『あそこに行けば、絶対に何とかなる』そんな風に思ってもらえる場所が、この日本でたった1つでもあれば・・・そんな代表の川口加奈さんの思いから始まった、認定NPO法人Homedoorが2023年4月25日に団体設立13周年を迎えます。
そこで、認定NPO法人Homedoorの13回目の誕生日を記念してバースデードネーションを企画しました!
『ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造を作る』為に、様々な活動をしているHomedoorの誕生日を一緒にお祝いしませんか?
Story
バースデードネーションのページをご覧いただきありがとうございます!
バースデードネーションとは、誕生日プレゼントの代わりに寄付を集めるキャンペーンのことです。
〇企画に至った経緯
私は認定NPO法人Homedoorでインターン生をしています。『知ったからには知ったなりの責任がある』川口加奈さんのこの思いに心動かされインターンを始めて今月で10か月になります。この度、2023年4月25日がHomedoorの13回目の誕生日であることを知り、いつもお世話になっているHomedoorの誕生日を応援してくださる皆様とお祝いしたいと思い、バースデードネーションを企画しました。
〇認定NPO法人Homedoorとは
代表の川口加奈さんが19歳の時『ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくる』をビジョンに掲げて立ち上げた団体です。『あそこに行けば何とかなる』そんな場所を目指して、ホームレスの方や生活困窮者を対象に18部屋の個室宿泊施設の運営や、就労支援・生活支援を行っています。
〇現場に携わって感じていること
皆様は「ホームレス」や「生活保護」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?高齢男性が公園で寝ている、缶を集めている情景が思い浮かんだり、なんとなく怖く近寄りがたい、仕事もせず国のお金に甘えて生きている人なんだろう、と感じる人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。私もインターン生として関わるまではそんな風に思っていました。
しかし、インターン生として関わってみると、相談者は30代以下が約半分を占めており、生活に困窮する理由や背景には、失業や病気、親の介護の他に、新型コロナウイルスの影響や幼少期の家庭環境など多岐に渡るのだと知りました。自分より若い相談者さんが家族に頼ることが出来ず、生活に困窮しているケースも多数あり、自己責任という言葉では解決が難しい状況であると実感しました。
現在、Homedoorでは18部屋の個室宿泊施設「アンドセンター」の運営や、おいしい食事を生活困窮者の方に提供する「おかえりキッチン」の運営、シェアサイクル「HUBchari」を通じた就労支援、居宅移行支援や、路上生活者の方にお弁当を配りながら安否確認をおこなう「ホムパト」など様々な活動をしています。この活動を通じて生活困窮状態から抜け出している方が沢山いらっしゃいます。
ただし、これだけでは不十分です。相談者さんの多くは社会から孤立しており、すぐに仕事と住まいを確保できる派遣や日雇いの仕事でなんとか生計を立ててきた方です。そんなジレンマから抜け出す為には、中長期的な就労支援とそれを支える宿泊施設の提供、再度生活困窮状態に陥った際に帰って来やすい場所になるような活動を増やしていく必要があると私は感じています。現在Homedoorでは就労支援や宿泊施設の拡充を進めています。また、私を含め、インターン生やボランティアの方々が主体となってイベントの開催などをし、相談者さんとの関係性作りに力を入れています。これらの活動が継続できるのも、そして私がインターン生としてHomedoorで多くの経験ができていることも、ご寄付して下さる皆様のお陰です。
コロナ禍をきっかけとして支援を必要とされている方は増え、相談数も年々増加しています。これからさらにパワーアップしていくHomedoorを応援し、私と共に誕生日をお祝いしてくださると嬉しいです。
また、SNSなどでこのバースデードネーションの活動について発信して頂ければと思います。