コンフロントワールドの事業紹介③-タンザニアでの保育施設の経営支援
2023/12/6 19:47
【課題と支援内容】
課題1:通う子どもたちが増えていくのに対して、保育に必要な物資が不足状態
支援先の保育園では文房具が足りず、4本ほどの鉛筆を40人で回して使っており、なかなか学習が進まない状況です。またおもちゃも不足しているため、重要な成長期にある子供達が思う存分に遊んだり勉強することができません。さらに、子供たちの発達に応じた教育に必要な食事や椅子、お昼寝用のマットレス等も不足しています。
→文房具が足りず学力の差がついたり、教育に必要な環境が整っていないため子どもの能力が伸ばせない。
課題2:保育園の運営資金が不足し、存続困難な状況
Kachenda保育施設に通っている子どもたちの家庭は低収入かつ不安定な収入で暮らしており、ほとんどが保育費を滞納・未払い状態となっています。そのため、保育施設の収入は不足し、設備費や食事代を削減せざるをえません。また、現在Kachenda保育施設は借金をしていて経営困難な状況に陥っています。
→保育園が潰れてしまい、子どもの居場所がなくなってしまうおそれがある。
これらの状況を脱却するべく、
1.文房具・遊具等の物資支援
2.保育園経営の自立支援
上記の2つの支援を実行していきます!!
文房具・遊具などの物資支援
初等教育の準備に必要な勉強道具や椅子、また大事な成長段階である子どもたちにとって身体の成長発達、そして探求心や創造性を伸ばすための遊び道具、そのほか給食やお昼寝用マットレス等をKachenda保育施設に届けています。物資は、現地の経済活動の貢献として、現地で購入しています。
保育園経営の自立支援
保育施設の存続を支援し、子どもたちの居場所を守るため、経営困難な状況にある保育園に、経営のテキストブックを届けています。ただ資金を支援するのではなく、私たちが持つノウハウをテキストブックにすることで、私たちがいなくても保育園が10年後も存続して、継続的に運営できるように自立支援を行っています。
簡単に説明すると、家計簿をつける習慣をつけることで、使い方をレクチャーしたり、テキストブックを届けて、財政状況の可視化+改善を行っていきます。
実際に地域の別の保育施設にも展開し、地域全体を良くしようと検討しております。
今後の課題
まだまだ物資の不足や、経営改善についても道半ばです。
また食糧が足りないなどの問題や、屋根がボロボロで雨漏りがするなどの問題もあります。
今後も現地に寄り添った支援が出来ればと考えております。
コンフロントワールドにぜひ月500円から支援いただけると嬉しいです!
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