今年もコロナ禍で失業されたり、収入が激減された方にとって大変困難な状況となっています。私たちはこうした困難な状況の方の力に少しでもなりたいと考え、年末年始の炊き出しをすることにしました。冬の寒さの中、ほんの一瞬でもホッとしていただく時間が持てることを願っています。この実施にぜひご支援をお願いします。
Story
■実施に至る背景
私たちは、1994年に精神障害を抱える方々の食の支援として月1回の夕食会を始めました。スタート時点では3人の有志でしたが、次第に応援団も利用者も増え、2003年にNPO法人となり、活動も「介護事業」「地域福祉事業」「相談援助事業」を3本柱として、地域の様々な課題に取り組んでいます。
会の発足以来、障害を抱える方々、高齢の方々、独居の方々、引きこもりがちな方々等に対し「食」の支援を続けています。食べることは命をつなぐこと。社会との関わりが少ない方々が、「食」を通して仲間づくりができたり、ホッとできる場所があったりすることで、元気になれるといいとの願いで続けています。
今年も、コロナの影響で失業したり収入が激減して食べるのにも困っている人がいます。私たちに何かできることはないか、との思いで、年末年始の炊き出しに挑戦することにしました。
世田谷区の社会福祉協議会の窓口に相談に来た方は、住宅関連での相談が約7,000人、生活資金の相談に来た方が約9,000人いるそうです(昨年)。今回のプロジェクトに直結するわけではないのですが、世田谷でも非常に多くの方々大変な状況にあるということがおわかりになるかと思います。
■このプロジェクトで実現したいこと
コロナ禍で困難な状況にある方に炊き出しを実施します。
私たちは、コロナによる失業等、無事に年を越せるか不安を抱えている人が大勢いることを知り、この寒さの中、今日一日をどう生きるか希望の持てない人を放っておけないと考え、せめて1日1食でも、あったかいごはんを食べて元気になってもらいたいと考えました。
■プロジェクト概要
【日時】
2022年12月29日(木)~2023年1月3日(火)
毎日12時00分~開始、なくなり次第終了
※一日30食を無料提供(毎日来てもOK)
※コロナの感染防止のため、店内での食事ではなくお持ち帰りとします。
【場所】
地域サロン「オアシス」(世田谷区駒沢2-21-7)
https://goo.gl/maps/pmZuJ91bshXbmEXv8
※場所の説明については最後をご参照ください。
■資金の使い道
いただいたご寄付は、システム利用にかかる手数料を除き、全額、炊き出しのための食材費および炊き出しに必要な運営費として使わせていただきます。
目標金額より多くのご寄付をいただいた場合は、1月4日以降、必要な方に1日先着5食まで無料で食事提供を続けます。資金がなくなり次第終了しますが、今後も継続支援が必要と思われる方には何らかの形で繋がっていく方法を考えます。
■応援メッセージ
H.Y.さん(深沢在住80代女性、ウェーブボランティア歴20年)
年末の忙しい中、社会のためにありがとうございます。カンパで応援します。
I.H.さん(桜新町在住50代女性、昨年からのボランティア兼利用者)
一緒に手伝います!頑張りましょう!
井上文さん(NPO法人SAHS代表理事)
設立当初から一貫して、生きづらさを抱えた様々な方がたへ、いつもぶれずに地域に密着した活動を継続していらっしゃるコミュニティ・ネットワークウェーブにあなたのご支援をよろしくお願いいたします。
鈴木佑輔さん(みんボラ世田谷)
コミュニティネットワークウェーブ、一宮さんは、長年、地域の人を家族のように関わりサポートしてきた方々です。今回のこの炊き出しも、きっと自然体で行うんでしょうが、厳しい時に行動をできる姿勢に、感銘を受けつつ、できることで力になりたいと思います。
■本プロジェクト責任者・一宮蓉子よりメッセージ
「昨年に引き続き今年もがんばります。とにかく今の社会状況を知らん顔している訳にはいきません。私達に出来る事で、今困っている方の力になりたいとの熱い思いを形にしたいです。
「いつやるの?」 「今でしょ!」頑張ります!応援よろしくお願いします!」
■実施主体
NPO法人コミュニティ・ネットワーク・ウェーブ
http://www.ngo-npo.org/wave/index.html
私たち、25年にわたり地域福祉に関わってきた経験から、今回炊き出しに来て下さった方々に対し、必要があれば継続的にかかわりを持ち、様々な支援につなげることができます。ウェーブは「地域に根ざした活動」を続けており、様々なネットワークもあります。ウェーブの活動・プログラムに参加してもらうことも可能です。
地域サロン「オアシス」
https://goo.gl/maps/pmZuJ91bshXbmEXv8
「オアシス」は、地域の方々が気軽に立ち寄ってお茶を飲んだりプログラムに参加できる居場所として、2020年8月にスタートしました。元お寿司屋さんで、店主の死亡により空店舗となり、ご家族が「地域のために役立てたい」と希望され、ウェーブに運営を委託されました。
店内はカウンターがあり、お寿司屋さんそのもの。コロナの中でのスタートで大勢の方には来ていただけない状況ですが、「カレーの日」「お寿司の日」「お楽しみ定食の日」など、日曜を除く毎日500円で食事ができます。「地域サロン」「刺し子サロン」「編み物・書道」などのプログラムも始めました。
これまでウェーブの活動に参加する方はどちらかというと高齢の方が多かったのですが、「オアシス」ができて、若い「孤食」の人達も来ることが増えました。