はじめたきっかけ
2024/5/15 06:23
私は22才から、17年間、作業療法士をしています。
今は、医療的ケアが必要な重たい障がいのある子どもたちの居場所づくりと在宅支援をしています。ご支援いただきありがとうございます。
そんな私が、重度の子どもの支援に関わるきっかけとなったのは、朝日新聞のとある記事を見たからでした。
ー当時の新聞記事ー
その記事には、人工呼吸器をつけた子どもとお母さんの写真とともに、リハビリしている様子とお母さんの介護負担が大きいという内容が書かれていました。なぜか私は、どうしてもその親子が気になり、新聞記者に問い合わせをして、実際にお会いする機会をいただきました。
その親子は、お母さんと子ども、お母さんのご両親の4人暮らしをされていました。お母さんに話を聞いていると、途中から涙を流しながら「介護で夜もしっかり眠ることが出来なくて、大変なんです。夫もいたけど、途中でいなくなってしまった。男なんてどうせ逃げる。」とおっしゃっていたのが、今でも忘れられません。
帰りの車の中で、もし自分がその夫の立場だったら、自分もどうしていたか正直わからないと思いました。一方で、障がいのある子どもたちに、何かできることをしたいと強く思いました。
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