私は今年9月2日で29歳になります。
現在スタッフをしているQWRCで、活動を継続するために、寄付を集めたいです。
私の誕生祝いとして、寄付を集めて、QWRCに今までお世話になったお礼をしたいと思っています。
Story
私は今年9月2日に29歳を迎えます。16歳の6月にQWRCのイベントに初めて参加し、今年で13年の付き合いになります。
QWRC(くぉーく) は2003年4月にオープンしたLGBTなどの多様な性を生きる人やその周辺にいる人と、女性のためのリソースセンターです。フェミニズムの視点を重視しながら、 多様な性のあり方が当たり前に尊重される社会の実現を目指して活動しています。
16歳の私は「自分はトランスジェンダーかもしれない」と思っていました。高校生だった私は情報収集をする中で、インターネットでQWRCに出会いました。しかし、お金がなくて、当時すんでいた神戸からそのころは中崎町にあった事務所に行くことができなかったです。
16歳の12月私は制服を着る苦痛から高校を中退しました。そしてアルバイトを始めて、そう多くはないですが給料をもらって、「行こう」と踏み出しました。
初めて参加したQWRCのイベントは、LGBTやそうかもしれない若者限定の居場所の「カラフル」でした。同年代で当事者の仲間に出会って、私の世界は広くなりました。
「トランスジェンダー」にもいろいろいて、自分みたいな人もいていいんだ。
そう思えました。
それからQWRCのイベントや別の団体のイベントにたくさん参加して、自分でも地元で交流会を主催するようになって、気がついたらQWRCでもスタッフになっていました。
今、私はQWRCの中で、本部そもそもの運営や、人が集まるコミュニティ事業、LINE相談のシステムと集計、等、様々な業務を担当しています。私の中ではすべて同じ目的です。ただ、「だれも死ななくていい社会になってほしい」ということです。
コミュニティでの出会いは人生を変えることがあると思っています。同じような仲間がいるという事実は当事者の生きる糧になります。実際に参加できない、遠方にすんでいる、勇気が出ない、という人でもLINEのチャットなら相談できていたりします。
私の13年間の活動の中で、顔を知っている人、仲がよかった人で、いなくなってしまった人が複数います。もう二度とメッセージの来ないトークルームを時々思い返します。
QWRCは交流会の事業や電話相談やLINE相談などの相談事業、福祉事業やカウンセリング、事務所での資料の整理、など多様な事業をしていますが、目的は一つです。「多様な性のあり方が当たり前に尊重される社会の実現」です。おそらくスタッフそれぞれに目標がありますが、ゴールは「多様な性のあり方が当たり前に尊重される社会の実現」だと思っています。
私はQWRCで人生が変わりました。かけがえのない友人もできました。人生の目標もできました。高校を中退していて、高い学歴もいらないと思っていた私が今大学に行っています。
しんどい状況の人が相談できる窓口として、仲間を求める人が行ける居場所として、研究するときに資料を求めて行く情報源として、QWRCを維持していきたいと思っています。
QWRCの活動を続ける助けになります。
¥20,000
気持ちを込めたお礼のメールを送ります。
オンラインで1時間程度のセクシュアリティと人権に関する講座を実施します。または長めの文章をかきます。エッセイなど形は相談に乗ります。