この度は、活動10周年バースデードネーション！横浜市内の図書館での外国語のおはなし会を広げたい！の寄付キャンペーンにて、支援者となってくださった皆さま、そして今回のキャンペーンを応援し拡散して下さった皆さまに心から御礼申し上げます。

目標としていた30万円を超えて、最終的には、348,469円を達成し、地域を問わず64名のご支援をいただきました。社会的な課題への取り組みが多くある中、私たちの活動理念とキャンペーンへの想いに共感してくださったことに感謝の思いでいっぱいです。

10周年という節目での寄付キャンペーンを考えたとき、私たちがNPOという市民団体であることから、市民として社会に声をあげること、課題を示すことが必要ではないかと感じていました。これまで東京都では何度も行なってきた図書館での外国語のおはなし会がなぜ地元の横浜市ではできないのだろうか、もっと自分たちの足元の図書館で開催したいのにという歯痒さがありました。

そこで、昨年12月に代表理事の三坂が全くご縁がない中で横浜市内の図書館へ直接連絡し、外国語のおはなし会開催の呼びかけを行いました。お話を聞いてくださった都筑図書館、港北図書館、神奈川図書館の３館の司書さんが当団体のおはなし会を見学に来てくださるなど、大変興味を持ってくださいましたが、実施のハードルは予算とのことでした。

私たちは、日本語と英語でコミュニケーションをする事務局スタッフが図書館との打ち合わせに同席し、おはなし会の読み手を務める外国出身者を集め、進行表を作成したり、当日は通訳として同席したり、コーディネーターを務める形でおはなし会を実施しています。毎回ボランティアではなく、東京都の図書館から委託事業として請負いながら実施しているので、継続できています。

今回のご寄付で、まずは上記３館での外国語のおはなし会を実施させていただきますが、これをきっかけに市内各区で外国出身者によるおはなし会の取り組みが加速することを願っています。私たちがまずその事例をつくることがNPOとしての役目であると感じ、10年目の新しい一歩を踏み出します。

改めまして、本当にありがとうございました。

NPO法人Sharing Caring Culture 代表理事

三坂　慶子