記者を増やしたい!新たなマンスリーサポーターを募集!

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NPO Tansa

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Tokyo Investigative Newsroom Tansa

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¥510,581

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    ¥510,581

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    84

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Tansaは現在、およそ450人のマンスリーサポーターにご支援いただきながら、3人のリポーターと2人のスタッフという小さなチームで、取材や執筆、組織運営の全てを行なっています。日々寄せられる、着手すべき取材テーマは山積みですが、マンパワーが足りないため手が回っていないのが現状です。新たな記者をチームに迎え、より多くの取材や記事発信を行うために、マンスリーサポーターを募集します。記者1人を雇用するには約200人からのマンスリーサポートが必要です。今回は、月平均2,000円のマンスリーサポーターを新たに200人募集するキャンペーンを実施します。ぜひこの機会に、Tansaマンスリーサポーターへの登録をご検討いただければ嬉しいです。

Story

Tansaとは

探査報道に特化した独立メディア

Tansaは、探査報道を専門とする報道機関です。当局発表を右から左に流す「記者クラブ報道」とは違い、暴露しなければ永遠に伏せられる事実を、独自取材で掘り起こし報じます。従来は「調査報道」と呼ばれてきましたが、単なる調査ではなく、膨大な労力と高度な技術が必要なため「探査報道」という言葉を使っています。問題の構造に切り込み、今被害に遭っている人々の現状を変えることと、未来の被害を防ぐことを目的としています。

GIJN加盟の国際ニューズルーム

世界では今、風穴をあける探査報道に特化した組織が次々生まれています。こうした組織が、従来のマスメディアが見落としがちな問題を取り上げ、粘り強く封じる役割を担っています。私たちも韓国、台湾など東アジアの国々で独立メディアが立ち上がる中、2017年に活動をスタートさせました。記事は英語にも翻訳し、英語版サイトに掲載しています。

Tansaは「探査ジャーナリズム世界ネットワーク」(GIJN)に加盟する、国内で唯一の報道機関です。ネットワークには世界90カ国の244機関が加盟し、ジャーナリスト同士が知識やスキルを共有したり、協力関係を築いたりする場になっています。

企業からの広告料は受け取りません

Tansaは報道機関としての独立性を保つため、スポンサーからの広告料や、読者からの購読料を一切受け取っていません。運営のための資金は、市民からの寄付や、財団・基金からの助成金でまかなっています。これらのサポートは、広告費を受け取らないTansaにとって、活動を続けるための基礎です。市民は寄付でTansaに思いを託し、私たちが市民のための仕事をします。

現在は3人のリポーターと2人のスタッフという小さなチームで、取材や執筆、組織の運営を行なっています。社会に与えるインパクトをより大きなものにするため、Tansaは2030年までに50人体制の組織になることを目指しています。目標を実現するには、1万人の方の毎月の寄付サポートが必要です。 

2023年9月に開かれた探査報道世界ネットワーク(GIJN)の国際大会にて

これまでの報道

Tansaは「風穴をあけるニュース」を届ける報道機関です。光の当たりにくい問題に目を向け、手間ひまをかけた「探査報道」で真実を明らかにします。2017年の創刊以来、数々のスクープを放ち、状況を変えてきました。これまでもさまざまな変化を起こしてきました。その一例を紹介します。

  • シリーズ「買われた記事」
    電通と共同通信が20年前から読者を欺いていた。スポンサーのカネが伴う薬の「宣伝」を「記事」として配信していたことをスクープ。共同通信は、対価を伴う記事の廃止を表明。東京都は製薬会社に改善命令を出し、福岡市は共同通信の記事を載せた地元紙を指導した。

  • シリーズ「検証東大病院 封印した死」
    東京大学病院の医療ミスにより、患者が死亡。当初は「病死」としていたが、Tansaの報道で病院側が「医療事故」であることを認めた。

  • シリーズ「虚構の地方創生」
    私たちの税金が原資の「コロナ地方創生臨時交付金」の無駄遣いを報道。Tansaの記事が国会の予算委員会質疑で引用された。これに対し、岸田首相が「政府による検証が必要」と答弁。

  • シリーズ「公害PFOA」
    エアコンメーカー「ダイキン」による大阪での化学物質(PFAS)汚染を長期にわたって報道。ダイキンの極秘文書の入手や企業幹部への取材により、50年以上にわたる汚染の隠蔽を明らかに。国会や地方議会で取り上げられた。

  • シリーズ「誰が私を拡散したのか」
    児童ポルノや同意のない性的な画像を売買していたアプリの実態を報じ、Googleがアプリを自社サイトから取り下げた。動画を販売する約50人の加害者グループは解散した。

  • シリーズ「石炭火力は止まらない」
    日本と韓国が、安全性の理由から自国では使えない石炭火力発電所をインドネシアに建設。現地では住民が公害に苦しんでいた。Tansaは韓国・インドネシアのメディアと共同で実態を報道。報道を受けて韓国の企業はチレボンでの新たな発電所の建設計画を中止した。

  • シリーズ「製薬マネーと医師」
    製薬会社から医師個人に支払われた謝礼や研究費の金額を検索できるデータベースを特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所と共同製作。2019年、文部科学省が製薬マネーデータベースを使用し、2016年度に2,000万円以上を得た大学教授は7人いたことを発表。国会で取り上げられ、各大学に対して医学部医師の兼業規定や倫理規定の見直しを求める考えを表明した。

シリーズ「双葉病院 置き去り事件」の取材の様子=福島県大熊町にて

その他の報道

  • 国葬文書隠蔽

    岸田文雄首相は世論が二分される中、安倍晋三元首相の国葬を実行した。学者からは憲法違反の指摘も挙がる中、拠り所としたのは「法の番人」内閣法制局のお墨付きだ。ところが官邸側は、Tansaの情報開示請求に対して内閣法制局との協議文書を「廃棄または未作成」と主張し隠蔽した。Tansaは岸田首相に対して、行政不服審査請求を行い協議文書の開示を求めている。

  • シリーズ「双葉病院 置き去り事件」

    2011年3月11日、原発から5キロの病院に多くの寝たきり患者が取り残された。原発が水素爆発してもなお、救助の手は及ばない。すべての救出が完了したのは16日。45人が命を落とした。「戦時下」に匹敵する非常事態の中で何があったのか。検察の調書を調べていくと、自衛隊の致命的なミスをはじめ数々の新事実が明らかになる。

  • シリーズ「消えた核科学者」

    動燃のプルトニウム製造係長、竹村達也氏が1972年に失踪した。その直後、刑事は動燃にきて「北に持って行かれたな」という。竹村の技術は北朝鮮の核兵器開発に利用されたのではないか。日本人拉致の真の目的とは何か。

  • シリーズ「強制不妊

    敗戦後、「日本民族の復興」を掲げた政治家が、不妊手術の強制を合法化した。狙いは障害者の排除。医師、裁判官、NHK幹部ら「エリート」が1万6500人超への手術を推進した。「ナチス化」を危惧する声もかき消される。


Tansaの記事は、こちらのサイトから全て無料でお読みいただけます。https://tansajp.org/


受賞歴

上記のほかにも様々なテーマに関する報道を行なっています。あらゆる機関から、徹底した取材による事実の発掘や社会へのインパクトが評価されています。

  • シリーズ「買われた記事」:日本外国特派員協会(FCCJ)「報道の自由推進賞」

  • シリーズ「強制不妊」:反貧困ネットワーク「貧困ジャーナリズム大賞」

  • データベース「JUDGIT! 」:Linked Open Data チャレンジ Japan 2019 「アプリケーション部門・優秀賞」、一社オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構「最優秀賞」

  • 報道機関「ワセダクロニクル」:ジャーナリズム支援市民基金「第1回ジャーナリズムXアワード大賞」

  • シリーズ「公害 PFOA」:一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ「PEPジャーナリズム大賞&課題発見部門賞」

  • シリーズ「双葉病院 置き去り事件」:SOPA 2022 Awards「The Society of Publishers in Asia Awards 2022」、ジャーナリズム支援市民基金「第3回ジャーナリ ズムXアワード大賞」

  • シリーズ「公害 PFOA」:メディア・アンビシャス「2022年メディア・アンビシャス大賞【活字部門】優秀賞」

大手新聞社が認知症の高齢者などに新聞を押し売りしている実態を、日本外国特派員協会の記者会見で報告

Tansaメンバーからのメッセージ

渡辺周 / 編集長

Tansaを創刊してから丸7年が経とうとしています。この間、編集長として絶対に守ろうと自分に課した方針は、自分たちの足で徹底取材をするということです。世の中の出来事にコメントするだけの記事は簡単だし、量産できます。煽るような強い言葉を見出しにすればPVも稼げるでしょう。でもそれでは、事態は動きません。不公正なことや横暴な振る舞いをしている政府や大企業、犯罪に手を染める組織を相手に闘うには武器が必要です。それが、事実を掘り起こして突きつける探査報道です。探査報道は取材に時間がかかります。記事の数はどうしても少なくなってしまいます。それでも、質を保ちながら1本でも多くの記事を出したいと思っています。記者を雇うためのご支援をぜひよろしくお願いいたします。有望な若手を中心に雇い、将来にわたって日本のジャーナリズムを支える記者になるよう育成します。

辻麻梨子 / リポーター

私たちは膠着した状況に風穴をあけるため、探査報道に特化して活動しています。事実を掴むため、あらゆる手段で取材をするのが探査報道です。しかし徹底的に取材をするには、目的が問われます。それは市民を守ることだと私は考えます。現在デジタル上での性暴力を取材していますが、犯罪の温床であるプラットフォームの責任者たちは被害者に見向きもしません。私たちは市民の代わりに、大きな力に立ち向かいます。ぜひTansaへのご支援をお願いします。

中川七海 / リポーター

Tansaが掲げる「5つの約束」の一つに、「手間ひまかけます」とあります。私はTansaを知った当初、これが不思議でした。報道機関が手間を惜しまないのは当たり前だと思ったからです。ところがTansaの記者になり、Tansaのいう「手間ひま」が生半可なものではないとわかりました。一つのファクトを取るために、現場に何度も足を運びます。原稿のたった1行のために、一つの事象をあらゆる角度から検証します。必要な取材費はケチりません。「事態を変えて、被害者を救いたい」という思いが滲み出る取材手法です。その積み重ねの先に、スクープが生まれることを知りました。探査報道で勝負するには、資金が必要です。どうか、マンスリーサポートでのご支援をお願いします。

佐野誠 / スタッフ

私がTansaに加わった4年前、Tansaは記者の辻と中川に給料を安定的に出すことができず、二人は他の報道機関を掛け持ちしていました。今はその頃から倍に増えたマンスリーサポーターの皆さまのお陰もあって、二人ともTansaの専属として活躍できるようになりました。今度はぜひあなたがマンスリーサポーターとなって、新しい記者を雇用する力になってください。その力はそのまま、社会を変える力、今のTansaの手が及んでいない権力に立ち向かう力になるのです。

髙橋愛満 / スタッフ

私は、子どもに胸をはって手渡せる未来を作りたいと思ってTansaに加わりました。Tansaは、事態が変わるまで報道を続けます。Tansaが記者を増やせるということは、被害に遭っている人々の代弁者が増えるということです。Tansaが徹底した取材で権力と闘うことを可能にしているのは、継続して支えてくださるマンスリーサポーターをはじめ、市民の皆さんの応援があるからです。ぜひあなたも、応援団に加わって一緒に闘ってください。

寄付の使いみち

人件費

もっとも不足しているのが記者や事務スタッフの人件費です。約200人のマンスリーサポートで、記者1人を雇用することができます。メンバーが増えればより多くの記事を発信したり運営体制を強化したりすることにつながります。

取材費

探査報道に欠かせない、取材にかかる経費です。取材現場までの旅費交通費、情報公開請求の費用、書籍・資料の購入などに使用します。

事業費

記事を掲載するウェブサイトの維持費のほか、データベースの製作やシンポジウム開催などに使用します。

その他

事務所で使用する物品の購入や顧問弁護士、税理士などへの業務委託、電話回線やオンラインシステム利用料などに使用します。

シリーズ「ミャンマー見殺し」の取材の様子=東京都千代田区にて

サポーターの声

Tansaに寄せられた、サポーターからの応援メッセージを一部紹介します。

  • 市民のための調査報道を市民が支える仕組みを作るというのは非常に意義深く、挑戦的な取り組みだと思います。応援しています。

  • このようなメディアの登場は日本ではもうあきらめていました。待ち望んでいた人は多いと思います。今は少額ではありますができる範囲で支援させて頂きます。

  • コンテンツをフルオープンにして伝播性を確保した、市民の寄付による調査報道媒体が日本でもスタートしたことを嬉しく思います。

  • 情報はタダじゃない!どうぞ、お身体に気をつけて取材を宜しくお願いいたします。

  • こういう方法が、ジャーナリズムを本当に支えるための唯一の希望の光かもしれません。がんばってください!


*サポーターの皆さまには、Tansaの活動案内パンフレットをお送りしております。

安定した運営には、継続寄付(マンスリーサポート)が必要です。Tansaの活動や記事に共鳴いただける方からのサポートをお待ちしております。


〒1050013

東京都港区浜松町2-2-15浜松町ダイヤビル2階

https://tansajp.org/

Representative:渡辺周

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