クラファン開始2日目!《現地レポート》をお届けします「バングラデシュ政変から1カ月」
2024/9/6 17:55
こんにちは、認定NPO法人シャプラニール 藤井です。
昨日、国際チャリティーデー(9月5日)に始まった今回のクラウドファンディング、なんと1日目で100名近くの方にご支援をいただきました。本当にありがとうございます!応援メッセージをくださった皆さま、SNS等で周知いただいた皆さまにも、心よりお礼申し上げます。
政変から1ヵ月が経った昨日、バングラデシュ事務所長の内山から現地の様子について一報が入りましたので、ここで共有させていただきます。
バングラデシュ政変から1カ月 抗議活動中に亡くなった方々へ哀悼の意を表す行進が行われました
シャプラニール バングラデシュ事務所長 内山智子です。
8月5日のハシナ元首相失脚から1カ月の節目である、9月5日。
抗議活動中に亡くなった方々への哀悼の意を表すため、学生たちが「Shaheedi March」と名付けた行進をバングラデシュ全土で呼びかけました。
ダッカ市内では、午後3時にダッカ大学を出発し、New Market → Mirpur Road → Dhanmondi → Manik Mia Avenue →Farmgate →Karwan Bazar →Shahbaghを通り、Central Shaheed Minar(ショヒド ミナール)がゴールとなります。
このCentral Shaheed Minar(ショヒド ミナール)は、8月3日に何万人もの人々が全国から集まった場所です。 シャプラニールの事務所は、行進の途中にあります。午後4時半すぎ、行進の声が聞こえてきたので、屋上に上がって写真を撮ってみました。
多くの人がバングラデシュ国旗を掲げ、亡くなった方の写真を掲げている人もいました。大学生、高校生、マドラサ(宗教学校)の生徒たち、いくつものグループに分かれて、とても平和で整然とした行進でした。
私がこの行進の様子にカメラを向け、まして屋上に上がって行進を見ていること自体、「平和になった」ことを実感します。なぜなら、7月以降の抗議デモにカメラを向けることはとても危険でしたし、当然、近づくこともありませんでした。そして、激化した時は、上空に飛ぶヘリコプターからの発砲もあったのですから。
行進を見つめながら、この国は生まれ変わるんだという期待と、改めて学生たちのエネルギーと可能性をひしひしと感じました。
私たちも、未来を切り拓いていくこの国の人々とともに今できる支援を継続していきます。
引き続き、クラウドファンディングの応援よろしくお願いいたします。
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