日本の自然環境再生を持続的に行い、地域の人々が自治していくためにはどうすればいいのかを実践を通して学べる「山結び」への寄付をお願いします。お礼として、地球守 高田宏臣氏、YAMAP 春山慶彦氏が登壇する「第3回山結びフォーラム」のアーカイブ動画先行視聴権をお渡しします。オンライン配信は行なわないのでここでしか見られない貴重な映像となっております。
Story
○ 御 礼 ○
SOMAの自然環境再生事業「山結び」へのご支援をいただきありがとうございました!この度のキャンペーンでは、158名の方から、ご支援をいただきストレッチゴール(60万円)を超える226%のご寄付をいただきました。心から感謝申し上げます。
山も、自然環境も大事なのはわかるけど、具体的な行動をどう起こしていけばいいのかわからない、という方が多数いらっしゃることが、山結びの活動を通して実感を伴ってわかってきました。
土や自然から完全に切り離されて私たちは生きていけません。大地震などの自然災害が起きると、人が作ってきたさまざまなシステムやインフラは瞬時に機能停止をしてしまいますが、豊な自然はいつでもそこにあり、清澄な水をはじめ命を育む多くのものを見返りを求めることなく提供してくれます。
私たちが、まずは起こす行動とは、いつ何時でもそこにいて人の生活を支えてくれる自然に対する敬意を表明することなのだと思います。
自分の立つ土地を敬い、汚さず、無理を強いず、できる時には恩返しをする。そのような謙虚なケアが生かされている私たちに必要な姿勢だと思います。山結びでお伝えしているそのような思いを、多くの方に共感していただいたこと、感謝と共に嬉しく思います。
これからも現代の杣人として、自然環境のケアを続けてまいります。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
NPO法人SOMA代表理事
瀬戸 昌宣
○200%(ストレッチゴール)達成の御礼○
この度は、SOMAの自然環境再生事業「山結び」へご支援をいただきありがとうございまし た!皆さまのご支援のおかげで、なんとストレッチゴール(60万円)も達成することができました。深く感謝申し上げます。
次の一ヶ月で、さらに多くの方に山結びの活動を知っていただき、よりたくさんの方に第3回 山結びフォーラムのアーカイブをご覧いただくために、ストレッチゴール(100万円)を設定 いたします。
おかげさまで先日2月11日(日)に、第3回山結びフォーラムを無事終えることができました。
登壇いただいた高田宏臣さんが何度もお話されたテーマが、水との付き合い方です。土木 を通して水の滞りを解消することが、日々起こる身近な環境の問題、地震のような災害規 模で起こる壊滅的ダメージ(液状化など)、その後のライフラインの復旧(水の確保)などへ の対処法として不可欠だということが浮き彫りとなりました。
これを受けて、山結びでも、土壌の水の在り方を一定のデータとして可視化していきたいと 思います。次の1ヶ月で十分な資金が集まった場合、宮地山の山頂に気温湿度計と土の水 分データの測定器を設置します。たとえば雨が降る前と後、夏と冬、また経年で、土の中の 水の在り方がどう変化するのかしないのか、データを継続的に収集し、活動の参考にした り、今後のフォーラムでご報告できればと思います。
宮地山でもかつては、水がこんこんと湧き出していたと言います。まだまだ乾燥してカラカ ラの山にもっと水が浸透するようになれば、ふもとの湧き水が復活するかもしれない。いずれは測定ポイントを増やしていき、山中の大きな水の流れを追いかけてみたいものです。
フォーラムを終えて、アーカイブは200%おすすめできるものとなっております。より多くの方に届くことを祈っております。公開まで、あとすこしお待ちください。
引き続き、ご支援のほどどうかよろしくお願いいたします。
NPO法人SOMA 代表理事 瀬戸昌宣
○100%ゴール達成の御礼○
この度は、SOMAの自然環境再生事業「山結び」へご支援をいただきありがとうございました!皆様のお力添えで、公開早々にゴールを達成することができました。心より感謝いたします。
次の一ヶ月で、より多くの方に山結びの活動を知っていただき、第3回山結びフォーラムをお届けするために、ストレッチゴール(60万円)を設定いたします。
山結びの活動では地域の保育園児と協働してどんぐりを拾い、苗を育てて、山に植樹する活動を行っています。この苗作りをさらに地域へと広げていくために、マルチキャビティで5000本ほどの苗を育てられる苗床の整備を行い、市民参加で苗作りができる環境を作っていこうと考えています。
引き続きよろしくお願いいたします。
NPO法人SOMA 代表理事 瀬戸昌宣
■クラウドファンディングの目的
「ひとが育つ環境をととのえる」をミッションに活動するNPO法人SOMAは、環境土木的アプローチで行う自然環境再生事業「山結び(やまむすび)」を展開し、ひとが関わることで自然環境がより豊かになる世界を目指しています。SDGsの考え方が一般的になる中で、自然環境について考える機会が多くはなってきましたが、実際に自然環境再生の具体的な実践を行える場は多くありません。専門家・実践家とともに山に入り誰でもできる作業をデザインすることで、自然環境再生の実践を定期的にできる環境をSOMAは提供しています。
「自然環境を自治する」ことを目的に、民間からの寄付金のみで活動を行っています。作業に必要な道具や苗木の購入、情報の発信、イベントの開催など、必要なお金がたくさんあります。「山結び」の活動を多くの人に知ってもらい、自然環境再生活動を一緒に行なっていくための活動資金として今回のクラウドファンディングを立ち上げました。
■SOMAが考える自然環境再生
里山を真に豊かな自然環境に再生する「自然環境再生プロジェクト」。その活動の一つである「山結び」。専門家・実践家と共に手を動かしながら、自然の見方、自然環境再生のアプローチ、環境土木の手法などを学びます。2023年4月から毎月第3土曜日に開催し、延べ200名以上が参加し、共に山の中で作業をしてきました。参加者は3歳から70代の方まで幅広く、山に登ることや自然環境再生に関わることが初めての方も多くいらっしゃいました。そんな風に自然と人が結びつき、自然再生を通して人と人が結びつき、その想いが子どもたちの未来に結ばれていきます。
SOMAが山結びを通して問う「自然と人が共存共栄する豊かな未来」とは一体どういうものなのか。この問いに対してより具体的に答えていけるような試みをしていければと思っており、定期的にフォーラムを開催しています。これまでも「自然環境の自治」「自然と私の関係性の再構築」について考えを提示し、話し合い、実際の自然環境再生の実践を通してその答え合わせをしてきました。この活動を多くの方に知っていただき「自然環境の自治」を日本全国で行えるように広めていきたいと考えています。
■あなたにも知ってほしい日本の自然環境について
2024年2月11日に開催する第3回山結びフォーラム(後援:福津市)には、環境土木のトップランナーである造園家の高田宏臣氏と「地球とつながる喜び」をテーマに人を山へ誘う活動をしている株式会社YAMAPの春山慶彦氏(代表取締役)をお迎えします。生態学者であるNPO法人SOMAの瀬戸昌宣とともに、環境土木そして自然環境再生について技術的・学術的な面からその普及まで議論することをとおして、より具体的な未来を形作っていければと思います。
フォーラムの内容
・対談
【登壇者】瀬戸 昌宣、高田 宏臣
「環境土木と出会う」
高田氏のキャリアを振り返りながら、過去そして今ある自然環境の危機の中で、環境土木という概念にたどり着いた必然性を対話を通して浮き彫りにする。
「環境土木を深める」
環境土木という概念と技術がさまざまな環境で有効であることは高田氏は実証してきた。その実例を見ながら、環境土木が現代土木同様、一般的な工法となっていくために必要な研究と実践について考える。環境土木の何がわかると、環境土木と現代土木が共存し、環境の改善に相互作用をしながら寄与していくことができるのか。技術が問題なのか、それとも考え方が問題なのか。2011年の東日本大震災、2024年の能登半島地震など日本の自然災害の事例なども切り口に、環境土木が成熟していくための道筋について語る。
・パネルディスカッション
【登壇者】瀬戸昌宣、高田 宏臣、春山 慶彦
「土木再興」
環境土木という概念だけでなく、その実践が広く届いていく必要がある。そのためには、実践に触れられる場所が身近に必要ではないか。山から川、そして海へと広がる流域の中で実践の現場を広げて、環境土木を「あたりまえ」にしていく必要がある。「地球とつながる喜び」をテーマに活動するYAMAPの春山慶彦代表取締役を迎えて、「土木」を再び興していく具体策について話す。
・開催情報
開催日:2024年2月11日(日)
時 間:13:00~16:00
場 所:福津市複合文化センターカメリアホール(福岡県福津市津屋崎1-7-2)
参加費:無料(事前登録あり)
■お礼について
このフォーラムは福岡県福津市で開催しオンラインでの配信はありません。遠方や時間が合わないなど当日参加はできないが、素晴らしいゲストの方々が熱く討論する内容を聞きたいというお声を多くいただいております。そこで、今回のクラウドファンディングのお礼としてご寄付いただいた方には第3回山結びフォーラムのアーカイブ動画をご覧いただける先行視聴権をお渡しします。
(一般視聴はフォーラム開催日より1年程度後に公開予定)
■寄付の使い道
自然環境再生プロジェクト山結びの活動資金として使わせていただきます。
・作業機械や道具の購入
・苗木の購入
・植樹のためのコンテナ等の購入
・子どもたちへの自然教育の提供 等
■代表紹介
NPO法人SOMA
代表理事 瀬戸 昌宣
<プロフィール>
1980年東京生まれ。生態学者・独立研究者。農学博士(農業昆虫学)。米国コーネル大学にて博士号を取得、同大学で研究と教育に10年間従事。帰国後、地方行政に携わりながら、高知の中山間地域をはじめ複数地域の学校教育・社会教育の改革に取り組む。2017年にNPO法人SOMAを設立し「ひとが育つ環境をととのえる」をミッションに学びの環境づくりや自然環境の保全活動を開始。主催する教育プログラムi.Dare(イデア)やミュージアムを舞台にした学びのプログラム「智慧の風」など複数の事業が、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択される。産業構造審議会 教育イノベーション小委員会委員。2021年から拠点を福岡に移し、「山結び」「宮地嶽鎮守の杜再生事業」など自然環境の保全・再生に尽力している。
<メッセージ>
山結びのクラウドファンディングに関心を寄せていただきありがとうございます。自然環境の保全・再生は、ひとが豊かに生きていくために必要不可欠ですが、「具体的にどうすればいいかわからない」と多くの方から問われます。それに答えるために、言葉だけで考えるのではなく、具体的に体を動かしながら自然環境の変化を体感していくことで、自然環境の重要性を認識するプログラムとして山結びを展開しています。参加者の多くの方が、ご自宅や山結びの活動場所以外で、さまざまな実践を初めていらっしゃいます。わたしたちが関わることで自然環境は豊かになります。自然と人が共存共栄する豊かな未来のために、ご一緒いただきたいです!