「アルテピアッツァ美唄」に開設されていた市立栄幼稚園は、2020年3月、閉園されましたが、かつてこの空間に「比類なき力」を与えていた「幼児教育機能」を多様な形で再生していくため、「アルテの丘こだま基金」を創設します。アルテの丘に“希望の風景”を再び”…。その実りのために、「基金」への皆さんのお力添え、ご支援を心からお願いいたします。
●基金募集期間(第1期)2022年9月1日~2023年3月末日
●基金の活用:「子どもたちの歓声」や「多様な幼児教育機能の再生」に視点を置き、美唄の全ての人たちの誇りとなる場の実現に向けて活用していきます。
Story
芸術文化交流施設「アルテピアッツァ美唄」は、1992年にスタート以来、30年にわたる時を重ねてきました。
かつてこの地は、繁栄をきわめた石炭産業を支えた人たちの暮らしの場でした。その炭住街に1968年移設開園された“市立栄幼稚園”は、2020年3月に閉園されるまで、65年にわたりその役割を果たしてきました。
地域の歴史や風土と彫刻が美しく混じり合った空間に、生命を育む場として在り続けた幼稚園、そしてそこに集う子どもたちの 存在は、この空間の未来を予感させる“希望の風景”なのでした。
広大な空間を友としてその笑顔から発せられる歓声が、このアルテの丘にこだまする時、この場の持つ価値は一層際ち、この空間に比類なき力を与えてくれていたのです。
芸術の持つ力はもとより、繁栄と衰退の歴史を染み込ませてきた土地の記憶、時代に翻弄された人々の歓びや哀しみの集積、「アルテ」を居場所とする子どもたちの日常の風景として存在していた空間、それらが相まって“場のエネルギー”となり、人々の心を打つ「アルテピアッツァ美唄」。
この類い稀な価値を秘める「場」は、地域としてのアイデンティティを内外に発信していく上で唯一無二とも言える素材。その 素材を美唄の誇りにまで高め、社会的役割を担うフィールドとして内外に発信していくために、かつてこの空間に比類なき魅力 を与えてきた「幼児教育機能」を多様な形で再生し、多くの人々にこよなく愛される場として次代に繋いでいく…。
そう願いながら、「アルテピアッツァ美唄・30年」を機「子どもたちの歓声を美唄の力に」の旗を高く掲げ、そのための「基金」を創設いたします。 アルテの丘に、子どもたちの歓声がこだまする “希望の風景を再び”…。 その実りのために、皆さんのお力添え、ご支援を心からお願いいたします。
認定NPO法人アルテピアッツァびばい 理事長 磯田憲一