Story
◆71歳になり鎌田は80歳までイラクの難民キャンプに。
こんにちは。医師の鎌田實です。
71歳の誕生日を迎えようとしています。
僕の夢は、80歳になっても難民キャンプで子どもたちの診察をすることです。
そのために毎日「鎌田式スクワットとかかと落とし」をしています。
71歳になっても全力投球で生きていこうと思っています。
厚かましくて恐縮ですが、僕の71歳の誕生日祝いに寄付を募っています。
この6月で、僕が代表を務めるイラクの小児がん支援を行うJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)は、15周年を迎えることができました。
皆様のご支援でここまで続けることができて、僕も本当に嬉しいです。
15周年を記念して、バースデードネーション(誕生日募金)のキャンペーンを立ち上げました。誕生日プレゼントとしてご寄付いただけましたら幸いです。
◆小児がん総合支援施設『JIM-NETハウス』がオープンしました!
そして、この記念すべき年に、JIM-NETの長年の夢だった施設が完成しました。イラクのがんの子どもたちが家族と一緒に最大20人泊まれます。
(敷地はイラク・アルビルのナナカリ病院、建物は日本の外務省より支援を受け、お陰様で建設することができました。)
イラクの病院で付き添いで泊まれるのは女性だけです。遠方から来る子どもたちの多くは両親が同伴しますが、父親はロビーや庭で寝泊まりしています。病気の子どもを看病する家族の心身の負担を考え、泊まれる場所を作りたいとずっと考えてきました。
家族の健康も考え、食も大事です。食堂も作りました。食事を提供するスタッフもいます。
その他にも雨天や猛暑でも体を動かせるよう屋内プレイルームを作ったり、勉強できる部屋も作りました。
◆イラクのがんの子どもたちとJIM-NETハウスを応援してください。
小児がんの治療には多くの時間が必要です。
最も多い急性リンパ性白血病(ALL)の場合、化学療法で治癒することが多いですが、約2年半もかかります。(そのうち入院期間は数カ月におよびます。)
急性リンパ性白血病の1日の薬代を計算すると約400円です。病院の診察料や薬代は無料ですが、病院に薬がない場合、家族は自分たちで薬局で買わなくてはいけません。イラク戦争やISの混乱後、まだまだ仕事に就けない人も多く、この金額を負担するのは大変です。
JIM-NETでは安定した薬の供給ができるよう、イラクの5つの病院に小児がんの薬代を送り続けています。
薬代とJIM-NETハウスの運営費に、本当に多くの資金が必要になります。
温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。