Story
2019年8月29日、30歳になります。
なんだか、夢のようだなあと思っています。
というのも、幼少期から性別違和をもっていた私は、小学6年生で「性同一性障害」という言葉をを知り、夜な夜なインターネットで調べるうちに、「ホルモン投与をしたら副作用で30歳で死んでしまう」という情報と出会いました。
もちろん今となっては「嘘」であるとわかりますが、12歳の私は30代を迎えることはできないんだろうと納得したことを覚えています。12歳で生きれないと未来を諦めて、18歳で電車に飛ぼうとした自分が、30代の入り口に立ち今こんなにhappyでいれることは、文字の通り「有難いこと」と思っています。
そして30代を迎えられなかった同世代の仲間たちを想ったりしています。
次世代の子どもにとっては「だれかとちがう」ということが、生きていけないことにつながらないように。
30歳になることが当たり前になるように。
ありのままで大人になれる未来を、描き実現できますように。
そんな未来を描くためにも、「あなたを応援しているよ!」と言ってくれるオトナの輪が必要です。
次世代を応援するチームとして継続寄付「にじいろバトン」というチームを2018年4月から開始しました。
現在有難いことに120名以上の輪が全国に広がっています。
皆さんのご寄付のお陰で、全国の学校に多様な性の出張授業を子どもたちに届けられたり、学校の先生が自身で多様な性を授業できる教材セットを無料で配布させていただいております。
「ちがい」をもった子どもがありのままで大人になれるためには、あなたの力が必要です。
月1,000円から参加することが出来ますので、ぜひ「にじいろバトン」の仲間になってください。
(もちろん、難しい場合は今回のみのご寄付も大歓迎です)
そして、最後に30代の抱負を。
「いい感じに、ゆるっと楽しむ」30代になったらいいな~と思っています。
これからも何卒よろしくお願い致します!
ReBit代表 薬師実芳