私は台北で生まれ、台湾人の両親と共に3歳で来日。「移民1・5世」として、この国で育ちました。成長するにつれて、日本人でない自分はこの国では普通じゃないらしいと悩むこともありましたが、あるとき、たとえこの国が私のものではないとしても、この言語はまちがいなく私のものだ、と腹をくくって、本格的に小説を書き始めました。あれから20年。24歳だった私はこの5月で44歳になります。私が小説を書くことで自分を支えられたのは、日本語ということばの杖をしっかりと握ることができたから。大人になった今、この国で暮らす子どもたちの誰もが自らの支えとなる言葉を安心して育む機会をうばわれないようにといつも願うばかりです🌷
Story
🎂バースデー・ドネーションとは、誕生日を迎えたひとが、そのお祝いを友人や知人にしてもらう形で、支援したい団体に寄付をする活動です。今年も私は、30カ国以上にルーツをもつ子ども・若者のための日本語教育、学習支援、自立就労支援、遠隔地教育支援等を行う「NPO法人 青少年自立援助センター YSCグローバル・スクール」を応援したく思ってます。
https://fujinkoron.jp/articles/-/2985
拙著『私のものではない国で』(中央公論新社、2023)にもご登場くださった「YSCグローバル・スクール」代表の田中宝紀さんをはじめ、外国にもルーツがある子どもたちに対してはもちろん、(いつかの私の両親のように)出身地のことばをカタコトの日本語の中に響かせながら喋る保護者たちの異国での子育てを支えるために日々尽力なさる方々に、変わらぬ敬意を込めて🌷
「ドネーション」の期間は、5月13日から5月15日までの3日間。目標は、44歳にちなんで、幸せの「4(し)」がいっぱいの44444円。5月14日に44歳になる私へのお誕生日祝いとして、たとえば、1杯のアイスティーやフォンダンショコラのセット、ちょっと贅沢なハンバーグランチなどをごちそうする感覚で、ご寄付くださると、とっても嬉しいです。そして、今年もまた、「元気玉」みたいに膨らんだ皆々様からの「お祝い」が、一人でも多くの子どもにとって「YSCグローバル・スクール」で学ぶ機会へと繋がることを想像しながら誕生日を挟んだこの3日間を過ごせるのであれば、こんな幸せなことはありません。何卒何卒🌷
2024/05/14を迎えて。温又柔、おん・ゆうじゅう、Yourou、유주・・・with BIG LOVE🌷
#永住許可の取り消しに反対します