応援メッセージが届きました #4
2019/9/18 12:23
荒川隆太朗さん NPO法人Gift 副代表理事
コミュニティ・オーガナイジングには「一人一人の変化から社会を変えられるかもしれない」という希望を感じています。
僕は小学6年生の頃、教室から一人締め出され、中学1年生の時には野球グランド2面分の整備を一人でさせられたことをはじめとした様々な出来事があって小学校から中学校にかけて自分はずっといじめれた「被害者」だと思っていました。しかし、そんな仕打ちをしてきた彼らに対して、あの時「NOを言えなかった自分」に気づいたのはコミュニティ・オーガナイジングのワークショップでパブリックナラティブを初めて語った時でした。本当はNOを言うことが怖かった。ずっと被害者として無力な人としていきていく方が楽だったのです。ワークショップを受講したこの時、心の奥では対話をすることを望んでいたのに、誰よりも対話から逃げていたのは僕だったと初めて気づきました。きっと僕に限らず、ワークショップを受けた人々は新しい自分に出会い、大切なことに気づいた経験があると思います。そして、同時に、自分のまだ使っていない可能性に気づき、変化の機会を逃し続けてきたことも学んでいると思います。
僕自身は仕事として「子どもの居場所づくり」を行う人々の支援を行なっています。その支援者と話をする時に、僕自身が小学生だった時のこと、自分が大切にしている価値観のこと、支援する上で大切にしてほしいことをストーリーで語ります。もちろん、支援観が異なる人やそもそも居場所なんて無意味だと考える人たちにも、です。うまくいかない時も多々ありますが、それでもあの頃いえなかった「NO」、つまり、「自分自身の本当の気持ち」が今は少し伝えられているかなと思います。
コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンは僕の人生を変えてくれました。そして、これからも誰かの人生を変え、その連なりを通じて社会を変えていくと思います。しかし、それでも簡単に社会は変わるわけではありません。活動をするということは時に、様々な批判の中を進む必要があります。そんな現実の課題に挑戦する受講者たちが実践に疲れ、傷つき、もうダメだと思う時に、は「ナイストライでした」と称え、「ここで負けてはいけません」と支え合える仲間が必要だなと感じています。
現在、岩手、久留米、関西と各地でローカルチームが生まれています。僕たちは相互に信頼し、つながり合っていますが、それはCOJなしにはあり得ません。だから僕もマンスリーサポーターになりました。よかったら僕たちとともに立ち上がる人々を支えてくれたら嬉しいです。
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