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11月7日 呉地正行さん ラムサール賞・ワイズユース(湿地の賢明な利用)部門を受賞

2022/11/8 15:19

11月7日 呉地正行さん ラムサール賞・ワイズユース(湿地の賢明な利用)部門を受賞 Main Visual

                        (報告:安部真理子さん)

ラムネットJの呉地正行氏(NPO 法人ラムサール・ネットワーク日本理事/日本雁がんを保護する会会長)がラムサール賞・ワイズユース(湿地の賢明な利用)部門を受賞し、11 月 7日の夕方に授賞式が行われました! 日本人のラムサール賞受賞は 3 人目、ワイズユース(湿地の賢明な利用)部門では初の受賞となります。

「ラムサール賞」は、長年にわたり湿地の保全と持続可能な利用に多大な貢献をされた個人や団体を讃える賞として、1996 年にラムサール条約締約国会議において創設されたものです。

「ワイズユース(湿地の賢明な利用)部門」、「ウェットランド・イノベーション(湿地イノベーション)部門」及び「ヤング・ウェットランド・チャンピオン(若者の湿地チャンピオン)部門」の3つの部門があり、今回は呉地氏の功績 「水田の生物多様性の向上、渡り鳥の生息地としての質の向上を目指す活動、湿地を生息地とする鳥類の保全活動」などが評価されました。


絶滅寸前だったシジュウカラガンの保護活動に取り組み、ラムサール条約湿地である蕪栗沼・周辺水田で、冬場も水田に水を張る「ふゆみずたんぼ」という伝統農法を用い、シジュウカラガンの生息地を提供してきた功績が評価されました。同賞の3つの部門のうち「ワイズユース(湿地の賢明な利用)賞」の受賞は日本人として初めてです。

この日の受賞スピーチで呉地さんは「半世紀に及ぶ湿地保全の努力は容易ではなかったが、夢を分かち合ったさまざまなグループの同僚たちと乗り越えてきた」と語っています。

今回、呉地さんと一緒に「ヤング・ウェットランド・チャンピオン(若者の湿地チャンピオン)部門」にはマングローブ林などでクリーンアップ活動を進めるフェルナンダ・サミュエルさん、「ウェットランド・イノベーション(湿地イノベーション)部門」では車いすの方も湿地観察ができるよう遊歩道を作ったカーラ・キシメラさんとギラルド・マルカさん、それから湿地保全に特別に貢献してきた人に贈られるメリット賞にジェローム・ビグノンさんが受賞されました。


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