3月10日追記【ネクストゴール170万円に挑戦!】キャンペーン最終日まで走り抜きます!
「家族と暮らすことを奪われた子どもたちに「居場所」と「出番」を!」をテーマとしたクラウドファンディングを2月10日から開始し、キャンペーン開始から27日間で116名ものご支援者様のお力で、ファーストゴールの150万円を達成することができました!
初めてのチャレンジに本当に応援していただけるのか大きな不安がありましたが、これだけ多くの方々が、団体の活動や想いに共感してくださったのだと思うと大変心強く、嬉しく思います。
本当に多くの方々の支援、多様な関係機関のつながりのなかで、私たちは子どもの権利擁護の活動を展開できています。心からお礼申し上げます。
また、これからの活動にきちんとみなさまからの熱量や想いを反映していきたいと思っております。ここまでご支援・ご協力いただき、本当にありがとうございます。
まずは150万円という目標を達成したことで、第一歩を踏み出すことができます。そこで残り7日をかけて、当初予定していた金額に加え、追加の寄付をいただくことで、子どもたちのための活動の選択肢を増やすことができます。
居場所をより心地よいものにするために、子どもたちの助けて!に提供できる支援の選択肢の幅を広げるために。
3月15日までに170万円をネクストゴールとして掲げて参りたいと思います!
残りの期間、少しでも多くの方に団体のことについて知っていただき、応援していただけるよう尽力していきたいと思っております。
私たちの活動はnoteにて随時報告させていただきます。(奈良の会noteのページはこちらから→ https://note.com/naranokai)
ぜひ最後まで応援を宜しくお願いいたします!
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私たちは10 年前の2013年4月に奈良で初めての自立援助ホームを開設し、男女あわせて77名の10代後半の子どもたちをあずかってきました。すでに、69名の子どもたちが巣立っています。これまでたくさんの方々に支えられて10年間活動を続けてくることができました。
本当にありがとうございます。
現在、私たちはこれまでの自立援助ホームの活動に加え11年目に向けてのプロジェクトとして、ホームを巣立った子どもたちが、「ただいま」と帰ってこられる「新しい居場所」を作るために、クラウドファンディングに挑戦します。
みなさんの気持ちが集まって様々な形で応援していただくことが、社会を動かす大きな力になります。ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
Story
【ストーリー】
私たちは、自立援助ホーム「あらんの家(男子ホーム)」と「ミモザの家(女子ホーム)」の2つの事業を柱に、様々な理由で家庭に居場所がなくなった、原則として15歳~20歳までの青少年の自立を支援する活動に取り組んでいます。
【私たちの取り組み】
■自立援助ホーム「あらんの家」「ミモザの家」と退居者支援
私たちは10年前の2013年4月に奈良で初めての自立援助ホーム「あらんの家」を開設し、男女あわせて77名の10代後半の子どもたちをあずかってきました。子どもたちの居住期間は数ケ月~1年半と様々です。親の虐待が原因で路上生活をしていた15歳の少年を就労の軌道に乗せ、ホームを出てアパートを借りて自立への道を歩む若者もいれば、スタッフに心を開かず、就職の面接でネガティブな言動を繰り返す子もいます。なかには、いったん高校を中退したものの、公立の通信制高校に編入学する子や、ホームを巣立ち、結婚して子育てをしている子もいます。また、入居に至ることはなかったですが、若年出産の支援も行いました。
そして私たちが最も大切にしていることが「退居者支援」です。この10年間で男女のホームを合わせ、すでに69名の子どもたちがホームから巣立ちました。「ホームを離れて生活する」という次のステップに進んだとき、「困ったときはいつでも相談に来ていいよ!」と、子どもたちの「心の安全基地」になれるよう、転職・進学・恋愛・結婚・子育てなどのライフイベントに伴走した「退居者支援」ができるように努力しています。
【活動を通して見えた課題と、これからの10年】
■退居者をとりまく社会的背景
平時においてすら不安定な生活を強いられている子どもたちは、新型コロナウイルス感染拡大による、政府からの自粛要請などによって、2020年2月末の早い段階から住み込み就労先を追われたり、失業やトラウマによるダメージが再発したりと一気に問題が顕在化しました 。
また長引く新型コロナ感染や急激な物価高が、自立援助ホームを退居した子どもたちの就労・就学など生活全般に大きな影響をおよぼしています。
子どもたちは、暮らしていたまちを離れ、転々とし、野宿する子も増え、もう個人の頑張りでは成り立たない社会になっています。
【ご寄付の使い道】
私たちはこの10年間で両ホーム合わせて、70名近くの退居者支援を行ってきました。そして、2021年度はあらんの家で1384件、ミモザの家で441件の退居者支援をしてきましたが、その活動のほとんど自主財源(寄付金・助成金など)でまかなってきました。
今回のクラウドファンディングで、私たちの活動が多くの方々にご支持いただいているのだということが改めてかたちとなると、それが次の10年の活動の後押しとなります。
いただいた寄付金は、NPO法人 青少年の支える奈良の会の活動のために大切に活用させていただきます。
加えて、現在、私たちは寄付額が税額控除の対象となる認定NPO法人化にむけて準備を始めています。
認定要件である100名の寄付者の皆さまを募り来年度の認定取得を目指しています。
ご協力、ご支援お願いいたします。
【理事長挨拶】
こんにちは!「NPO法人 青少年の自立を支える奈良の会」の理事長の浜田進士と申します。
私たちのページを訪れて下さりありがとうございます。
私は、日本ユニセフ協会のボランティアとして海外の子ども支援活動に携わってきた中で、「路上生活をしている子の、他者を受け入れようとする力、つながろうとする力、はい上がる力をすごいなあ」と実感しました。その中で私は子どもには「チカラ」があると信じています。
このチカラを発揮させるには、①気持ちを聞いてくれる「意味ある他者」との出会い。②いろんな物差しのある居場所。例えば、いつもがんばっているから、「ここではがんばらなくてもいいよ」と言ってもらえる場所。③子どもの権利を支援する仕組み の3つが必要だと思っています。
ホームにやってくる子どもたちは、自分で選ぶことのできなかった厳しい養育環境をやっとの思いでくぐり抜けてきているため、否定的な行動をとる子もいます。これは、大切にされ、ありのままを受け入れてもらった経験が乏しいからではないでしょうか。鍵付きの個室を用意し、3度の食事を用意して、「おかえり!」と迎える、そんなあたり前の日常を繰り返すことで「自分は大切にされている」と実感をえて、生きる力を取り戻していきます。衣食住など「あたり前の生活」や、子どもの気持ちを聴き、自分で選び、自分で決めるという「主体性の保障」の中で、自分の存在を大切に思ってもらうようにしています。
子どもが安心して生活できる環境づくりのため、ひいては、安心して社会に参加できる社会を実現するために邁進します。ご協力をお待ちしております。