子どもたちがのびのび育てるまちを一緒につくろう!【NPO法人たねの会設立6周年バースデードネーション】

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NPO たねの会

NPO法人たねの会

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    Finished

  • Starting on

    Nov. 3, 2022

  • Finished on

    Dec. 24, 2022

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たねの会は法人化してから今年で6周年、来年は任意団体設立から20周年を迎えます。これまでの活動への思いを副代表・やすだがふりかえります。

さらなる活動の展開のために、より多くのみなさんのお力を貸してください!

Story

2才だった長男を公園で遊ばせているときに感じていた違和感…それが私が冒険遊び場づくりに飛び込んでいった、そしてわが子たちが成長した今でも続けている原動力となっています。

 みなさん、こんにちは!NPO法人たねの会副代表・事務局のやすだあづさです。

 私たちたねの会は10月24日、法人設立から6周年を迎えました。来年は任意団体(法人格のない団体)設立から20周年を迎えます。今後もさらに発展した活動をみなさんとご一緒に行っていけるようお力を貸していただきたく、設立記念日に合わせたバースデードネーションを企画させていただきました。(準備間に合わず遅れてしまいましたが(^^ゞ)

 私が冒険遊び場(プレイパーク)のことをはじめて知ったのは長男(現22歳)が2歳の頃でした。それは近所の公民館で行っていたお母さんたちの学習会の中でデンマークに留学した女性の手記を読んだ時でした。その中で紹介されていたデンマーク発祥の冒険遊び場の描写にまさしく雷に打たれたように「これだ!こういう場所を作りたい!」と思ったのでした。細かいところまでは思い出せないのですが、秘密基地づくりなど子どもたちが主体となって、自分のやりたいことをやれる場所であることにものすごく引き付けられたのだと思います。

 当時、公園遊びの中で出会う風景――滑り台で「ちゃんと順番に並ぼうね」、「下からのぼらないよ(逆走しないよ)、階段からあがろうねぇ」――砂場で「一緒にあそぼ、って言おうね」「それは○○ちゃんのじゃないでしょ」などのお母さんたちの声掛けになんだかわからないけどモヤモヤしていたあの頃。まるで親子が二人羽織している感じ…。

その時から感じていたのは、子どもたちが思いのままのびのびと遊ぶことのできない不自由さへの違和感とともにお母さんたちが「そうしなければならない」と思いこまされているのでは??という激しいモヤモヤでした。

テレビでは早期の幼児教育を勧めるCMが流れ、送られてくる幼児教育の勧誘資料には子どもをキチンとさせることがお母さんの役目であると、やさしく、かわいらしいタッチではあるけれどもほとんど強迫観念のように語られていました。

 お母さんも子どもも自由じゃない、こんなのはおかしい。                  そんなことを漠然と考えていた時に「冒険遊び場」の存在を知ったのでした。         冒険遊び場のことを知っていくと、そこはただ単に子どもが自由に遊べる場所ではないということーというか、むしろ「ただ単に子どもが自由に遊べる場所」をつくるためのいろいろな工夫や要素が詰まっていることがわかりました。

例えば、冒険遊び場づくりは市民が自らの手で行う市民活動であるということ。近年、子どもたちの遊べる場がどんどん失われている背景、公園に禁止事項がたくさんある背景はなんなのか…。何か問題が起きたときー声がうるさい、遊び方が危ない、などの気になることがあった時、直接当事者同士で声をかけ、話し合うことをきらい、一足飛びに公園管理者や行政に苦情という形で声を届けてしまうことが大きな要因となっています。                                  市民は公園管理者や行政にとってはいわば「お客さん」のような存在であり、サービスの受け手なので苦情を言いやすいのです。そして、言われてしまった管理者や行政としては何もしない訳にもいかず、どんどん禁止事項を増やすことになり、公園はどんどんつまらない場になってしまう…という悪循環に陥ってしまいます。                               市民活動としての「冒険遊び場づくり」はそういった状況を変えるための一つの手段です。同じ市民同士として、何か気になることがあったら直接話し合えるフラットな関係を築くことを目指して、事前にまた活動の中で遊びに来る方にも、近隣の方々にも趣旨をご説明し理解を求めたり、要望に応えたりをしています。そんなちょっと面倒くさいけど人と人が同じ地域で暮らしていく中で必要なことを行っていくこと、それは遊び場をつくる、ということだけではなく、地域を、社会を自分たちで気持ちよいものにしていくために必要なことなのだと思います。

 他にも、こういう場があることで学校や家庭以外の居場所ができたり、いろいろな年齢層の子どもや大人が交流する場になります。また、子どもたちがさまざまなことに挑戦し楽しく遊ぶ中ではちょっとしたケガは避けられませんが、そうした挑戦できる余地は残しつつ子どもたちが気づけないような大きな危険は取り除くようプレイワーカーが環境を整える…などなど、冒険遊び場づくりには今の社会の問題点や子どもたちの置かれた環境を改善するためのたくさんの大切な要素がギュッと詰まっています。

 子どもたちが思いのままに遊ぶ姿をよく見ていると、子どもは子どもなりに感じ、考え、育っていくことができるのだということがわかります。「幼いころから子どもをキチンとさせること」、「親が、大人が導いてあげること」こそが大事なんだという思いこみにしばられる必要はないんだ、子どもたちの自ら育つ力をもっと信じていいんだと大人たちの心も軽くなっていきます。 「ここで遊ばせているとラクです」とこれまでたくさんのお母さんたちに言われてきました。私は冒険遊び場がラクな場になることだけではなく、その空気感を味わった人たちが自分たちの場所――家庭やよく遊ぶ近くの公園にその空気を持ち帰ってくれるといいな、と願い活動しています。

 ただのお母さんである私たちが始めたたねの会がさいたま市からの委託を受け、常設の冒険遊び場を運営できるようにまでなりました。ここまで来るまでには本当にたくさんの人たちの支えがありました。ずっと一緒に活動を続けている人、ある一時期を一緒に活動してきた人、陰ながらずっと支えてくださっている会員さんも何人もいらっしゃいます。その時々に担当してくださった行政や公園管理者のみなさんの協力のおかげでもあります。                            私は冒険遊び場づくりの活動を通して、本当にたくさんの素敵な人達と出会いました。

 でも、冒険遊び場づくりはあくまでも一つの手段です。                   私たちたねの会はこれからもあちこちに遊びのたねをまくことでそれぞれの子どもや大人にとって居心地の良い、生き生きと暮らせる社会を作っていきたいと思っています。どうか、私たちの活動を応援してください、ご一緒に活動していってください。いただきました寄付金は事業継続のために大切に使わせていただきます。来年は20周年になります。何か記念になるような事業を行いたいと計画中です。                                           あわせて、会員となって継続的に会を支えていただけると本当に心強いです。資金面だけでなく、たくさんの人が賛同し集まっているということ、数の力を示せることは重要です。ぜひ入会もご検討ください!

NPO

たねの会

http://tanenokai.org
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