今年は、活動をするという意味で節目な年でした。
ずっと、「このために頑張るんだ」と言い聞かせてきた、刑法が改正されたからです。
生きてるうちに…といつぞや言ってたことが実現して、
その足場に立って、やりたいこと、やるべきことを、確実に実践していければと思っています。
LGBTIQA+の性暴力サバイバー支援充実のための、刑法改正後versionのガイドブックを作るためのバースデードネーションに協力お願いします!
Story
性暴力が及ぼす影響、ということを思うと、息がつまる。
これまでいろんな場所で講演とか、さまざまな形でお話させてもらってきたけど、一度として、うまく伝えられた、と思ったことがない。
未だに自分自身の被害を思い出して寝れない夜がある。苦しい、と思う。今日も多くのサバイバーが、寝れない夜を過ごしているだろうと思う。
自らの存在を否定したくなるほどに、受け入れきれない被害というものがある。
うまく伝えられないな、と思う。
それぞれの思いに差異はあるにしても、めちゃくちゃしんどいときに本筋とは関係ないことでつまずくことがある。
社会規範と、現実の差異。
みんなが思い浮かべる性暴力被害者像と違う。それだけの理由で支援を受けられない人たちがいる。
女同士の被害、と分かった途端混乱して差別発言を投げかける「支援者」。
性別が「女性」でないからと唐突に相談を拒否する「支援者」。
男→女じゃないなら、「妊娠の可能性がなくてよかった」と微笑む「支援者」。
つらい。生きるのが難しい。そんな状況を、軽視され続けるのはこりごりだ、と思った。
刑法改正のなかで、日本のレイプの定義に「身体の一部及び器具の挿入」を含めること。これは私たちの活動の核となる目標でした。
今後の課題、と言われ続け、それでも今年、改正が実現されました。
法律が変わって、そうして、次に思うのは、「ルールをみんなに知ってもらわないと」ということです。
法律はルール。でもルールが出来たこと、知ってる人があまりに少ない。
あらゆる性のありようの人たちが性暴力被害にあっています。
誰の被害が重要だとか、そんなことを議論する時代は終わりました。
性への侵害を許さない社会のなかで、侵害があれば誰もが支援を受けられるようにしたい。
せっかく出来たルールを、社会規範を変えるツールにしたい。
つぎの時代に向けて。
今年は資材作成に力をいれたいと思ってます!
刑法改正後、サポートブック、ガイドブックも改定したいです。印刷代や、取材のための交通費等も必要です。
バースデードネーションということで、今年も一年よく生きた!というお祝いにBRJへのご寄付、よろしくお願いいたします。