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おなか一杯の環境づくりから更に一歩進んだ支援をしていきたい

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Voluntary Association フードバンクみやざき

おなか一杯の環境づくりから更に一歩進んだ支援をしていきたい Image

長友宮子

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毎年7月~8月にかけて行っています、マンスリーキャンペーンも今年で3年目になります。

このキャンペーンは、これまでの1年間の私たちの行ってきた活動報告とともに、新しくチャレンジする支援や活動を知ってもらいながらサポーターを募ることを目的に定期的に行っています。

子ども食堂、こども宅食の活動から約6年が経過し、活動の幅も広がってきました。

様々な家庭と知り合う事で、今抱えている困りごとを解決するために、色々な支援が必要だと感じています。

この1年もたくさんの方に食材をお渡しすることができました。

また、食材を保管したり困窮家庭と繋がるための借家をお借りすることができました。

これは、マンスリーキャンペーンのサポーター様達による寄付を活用して運営させていただいています。

お陰でこの1年間に、800世帯(延べ)を超える家庭へ食事を届けることができました。

本当にありがとうございます。

さて、今回チャレンジするプロジェクトは、

「子どもたちの居場所を作りたい。ひとり親や困窮している家庭が少しでも元気になるカフェを作りたい」

です。

まだ試行錯誤の段階なのですが、現在、借りた家のスペースを活用し、毎週火曜と木曜日の夜に夜の子ども食堂を開き、食事を提供したりお弁当を作ってお渡ししています。

子どもたちは、食事は全て無料にしています。最近は10食~15食が直ぐになくなるくらい人気です。

また、貸家のスペースでは頂いた食材や日用品を並べ、月1回取りに来てもらったり、移動が難しい人にはこちらからお届けをしたりしています。

お弁当を渡しながら、今のお仕事の話を聞いたり子どもたちの成長を聞いたりするなど、ゆっくりですが色々な家庭と関わってきました。

今気になっているのが、支援をなかなか受けることができない子どもたちの事です。

親自身がSOSを出せる家庭は繋がることができるのですが、親が支援を拒否していたりSOSを出すのが苦手だったりした場合、子どもたちの声に気づかれる機会がなく、大変な状況の中で生活をしています。

実際、犯罪に手を染めているという家庭への支援もありました。

おばあちゃんが育てている家庭もありました。

親が入退院を繰り返している家もありました。

親ではなく民生委員やソーシャルワーカーさんといった第3者がつなげてくれる家庭の場合、既に大変な状況である場合が多く、「早く支援を知っていたら良かった」という声もたくさんもらいます。

もし、子どもたちが自分たちの意思でこれたら、もっと早く支援ができたのになあと思う事もよくあります。

だから、子どもたちが自分たちで来れる「居場所」を作りたいと思っています。

これから約1か月間の期間をかけて、これまでの活動をお伝えしながらこれからの活動の支援にご協力していただくきっかけを作ることができればと思っています。

そして、次の支援(子供たちのの居場所)の準備資金をお願いできたらと思っています。

寄付やシェアのご協力をお願いいたします!

Story

子ども食堂をスタートして6年、こども宅食をスタートして2年が経ちました。

活動を続ければ続けるほど利用する人たちの数は増加し続けています。そして、私たちは食支援をするために様々な方へご協力のお願いをしながら、食支援の活動ができています。

1.子ども食堂 

毎月1回、地域の子供たちと交流を目的に子ども食堂をしています。地域の子供やPTAのお母さん、近所のおばさんやおじさん達が子供たちと一緒にご飯づくりをしたりイベントをしたりしています。

2.こども宅食

毎月1回、約1週間かけてひとり親家庭や困窮家庭へ食材を提供しています。
この活動を通して、様々な家庭と繋がることができました。現在約80世帯、200名の家庭へ食材を提供しています。

3.夜の子ども食堂、土曜朝ごはん

こども宅食を始めてみると、色々な困りごとを抱えている家庭の存在に気づき始めます。

今、一番気になっているのが、声を上げることのできない子どもたちの事です。

親が自ら希望している家庭であれば、サポートがしやすくなりますが、実際は支援を拒否する家庭もいます。そういう場合は主任児童委員やスクールソーシャルワーカーから相談をもらうこともあります。

子どもがご飯を食べれていなかったり、親がダブルワークで忙しく子どもたちとの時間が過ごせていなかったりする家庭も多いことを知り、子どもたちが自分たちの意思で来れる場所が作りたいと思い、今年(令和4年)の4月より「夜の子ども食堂、土曜朝ごはん」をスタートさせました。

4.フードバンクみやざき

子ども食堂やこども宅食などの支援をしている人は、自分たちで食材調達をしながら支援活動をしている方も多くいます。支援をしながら食材を調達するのはとても大変な事です。食材調達に時間と労力が取られてしまい十分な支援ができなくなるといった課題も出ていたことから、私たちは県内の支援者達が食材調達に悩むことなく支援に力を注げるように、令和2年、フードバンクを立ち上げました。 

そして、支援の範囲は県内の生活困窮者、困窮支援団体、そしてひとり親家庭と広がり始め、それぞれの抱える悩みや課題も違う事が浮き彫りとなってきました。

 〇更に見えてきた「課題」に取り組むということ

 

当団体ではフードバンクと困窮支援を中心に活動を行ってきましたが、ひとことで「困窮者」「ひとり親」と言っても、その背景や今の困りごとは一人一人違います。

犯罪に手を染めている人にも出会いました。まだ青少年の時期から警察に関わっている子どもたちも実際にいました。これは食支援を行っていたからこそ気付けたケースです。私たちは、その困っている事さえ気付かないままに、過ごしています。

 最近では食支援を入口支援として、親と交流をする機会を増やしているのですが、その中で想像以上のひとり親が声を上げることができずに苦労しているのかを知ることが増えてきました。

これまで出会ってきた家庭から聞こえてきた声を一部ご紹介してみたいと思います。

〇これまでの活動の中で寄せられた声

食支援を受けようと訪れた親の横で、子どもたちは無邪気に遊んだりしているのですが、その中には「おいしい!」と目を輝かせてご飯をほおばる子たちもたくさんいます。

また、常備している日用品や洋服、食品を見て「あれも欲しい、これも欲しい」とたくさん持って帰る子どももいます。

普段、欲しいものを我慢している子どもたちが想像以上に多い事に気づく瞬間でもあります。

 〇年間800世帯、約2000名以上の支援を通して見えてきた課題

 

私たちは、この3年間の間に延べ2000世帯を超える世帯へ食支援を続けてきました。

特にこの1年間は既に80世帯を超える利用者がいて、200名を超える子どもたちや困窮者へ支援を行っています。

「宮崎市子どもの生活実態状況調査(平成29年度)」によると、約5000世帯がひとり親であり、その中の40%が相対的貧困(平均年収の2分の1)世帯であるとの調査結果が出てきます。

 

以上のことからも、宮崎市内には支援を必要としている人たちが、2000世帯はいるが実際にサポートできているのはわずか10分の1にも満たないのです。

 実際、新規の申し込みは連日来ていてまだまだ支援を必要とする人が多い事を肌で感じています。

〇食支援をしていると見えてくる家庭の困りごとがある

こども宅食(アウトリーチ)をしていると、色々な家庭と繋がっていきます。一部ですが出会った家庭の話を書いてみます。

 

色々な家庭と出会えば出会うほど、見えてくる困り事は多くすべてを直ぐに解決する事はできないなあと途方に暮れることが増えてきました。

 色々な方と繋がりながら支援をしていきたいと思い、県内本当に色々な方と繋がってきました。しかし、いつも直面する課題は「支援自体が、まだこの宮崎市内・宮崎県内にない」という事だったりします。

 なければ作ればいいと思ってきたのですが、この数年は毎年このような新しい支援を生み出していて、次第に人材や資金の確保も難しくなってきました。

やってもやっても解決されないような感覚と戦いながら、でも、困りごとを解決するならばもっとスピードを上げて支援を作っていきたい。

今取り組みたい課題があっても、直ぐに動き出せるだけの資金がなくて諦めてしまう事が時々あります。自分一人でできる支援であればボランティアでやることはできますが、支援の内容が複雑になってくると、どうしても専門的な知識のある人なども必要になってきます。そういう場合に直ぐに動けるためにも運営に悩まないくらいの資金は確保したいと思っています。

やりたくても、なかなかまだ取り掛かれていないことを書いてみます。

まだまだ、やりたいことがたくさんです。

【今回のキャンペーンで実現したいこと】

「子供たちが安心して通える居場所をしっかりと作りたい」

 

やはり、子どもたちの為の居場所を一番先に作りたいです。

すぐに子供たちが安心して通える場を作りながら、必要な支援を一つづつ作っていきたいと思っています。

子どもたちが安心して過ごせる場所があると、子どもたちは少しずつ元気になっていきます。「ここに来てもいいんだよ」という居場所をちゃんと作りたい。

子ども食堂やこども宅食等のすぐに対応できる支援をしながら、目の当たりにしているのが「子どもたち」の事です。

親が信号を出せる家庭であれば、次の支援ができるのですが、実は親自身が支援を嫌がり子どもたちへ支援が行き届かないことも時々あるのです。

 そこで、私たちは今年の4月から地域の家主さんのご厚意により一軒家をお借りし子どもたちの居場所づくりを始めました。これまで頂いていた寄付金や助成金を活用しながら運営をしているのですが、家賃や水道光熱費が多くかかり既に寄付金だけでは間に合わなくなり始めてきました。

こどもたちが安心して通える場所にするためには、子どもたちや困窮に理解のあるスタッフの確保や、家の中のレイアウト等必要なものが多くあります。

しかし、年間に必要な額を確保することは難しく、自分で資金を出したり、助成金をもらいながら運営するしかありません。助成金や補助金はその期間を終えるとお金が無くなってしまうので継続性のある事業ができないことが多いのですが、正に私達も今その時期に来ており、今後はどうやって運営していけばいいかと悩んでいます。

 こういった運営が助成金に頼ることなく運営できるだけでの資金確保をしていきたいと思います。

 現在、私達の団体では備品を買うお金がないので、色々な方に頂いたりしながら少しずつ形を作っています。

お風呂場だったところは、既にいただいた洋服で埋もれています。できたら棚を作りたいです。

〇実際にお金に困っていないのか。何も困っていないのか。

支援をしていると「いい服を着ていい車に乗っているのに、本当に困っているのか」という声を頂くことがあります。食支援をしている家庭で困っていない人もいるのか。

これまで食材をお渡ししていた家庭は、やはり何かしらの理由で困っていることが多いのです。

食支援をしてみると、普段から頼ることができずに頑張っている人が多いことが分かりました。そういう家庭はなかなか支援への相談ができずに一人で頑張る傾向があります。ですので、食事を渡しながら寄り添う活動ができたらと思い、今の活動を続けています。

宮崎市内に住む子供たちが皆、月1回でもいいからおなかがいっぱいに満たされる環境にしようと思うと、目標は2000世帯以上の食材を届けていくことを実現していきたいです。

そのためには、私達の団体だけでは当然限界があります。多くの方が食支援を通してサポートできるようにしたい。そのためにフードバンクみやざきを作っています。食支援をする人たちが食材の確保に悩まず活動をすることで、支援活動ができる人を増やしていきたいと思っています。

〇寄付について

私達の活動は、収益の出るものではありません。食事についての材料費は頂いたお野菜や寄付金がメインになります。また、食べ物というのは衛生の問題も常に隣りあわせです。私たちは頂いた食材が消費期限切れしていないかのチェックを毎回行います。食材を頂いた時と、頂いた食材をお渡しするときにチェックをしますので、その作業はとても膨大です。

また、冷蔵・冷凍品を頂いた時には冷凍庫・冷蔵庫に保管となりますが備品も必要になりますし、その機材を置く場所も必要になります。

そして維持をするための倉庫や水道光熱費等、毎月かかる経費は想像以上に多いです。

フードバンクをやる人が少ないのはこういった経費確保の課題があるからです。

また、私たちの活動はフードバンク活動だけでなく困窮支援、子どもたちの貧困対策、ひとり親支援も行っていますので、困りごとに対応するためには今直ぐに必要な支援を作っていくという団体です。

実際に、この3年間はコロナの影響で想像以上に困窮家庭が増えてきており、新たな支援や事業の立ち上げを急いで立ち上げる必要もありました。

やりたいことも多いのですが、実際に早急にやらねばならない事業も多く、そういったものはどうしても自主的な資金から捻出せざるを得ない状況もあるのが現状です。

継続的に寄付をお願いする事により、事業の継続化を図るとともに、寄付を通して宮崎県内の子ども達を皆で支え合える機運を高めてまいりたいと思います。みやざきの子どもたちのために何卒ご協力よろしくお願いいたします。

〒8800875

宮崎県宮崎市曽師町111番地3

0985249579

Representative:長友宮子

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