!」という愛らしい言葉で、思わずその場の皆が笑顔に包まれました。藤本選手には、テルコさんのお父様の面影が感じられたようで、懐かしい昔話を交えながら和やかな会話が続きました。
藤本選手はさらに、「テルコさんのおかげで昨日の試合に勝つことができました」と感謝の言葉を伝え、テルコさんは感動で涙を浮かべました。その後、藤本選手からのサプライズとして、リミテッドユニフォームがプレゼントされました。ユニフォームには藤本選手がその場でサインを書き、テルコさんの手に直接渡されるという特別なひととき。藤本選手から「これからも長生きしてくださいね」との言葉と共に、鹿児島の大楠神社のお守りも添えられました。この思いがけない贈り物に、テルコさんはさらに感動し、涙をこぼしました。
「また鹿児島に応援しに来てくださいね」という藤本選手の言葉に、テルコさんは力強くうなずきました。この短くも充実した時間は、テルコさんにとって、まさに夢が現実となった瞬間でした。藤本選手と過ごすひとときの間、笑顔と涙が溢れ、二人の絆が深まる温かい交流の時間となりました。
夢の旅を終えて – 神戸へ帰還と感謝の言葉
鹿児島での特別な時間を胸に、テルコさんは再びオリンピア兵庫の仲間たちの元へ帰り着きました。長年の夢が叶ったという実感と、支援してくださった多くの方々の思いが彼女の心を満たしていました。
今回の旅を通して、テルコさんは多くの人々の支えを強く感じました。藤本選手との交流、スタジアムでの応援、そしてふるさと鹿児島で過ごした一瞬一瞬が、彼女にとって何よりもかけがえのない宝物となりました。
この夢を実現させるために力を貸してくださったすべての支援者の皆さまへ、心より感謝申し上げます。皆さまのおかげで、テルコさんは念願の夢を叶え、幸せと感動に満ちた旅を経験することができました。この旅の経験は、テルコさんにとって一生の宝物であり、今後も彼女の心を温かく照らし続けることでしょう。
「本当に、ありがとうございました」とテルコさんの言葉に感謝の気持ちがこもっています。このプロジェクトを成功に導いてくださった皆さまのおかげで、夢が現実に変わり、その感動は何ものにも代え難いものでした。今後も皆さまの応援とご支援に感謝しつつ、テルコさんは日々をさらに輝かせていくことでしょう。
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